エスコフィエの古典料理書は、ソース・ビガラードで使う焦がし砂糖を「カラメル状(caramélisé)」とのみ記し、色調までは明記していない。一方、英語版Wikipediaが言及する範囲では、後年の古典料理書には「caramel blond(ブロンド色のカラメル)」という、明るい段階を指すとみられる表現が見られるという。深く焦がした暗色のカラメルではなく、この浅い段階が繰り返し選ばれてきたことは、苦味を避けて酸味・甘みのバランスを保つための経験則なのだろうか、それとも色味や粘度、あるいは他の理由によるものなのだろうか?
由来: 編集部が立てた問い
注記: ガストリックの原典照合(エスコフィエ)と、英語版Wikipediaが引用する後続の古典料理書の用語傾向を突き合わせて編集部が抽出した構造仮説。後続の古典料理書の原文そのものは今回の調査では直接照合していない。
仮説は事実主張ではありません。面白さを探索の入口として保存し、これから資料・聞き書き・観察で確かめます。