ジャガイモ
食材 / ingredient-potato
potato / Solanum tuberosum
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赤紫色の表皮を持つジャガイモ塊茎のクローズアップ。芽(眼)から白い芽が伸び始めている。
写っているもの: Solanum tuberosum部位・状態: 塊茎(表皮、芽・眼を含む)
写真: Ayotte, Gilles, 1948-/ CC BY-SA 4.0/ 原画像/ 台帳の原画像
写真の範囲と来歴
被写体の確認: 原典の記載による同定。仏語説明「Tubercule et bourgeon de pomme de terre(塊茎と芽)」。品種名の記載はなし。 画像を開き、赤紫色の塊茎表面と、中央の芽から発芽した小さな新芽を確認した。
掲載画像: Wikimedia Commons の原本と同寸。切り抜き・色調変更なし。 表示用には幅1200px上限のWebPを配信し、台帳の原画像は上のリンクから確認できます。
苦味を読む
ジャガイモの塊茎に含まれるステロイドグリコアルカロイド(SGA)の量は、品種や系統によって大きく異なる。13クローンを対象にした官能パネル評価では、含量が塊茎100gあたり14mgを超えた7クローンが苦いと評定され、含量と苦味評定の相関は高度に有意(r=0.93)だったと報告される。この知見は抄録段階での確認にとどまる。同じ調査では、総フェノール含量は苦味や焼け付くような感覚との関係を示さなかったとも記されており、苦味の主因がフェノールよりもグリコアルカロイドの側にあることをうかがわせる。
この苦味に関わる成分の量を左右する仕組みの一端として、GAME4という遺伝子が関わっている。GAME4をサイレンシング(機能を抑制)すると、葉と塊茎のSGA含量が最大74倍まで減少しうるとレビューは報告する。ただしこのレビュー自体は、苦味の官能評価とSGA含量の相関を直接論じたものではない。含量と苦味評定の相関は前段落で触れた別の研究で個別に確認されており、両者を重ね合わせることで、育種にまつわる遺伝的な仕組みがSGA含量を、ひいては苦味を左右しうる経路の一端が見えてくる。
SGA含量が高い品種は、実際に市場から姿を消した例もある。米国で栽培された'Lenape'、スウェーデンで栽培された'Magnum Bonum'は、いずれも塊茎のSGA含量の高さを理由に、一度は広く栽培されたのち撤去されたとレビューは記す。ただし具体的な含量の数値や撤去の年は、このレビュー本文には示されていない。品種選抜という育種の観点が、苦味に関わる成分の多寡を大きく左右してきたことをうかがわせる歴史的な一例である。
この説明の根拠
Effect of Glycoalkaloids and Phenolics on Potato Flavor
この本文で確認した範囲: 抄録段階の確認である旨を明示して使用
Potato steroidal glycoalkaloids: properties, biosynthesis, regulation and genetic manipulation
この本文で確認した範囲: 苦味官能との直接相関が無い点を明示/撤去理由のみ記録し数値は含めず
別名: Solanum tuberosum(la)
構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます
感覚(1)
範囲: Solanum tuberosum 13クローン
注記: フレーバープロファイル法による官能パネル評価。総フェノール含量は苦味・焼け付くような感覚と有意な関係を示さなかったと記される。
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ingredient-potato —has_bitterness_correlated_with→ "塊茎の総グリコアルカロイド含量。13クローン中、含量が14 mg/100gを超えた7クローンが官能パネルにより苦いと評定され、含量と苦味評定の相関は高度に有意であった(r=0.93)。"機構・受容体(1)
範囲: Solanum tuberosum
データを表示
ingredient-potato —has_debittering_most_likely_due_to→ "GAME4遺伝子のサイレンシングによる、葉・塊茎でのステロイドグリコアルカロイド(SGA)含量の最大74倍の低減。"文化(1)
範囲: Solanum tuberosum 品種史
注記: 出典レビューは撤去の事実のみを記し、具体的な含量数値・撤去年は挙げていない。数値付きの一次資料(Zitnak & Johnston 1970等)はCrossref上で書誌のみ確認し、抄録本文を読了できなかったため未収載。
データを表示
ingredient-potato —has_history→ "米国の'Lenape'とスウェーデンの'Magnum Bonum'は、いずれも塊茎のステロイドグリコアルカロイド含量の高さを理由に、一度は広く栽培された後、市場から撤去された。"