キャッサバ粉(ファリーニャ)の製造
加工・条件 / process-cassava-flour-processing
Cassava flour (farinha) processing
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ブラジル・パラ州オビドスの農産加工プロジェクトで、tipiti(編み籠状の圧搾具)を用いてすりおろしたキャッサバを圧搾している場面。苦味種キャッサバの根を farinha(粗挽き粉)へ加工する連鎖のうち圧搾(prensagem)工程の実施場面。
写っているもの: Manihot esculenta(苦味種キャッサバ)由来の加工工程部位・状態: tipiti(編み籠状の圧搾具)を使った圧搾工程
写真: Incra/Oeste do Pará/ CC BY 2.0/ 原画像/ 台帳の原画像
写真の範囲と来歴
被写体の確認: 原典の記載による同定。
掲載画像: Wikimedia Commons の原寸ファイル。苦味研究所では切り抜き・色調変更なし。 表示用には幅1200px上限のWebPを配信し、台帳の原画像は上のリンクから確認できます。
このページの内容(4 節)
苦味を読む
苦味種キャッサバ(mandioca-brava)の根を粉に加工する工程は、皮むき(descascamento)・すりおろし(ralação)・圧搾(prensagem)・ほぐし(esfarelamento)・篩い分け(peneiramento)・炉での水分除去(enxugamento)・焙煎(torração)という一連の連鎖として、ブラジル・バイーア州レコンカヴォ地方の小規模農産加工施設で記録される。すりおろしは鋼刃の回転円筒で根を粉砕し、篩い分けは目26〜28の亜鉛メッキ網で繊維を除いて粒度を揃える。水分除去は180〜250℃、焙煎は120〜150℃とより穏やかな火加減で行われ、同地方以外ではより粗い粒度の粉が一般的とも付記される。
すりおろし後の塊(massa)はナイロン布に包み、木製の格子(estrado)を重ねた上で手動油圧プレス(prensa manual)にかけて搾汁(manipueira)を分離する。この搾り汁は動物飼料・施肥・灌漑に利用できるとバイーア州の実践記録は付記する。圧搾は粉の水分含量を下げる工程であり、続くほぐし・篩い分け・炉での乾燥という後続工程につながる要となる。
一方、アマゾン地域の先住民コミュニティは、cipó arumãやpalmeira jacitaraなど植物繊維を編んだ長さ約2mの円筒状圧搾具「tipiti」を圧搾工程に用いる。上部の取っ手で吊るし、下方に力を加えて筒を引き伸ばすことで編み目から液体を絞り出す仕組みで、製作には約16本の茎(薄板約65枚相当)を要すると記録される。マラニャン州のカネラ民族の事例では、製作は男性が、使用は女性が担ったと記録されている。バイーア州の近代的な手動プレスとは異なる、伝統的な圧搾技術である。
tipitiによる圧搾で分離される液体は、加熱調理を経てtucupiと呼ばれる、アマゾン地域の料理に用いられるスープ状の調味液に加工される。加熱の温度・時間といった技術的詳細は資料に記載がないが、生の液汁をそのまま用いるのではなく加熱を経て食用化するという工程の言説が、アマゾン地域の一般向け記事に記録されている。
この説明の根拠
Processamento de aipim e mandioca-brava
この本文で確認した範囲: 皮むきから焙煎までの工程と温度帯の記述を確認した/手動プレスによる圧搾と搾り汁の用途の記述を確認した
Conheça o tipiti, tecnologia indígena de uso secular na Amazônia
この本文で確認した範囲: tipitiの構造・材料・製作本数の記述を確認した/圧搾液が加熱後tucupiになるという記述を確認した
Tipiti (registro de acervo museológico)
この本文で確認した範囲: カネラ民族の製作・使用の性別分担の記録を確認した
別名: tipiti(pt)
構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます
加工・調理でどう変わる(4)
範囲: レコンカヴォ・バイアーノ地方(バイーア州、ブラジル)
注記: ブラジル・バイーア州レコンカヴォ地方の小規模農産加工施設での記述。
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process-cassava-flour-processing —comprises→ "皮むき(descascamento)、すりおろし(ralação、鋼刃の回転円筒で根を粉砕)、圧搾(prensagem、массаをナイロン布で包み手動プレスで搾る)、圧搾で固まった塊をほぐす工程(esfarelamento、すりおろし機を再利用)、篩い分け(peneiramento、目26〜28の亜鉛メッキ網で繊維を除き粒度を揃える)、回転炉での水分除去(enxugamento、180〜250℃)、焙煎(torração、120〜150℃、より穏やかな火加減)という連鎖。"範囲: レコンカヴォ・バイアーノ地方(バイーア州、ブラジル)の小規模農産加工施設
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process-cassava-flour-processing —uses→ "ナイロン布に包んだすりおろし後の塊(massa)を手動油圧プレス(prensa manual)にかけて搾汁(manipueira)を分離する方法。"範囲: アマゾン地域(ブラジル)の先住民コミュニティ
注記: バイーア州の近代的手動プレス(prensa manual)とは異なる、アマゾン地域の伝統的圧搾具。
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process-cassava-flour-processing —has_variant→ "アマゾン地域の先住民は、cipó arumãやpalmeira jacitara等の植物繊維を編んだ円筒状の圧搾具「tipiti」(長さ約2m、両端に取っ手、上部把手を吊るし棒で下方に力を加えて筒を伸ばし、編み目から液体を絞り出す道具)を圧搾工程に用いる。製作は男性、使用は女性が担うと記録する事例がある。"範囲: アマゾン地域(ブラジル)
注記: 安全性・毒性の数値には触れず、加熱による食用化という工程の言説のみを記録。
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process-cassava-flour-processing —provides_material_for→ "tipitiによる圧搾で分離される液体は、加熱調理を経てtucupi(アマゾン地域の料理に使われるスープ状の調味液)に加工される。"