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料理

にがうるか

にがうるかは、鮎うるかのうち、鮎の内臓のみを原料とする系統。大分県南海部郡などで「にがうるか」と呼ばれ、内臓特有の苦味・渋味が特徴とされる。渋うるか・どろうるかなど、内臓の下処理や採取時期の違いによる近縁の名称群を持つ。

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小皿に盛られた、艶のある茶褐色のペースト状の渋うるか

岐阜県郡上市で製造された「渋うるか」(鮎の内臓のみを原料とする系統)。ファイル説明文の表記「渋うるか」のとおりに記録する。

料理写っているもの: 該当なし(料理)部位・状態: 盛り付け(小皿)

写真: 大野一将/ CC BY-SA 4.0/ 原画像/ 台帳の原画像

写真の範囲と来歴

被写体の確認: 原典の記載による同定。

掲載画像: 苦味研究所側で sips により長辺2400pxにリサイズ(オリジナルは4608x3456px)。トリミング・色調変更なし。 表示用には幅1200px上限のWebPを配信し、台帳の原画像は上のリンクから確認できます。

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料理 / dish-niga-uruka

このページの内容(9 節)
  1. 説明
  2. この説明の根拠(3)
  3. 主題ハブ
  4. 別名
  5. 関連をたどる
  6. 関連項目(10)
  7. 組成・含有(1)
  8. 感覚(1)
  9. 加工・調理でどう変わる(1)
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苦味を読む

にがうるかは、鮎うるかのうち鮎の内臓のみを原料とする系統を指す名称である。大分県南海部郡で販売される製品の説明書には『にがうるか…鮎の内臓のみをうるかにしたもの』と定義されており、身や卵・白子なども原料に含む他系統のうるかとは、原料とする部位の点で区別される。

大分県の郷土料理を紹介する公式資料は、大分県で「うるか」といえば「にがうるか」を指すことが多いとし、鮎の内臓のみを用いる旨を明記している。ただしこの記録は都道府県レベルの資料1件に基づくもので、他地域における「にがうるか」系呼称の細部までを覆っているわけではない。

内臓を原料とすることに由来する独特の苦味・渋味が特徴とされ、大分県の郷土料理紹介資料には『内臓を使っていることもあり、「にがうるか」の独特な苦味、渋味を好む人も多い』と記されている。この記述は官能試験による強度評価ではなく、紹介文中に見られる嗜好の記述である点に留意が必要である。

別の研究は、冷凍アユ20尾から取った内臓を均質化し、−80℃保存対照1区と30℃で7日保持する4区に分けた。4区には12%食塩と100 MPa加圧を組み合わせる条件などがある。菌数と成分の変化から、著者らは実験室うるかの発酵を微生物より内在性酵素によるものと解釈した。市販のにがうるかの苦味を測った実験ではない。

この説明の根拠

  1. 鮎うるかについて

    高松伸枝; 樋田宣英; 望月聡 / 1996 / 学術論文 / 全文確認

    この本文で確認した範囲: 南海部郡の製品説明書における内臓のみの定義を確認した

  2. あゆうるか 大分県(うちの郷土料理)

    農林水産省 大臣官房新事業・食品産業部外食・食文化課食文化室 / / 公的資料 / 全文確認

    この本文で確認した範囲: 大分県郷土料理資料でのにがうるかの呼称慣行を確認した/苦味渋味を好む人も多いとの記述を確認した

  3. Enzymatic fermentation of Uruka under hydrostatic pressure conditions

    Jang Jaemin; Hitoshi Iwahashi / 2024 / 学術論文 / 全文確認

    この本文で確認した範囲: 20尾の内臓、−80℃保存対照1区、30℃7日保持4区、12%食塩と100 MPaの組合せ、著者の機構解釈と苦味未測定の限定に使用

別名: 渋うるか(ja・同定medium)、しぶうるか(ja・同定medium)、どろうるか(ja・同定medium)、niga-uruka (bitter uruka, ayu entrails)(en)

関連をたどる

にがうるか →の一形態である→ うるか

構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます

組成・含有(1)

にがうるかはうるかの一形態である文脈資料

範囲: 大分県のうるか(うちの郷土料理資料)および全国製品調査(1996年論文)

『にがうるか…鮎の内臓のみをうるかにしたもの。(大分県南海部郡)』と定義する。
限界: 単一製品の説明書に基づく定義。
出典: 鮎うるかについて(高松伸枝; 樋田宣英; 望月聡, 1996)・全文確認
大分県では『にがうるか』を指すことが多いとし、アユの内臓のみを用いる旨を記す。
限界: 単一都道府県の記録であり、他県のにがうるか系呼称の細部は覆わない。
出典: あゆうるか 大分県(うちの郷土料理)(農林水産省 大臣官房新事業・食品産業部外食・食文化課食文化室)・全文確認
データを表示dish-niga-uruka —is_a_form_of→ dish-uruka
claim: clm-niga-uruka-is-form / type: taxonomy / 更新: 2026-09-01

感覚(1)

にがうるかの知覚苦味と関連する要因: 内臓を用いていることに由来する独特の苦味・渋味があり、これを好んで食べる嗜好があると大分県の郷土料理紹介資料に記録される。文脈資料

範囲: 大分県のあゆうるか(うちの郷土料理・農林水産省)

注記: 官能試験に基づく強度評価ではなく、紹介文中の嗜好記述。

『内臓を使っていることもあり、「にがうるか」の独特な苦味、渋味を好む人も多い』と記す。
限界: 官能試験に基づく強度評価ではなく紹介文中の記述。
出典: あゆうるか 大分県(うちの郷土料理)(農林水産省 大臣官房新事業・食品産業部外食・食文化課食文化室)・全文確認
データを表示dish-niga-uruka —has_perceived_bitterness_associated_with→ "内臓を用いていることに由来する独特の苦味・渋味があり、これを好んで食べる嗜好があると大分県の郷土料理紹介資料に記録される。"
claim: clm-niga-uruka-bitterness-liked / type: sensory / 更新: 2026-09-01

加工・調理でどう変わる(1)

にがうるかでは次が同時に観察された: 2024年研究は20尾の冷凍アユの内臓を均質化し、−80℃保存対照1区と30℃で7日保持する4区に分け、100 MPa加圧や12%食塩を組み合わせた結果から、実験室うるかの発酵を微生物より内在性酵素によるものと解釈した予備的

範囲: Jang and Iwahashi 2024の実験室内臓うるか。−80℃保存対照1区と30℃7日保持4区

注記: 著者の実験条件下の結論。市販の「にがうるか」として作られた試料ではなく、全ての伝統製法へ一般化しない。苦味は測定していない。

文脈: 20尾の冷凍アユの内臓を均質化し、−80℃保存対照1区と、嫌気的に30℃で7日保持する4区に分けた。保持4区には100 MPa加圧と12%食塩の組合せ、加圧のみ、食塩のみ、培養のみを含む。菌数、アミノ酸・有機酸、タンパク質量から、著者らは実験室うるかの発酵を微生物より内在性酵素によるものと解釈した。
限界: 市販にがうるかを再現した試料とは明記されない。7日間の実験条件で、伝統的製品全般の機構を確定しない。苦味官能なし。
出典: Enzymatic fermentation of Uruka under hydrostatic pressure conditions(Jang Jaemin; Hitoshi Iwahashi, 2024)・全文確認
データを表示dish-niga-uruka —was_observed_with→ "2024年研究は20尾の冷凍アユの内臓を均質化し、−80℃保存対照1区と30℃で7日保持する4区に分け、100 MPa加圧や12%食塩を組み合わせた結果から、実験室うるかの発酵を微生物より内在性酵素によるものと解釈した"
claim: clm-niga-uruka-viscera-lab-fermentation / type: processing / 更新: 2026-09-16

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