碾茶

食材 / ingredient-tencha

tencha

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灰色の石臼の中央の丸い穴の周りに、濃い緑色の細かく砕けた乾燥茶葉が敷き詰められている。穴の奥にはうっすら金色の光が見える。

京都府宇治市の石臼の挽き穴周りに広がる、乾燥した碾茶の葉片。

現地観測写っているもの: Camellia sinensis(碾茶)部位・状態: 乾燥・裁断された葉片(石臼の挽き穴周辺)

写真: DerjochenmeyerCC BY-SA 4.0原画像台帳の原画像

写真の範囲と来歴

被写体の確認: 原典の記載による同定。説明文に「宇治での抹茶製造用の伝統的な花崗岩の石臼上で挽かれている碾茶葉」と明記。 画像を開き、石臼の穴の周囲に散らばる緑色の乾燥茶葉片のマクロ写真であることを確認した。

掲載画像: Wikimedia Commons の原本を長辺2400pxへ縮小。切り抜き・色調変更なし。 表示用には幅1200px上限のWebPを配信し、台帳の原画像は上のリンクから確認できます。

このページの内容(6 節)
  1. 説明
  2. この説明の根拠(3)
  3. 別名
  4. 関連をたどる
  5. 加工・調理でどう変わる(3)
  6. 姉妹サイト

苦味を読む

碾茶(てん茶)は、覆下栽培(被覆栽培)した新芽を蒸熱し、揉まずに乾燥させたのち茎や葉脈を取り除いて仕上げた茶葉で、抹茶の原料となる。裏千家公式サイトの解説によれば、摘んだ新芽を蒸気でむらなく蒸し、揉まずにそのまま乾燥させたもの(荒茶)から茎や葉脈を取り除いて柔らかな葉だけにしたものが「仕上碾茶」と呼ばれる。日本茶業中央会は抹茶を「碾茶を茶臼等で微粉末状に製造したもの」と定義しており、碾茶を挽いたものが抹茶であるという対応関係は、業界団体の定義と裏千家の工程解説の双方で確認できる。

碾茶の原料茶葉は、直射日光を遮って育てる覆下栽培によって作られる。裏千家の説明では、直射日光が当たらないようにすることで渋味成分が少なくなるとされ、この覆下茶園で新芽だけを摘むという。静岡県の実証試験(2016年)では'やぶきた'一番茶を対象に、無被覆から被覆率85~98%・被覆期間5~20日まで複数の遮光条件を比較する圃場試験が行われており、てん茶・抹茶生産が被覆処理を前提とした栽培設計であることを裏づけている。

この説明の根拠

  1. 抹茶のできるまで

    一般財団法人今日庵 裏千家 / / 資料 / 全文確認

    この本文で確認した範囲: 裏千家サイトの碾茶製造工程解説を、この段落の根拠として使用/裏千家サイトの覆下栽培の説明を、この段落の根拠として使用

  2. 粒度と食感からみた抹茶のおいしさ (The Mouthfeel of Matcha from the Viewpoint of Particle Size and a Texture)

    Sawamura S / 2019 / 学術論文 / 全文確認

    この本文で確認した範囲: 日本茶業中央会の抹茶定義の引用を、この段落の根拠として使用

  3. てん茶・抹茶生産のための被覆方法と品種適性 (成果情報)

    静岡県農林技術研究所 茶業研究センター 栽培育種科(小柳津勤; 片井秀幸; 池田早希; 中野敬之; 大石哲也) / 2016 / 公的資料 / 全文確認

    この本文で確認した範囲: 静岡県実証試験の被覆条件設計を、この段落の根拠として使用

別名: tencha(ja)、てん茶(ja)

関連をたどる

抹茶 →から作られる→ 碾茶

碾茶 →必要とする→ 覆下栽培

碾茶 →で加工される→ 碾茶製造

構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます

加工・調理でどう変わる(3)

抹茶碾茶から作られる支持あり

注記: 日本茶業中央会の定義(碾茶を茶臼等で微粉末状に製造したもの)と裏千家サイトの工程解説の双方で確認。

「仕上碾茶を石臼で挽き、抹茶になります」と、碾茶を挽いたものが抹茶であると明記。
限界: 一般向け解説であり数値データは伴わない。
出典: 抹茶のできるまで(一般財団法人今日庵 裏千家)・全文確認
「日本茶業中央会では、抹茶の定義を『碾茶(覆下栽培した茶葉を碾茶炉等で揉まずに乾燥したもの)を茶臼等で微粉末状に製造したもの』としている」と、業界団体の公式定義を引用。
限界: 本稿ではこの定義を踏まえつつ、茶臼以外の装置で粉砕した碾茶も便宜上抹茶として扱うと注記している。
データを表示ingredient-matcha —is_prepared_from→ ingredient-tencha
claim: clm-matcha-from-tencha / type: culinary / 更新: 2026-09-02
碾茶覆下栽培を必要とする支持あり

注記: 碾茶の原料茶葉は覆下栽培(被覆栽培)した新芽を用いる。

「直射日光が当たらないようにして渋味成分が少なくなるようにした覆下茶園で茶の木を栽培し、新芽だけを摘みます」と碾茶の栽培工程を説明。
限界: 遮光率・日数などの数値は記載されていない。
出典: 抹茶のできるまで(一般財団法人今日庵 裏千家)・全文確認
'やぶきた'一番茶において、被覆開始2葉期・被覆期間20日間の直掛け被覆で無被覆・85%(20日)・85%(15日)後98%(5日)・85%(10日)後98%(10日)を比較する実証試験を実施しており、てん茶・抹茶生産が被覆処理を前提とした試験設計であることを裏づける。
限界: 収量は遮光程度が強いほど低下すると成果の活用面に記載あり(この主張では収量は扱わない)。
出典: てん茶・抹茶生産のための被覆方法と品種適性 (成果情報)(静岡県農林技術研究所 茶業研究センター 栽培育種科(小柳津勤; 片井秀幸; 池田早希; 中野敬之; 大石哲也), 2016)・全文確認
データを表示ingredient-tencha —requires→ process-tea-shading-cultivation
claim: clm-tencha-requires-shading / type: processing / 更新: 2026-09-02
碾茶碾茶製造で加工される支持あり

注記: 覆下栽培した新芽を蒸す→揉まずに乾燥(荒茶)→茎・葉脈を除去(仕上碾茶)という碾茶の製造工程。

「摘んだ茶葉をムラのないように蒸気で蒸します」「茶葉を揉まないですぐに乾燥させます。これを荒茶といいます」「茎や葉脈などを取り除き、柔らかな茶葉だけにします」「この柔らかい茶葉を、仕上碾茶といいます」と工程を順に説明。
限界: 蒸熱時間・乾燥温度などの数値は記載されていない。
出典: 抹茶のできるまで(一般財団法人今日庵 裏千家)・全文確認
データを表示ingredient-tencha —is_processed_by→ process-tencha-processing
claim: clm-tencha-manufacturing-steps / type: processing / 更新: 2026-09-02

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