渋戻り

加工・条件 / process-kaki-astringency-recurrence

kaki astringency recurrence (渋戻り)

模式図 — 写真ではなく、根拠をもとに苦味研究所が組んだ説明図

左から右へ、渋を感じる(渋柿)、渋を感じない(脱渋後)、渋が戻る(加熱後)の三枚の札を「脱渋」「加熱」の矢印でつなぐ。下に「語り方 A: ゲルが溶ける」「語り方 B: 縮重合がほどける」の二つの帯。

模式図(苦味研究所作成)· CC BY 4.0

渋抜きと渋戻り——抜けた渋が加熱で戻る

渋柿の可溶性タンニンが脱渋で感じない形になり、煮る・蒸すなどの加熱で再び感じる形に戻る流れを三段で描き、機構の語り方(ゲルが溶ける/縮重合がほどける)が資料間で異なることを二つの帯に並べた図。どちらが正しいかは判定していない。渋味は苦味とは別の感覚である。

根拠: ev-w40c-kitagawa-gel-1 · ev-w40c-gifu-condensation-1 · ev-w40c-resolub-1 · ev-w40c-stirfry-1 · ev-w40c-collagen-1

このページの内容(6 節)
  1. 説明
  2. この説明の根拠(5)
  3. 関連をたどる
  4. 仮説採集箱(2)
  5. 機構・受容体(3)
  6. 加工・調理でどう変わる(3)

苦味を読む

渋戻りとは、脱渋処理によって不溶化した柿タンニンが、加熱や貯蔵といった条件下で再び可溶化し、渋味を感じさせるようになる現象を指す。渋戻りの機構を直接主題とした最も早い実証研究のひとつである北川(1969、香川大学農学部)は、温湯(42℃)で脱渋した未熟'平核無'を煮沸すると渋味が再現することを確認し、顕微鏡観察によりタンニン細胞内の原形質がゲル状に固まっていることを見出した。このゲルは冷水やアルコール類には溶けないが熱水や希塩酸には溶ける性質を持ち、渋戻りはタンニン物質そのものの化学的な縮合・重合が可逆的に解けて生じるのではなく、タンニン細胞内容物がタンニン物質とともにゲル化した塊が加熱によって溶解し、可溶性タンニンとして再び滲み出すことによると結論づけられた。

これに対し、岐阜県食品科学研究所の2008年度報告は、渋戻りを「縮重合し不溶化した不溶性タンニンが、加熱により重合が解して可溶性タンニンになることにより生じる現象」と説明している。これは北川(1969)が示したゲル溶解による機構とは異なる語り方であり、県の応用加工技術報告という性格上、独自の構造解析による検証を伴うものではない。両者は互いに矛盾する対立仮説というより、渋戻りの語り方の粒度が異なるものとして並べて示す。

脱渋方法によって、不溶化したタンニンの再可溶化のしやすさには違いがある。平・松本・小野(1999、山形大学)が'平核無'を用い複数の脱渋処理を比較したところ、可溶化が最も困難だったのはアセトアルデヒド処理果で、はく皮乾燥処理・二酸化炭素処理・エタノール(樹上)処理・エタノール(収穫後)処理と続き、凍結解凍処理果が最も容易に可溶化した。可溶化の難易は果肉中のアセトアルデヒド蓄積量と統計的に有意な相関を示し(5%水準)、蓄積量が多いほど不溶化タンニンがより強固に結合していると推定された。脱渋完了後の経過時間が長いほど可溶化は困難になる傾向もあり、エタノール樹上処理で特に顕著だった。

加熱の方法によっても渋戻りの有無は左右される。Tsurunaga・Onda・Takahashi(2021、島根大学)が'西条'柿ペーストで比較した実験では、水分を蒸発させながら炒める乾煎り(100~150℃、1~10分)ではどの温度・時間条件でも渋戻りがまったく観察されなかった一方、煮沸(80~100℃、40~60分)や加圧加熱(121℃、4~20分)ではいずれの条件でも渋戻りが生じた。岐阜県の報告(2008年度)は別の対処法として、タンニンと結合しやすいコラーゲンペプチドを固形分換算1%添加すると、湯抜き脱渋・アルコール脱渋いずれの柿ペーストでも渋戻りを防止できたとしている。ただしこの添加はいずれも加熱による退色を伴い、トレハロースやアスコルビン酸の添加では退色を防げなかった。

Ben-Arie & Sonego(1993)による'Triumph'品種の実験(抄録のみ確認)では、60℃の温湯処理を2時間を超えて続けると渋戻りが生じ、その後に二酸化炭素処理を行っても解消しなかったと報告されている。二酸化炭素処理で脱渋した無渋果でも高温にさらすと渋戻りが生じたとされ、脱渋後の温度管理が渋戻りに関わることを示唆する。ただし詳細な実験条件は抄録のみの確認にとどまり、フルテキストでの検証は行っていない。

この説明の根拠

  1. カキの脱渋および貯蔵に関する研究(第6報) 温湯脱渋果における渋味の再現について

    北川博敏 / 1969 / 学術論文 / 全文確認

    この本文で確認した範囲: 北川1969の顕微鏡観察結果を、この段落の根拠として使用

  2. 柿の新規加工技術に関する研究(加熱時に渋戻りを起こす脱渋渋柿への防止加工技術に関する研究)

    神山真一; 加島隆洋 / 2008 / 公的資料 / 全文確認

    この本文で確認した範囲: 岐阜県報告の説明文の逐語確認を、この段落の根拠として使用/コラーゲンペプチド添加の効果を、この段落の根拠として使用

  3. 数種の脱渋処理によって不溶化した渋ガキタンニンの可溶化の難易

    平智; 松本尚子; 小野未来 / 1999 / 学術論文 / 全文確認

    この本文で確認した範囲: 脱渋処理間の可溶化難易差を、この段落の根拠として使用

  4. Effect of heating methods on astringency recurrence, syneresis, and physical properties of persimmon paste

    Tsurunaga Yoko; Onda Misaki; Takahashi Tetsuya / 2021 / 学術論文 / 全文確認

    この本文で確認した範囲: 加熱方法別の渋戻り有無を、この段落の根拠として使用

  5. Temperature Affects Astringency Removal and Recurrence in Persimmon

    Ben-Arie R; Sonego L / 1993 / 学術論文 / 抄録確認

    この本文で確認した範囲: 抄録記載の温度閾値条件を、この段落の根拠として使用

関連をたどる

湯抜き →生成しうる→ 渋戻り

仮説採集箱(2)

渋戻りの機構は「タンニン細胞のゲル溶解」と「タンニンの縮重合の可逆的解離」のどちらとして理解するのが適切か?編集仮説

温湯脱渋果の渋戻りについて、園芸学会誌の古典的研究は、タンニンの化学的な縮合・重合が可逆的に解けるのではなく、タンニン細胞の内容物がゲル化して固まったものが加熱で溶ける現象だと、顕微鏡観察と溶解性試験から結論づけた。一方、県の食品加工研究報告は、渋戻りを縮重合して不溶化したタンニンの重合が加熱でほどけて可溶化する現象として説明している。両者は同じ現象を異なる語り方で述べているが、これは温湯脱渋とアルコール脱渋・炭酸ガス脱渋という方法の違いによる実際の機構の違いなのか、それとも学術論文と応用研究報告という記述の粒度の違いにすぎないのだろうか?

由来: 編集部が立てた問い

注記: 園芸学会誌の古典的研究と県の応用研究報告を読み比べる中で、同じ現象への機構説明の語り方の違いに気づいたことから編集部が抽出。

仮説は事実主張ではありません。面白さを探索の入口として保存し、これから資料・聞き書き・観察で確かめます。

平・松本・小野が示した「脱渋方法ごとの化学抽出液への可溶化しやすさ」の順位は、実際の加熱による渋戻りの起こりやすさの順位とそのまま一致するのか?編集仮説

園芸学会誌の研究は、酸性メタノール溶液への段階的な抽出という化学的な操作で不溶性タンニンの可溶化しやすさを比較し、アセトアルデヒド処理が最も可溶化しにくく凍結解凍処理が最も可溶化しやすいと報告した。この研究自体は実際に食品を加熱して渋味の再現を評価したものではなく、抽出溶媒への溶解性を渋戻りのしやすさの代理指標として扱っている。実際の加熱実験で測った渋戻りのしやすさの順位は、この抽出溶媒に基づく順位と一致するのだろうか?

由来: 編集部が立てた問い

注記: 抽出溶媒による代理指標という方法と、ペーストを実際に加熱する方法という違いに着目し、編集部が抽出。

仮説は事実主張ではありません。面白さを探索の入口として保存し、これから資料・聞き書き・観察で確かめます。

仮説採集箱をすべて見る →

構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます

機構・受容体(3)

渋戻りの提案されている機構: 6種類の脱渋処理(アセトアルデヒド処理・二酸化炭素処理・エタノール樹上処理・エタノール収穫後処理・はく皮乾燥処理・凍結解凍処理)で不溶化したタンニンの可溶化しやすさを比較すると、可溶化(≒渋戻り)が最も困難な順に、アセトアルデヒド処理・はく皮乾燥処理・二酸化炭素処理・エタノール(樹上)処理・エタノール(収穫後)処理・凍結解凍処理の順になった。この可溶化の難易は果肉のアセトアルデヒド蓄積量と相関し(脱渋完了時のアセトアルデヒド蓄積量と0.1%HCl-MeOH抽出量との相関係数-0.683、脱渋後3日の1%HCl-MeOH室温抽出量との相関係数-0.737、いずれも5%水準で有意)、蓄積量が多いほど不溶化タンニンはより強固に結合していると推定された。また、いずれの脱渋方法でも脱渋完了後の経過時間が長いほど不溶性タンニンの可溶化は困難になり、この傾向はエタノール樹上処理で特に顕著だった。支持あり

範囲: '平核無'、統一された抽出条件(0.02%~1% HCl-MeOH、室温~80℃の段階抽出)での比較

注記: 平・松本・小野(1999)。渋戻りのしやすさそのものを直接測定したものではなく、抽出溶媒に対する可溶化しやすさを渋戻りの生じやすさの代理指標として扱った点に留意。

不溶性タンニンの可溶化の難易度は脱渋方法によって大きく異なり、可溶化はアセトアルデヒド処理果が最も困難で、収穫後のエタノール処理果で中位、凍結・解凍処理果では最も容易だった。可溶化の難易と果肉のアセトアルデヒド蓄積量には関連があり、蓄積量が多いほど可溶化が困難である傾向が認められた。高分子化としてのタンニンの結合の強さの順は、アセトアルデヒド処理・はく皮乾燥処理・二酸化炭素処理・エタノール(樹上)処理・エタノール(収穫後)処理・凍結解凍処理の順になった。
限界: OCR(光学文字認識)による全文抽出のため、数値の一部に読み取り誤りが残る可能性がある。要旨・結論部分は複数箇所の記述と突き合わせて確認した。
出典: 数種の脱渋処理によって不溶化した渋ガキタンニンの可溶化の難易(平智; 松本尚子; 小野未来, 1999)・全文確認
データを表示process-kaki-astringency-recurrence —has_currently_proposed_mechanisms→ "6種類の脱渋処理(アセトアルデヒド処理・二酸化炭素処理・エタノール樹上処理・エタノール収穫後処理・はく皮乾燥処理・凍結解凍処理)で不溶化したタンニンの可溶化しやすさを比較すると、可溶化(≒渋戻り)が最も困難な順に、アセトアルデヒド処理・はく皮乾燥処理・二酸化炭素処理・エタノール(樹上)処理・エタノール(収穫後)処理・凍結解凍処理の順になった。この可溶化の難易は果肉のアセトアルデヒド蓄積量と相関し(脱渋完了時のアセトアルデヒド蓄積量と0.1%HCl-MeOH抽出量との相関係数-0.683、脱渋後3日の1%HCl-MeOH室温抽出量との相関係数-0.737、いずれも5%水準で有意)、蓄積量が多いほど不溶化タンニンはより強固に結合していると推定された。また、いずれの脱渋方法でも脱渋完了後の経過時間が長いほど不溶性タンニンの可溶化は困難になり、この傾向はエタノール樹上処理で特に顕著だった。"
claim: clm-w40c-resolubilization-difficulty-ranking / type: mechanism / 更新: 2026-09-02
渋戻りの提案されている機構: 温湯脱渋(42℃浸漬)した渋柿を煮沸すると渋味が再現する。顕微鏡観察により、脱渋果のタンニン細胞内では原形質がゲル状に固まっており、この凝固物は冷水・メタノール・エタノール・エーテル・アセトン・ホルムアミドに不溶だが熱水・1%塩酸・1%メタノール性塩酸・1%エタノール性塩酸には可溶だった。このことから渋戻りは、タンニン物質の化学的な縮合・重合(およびその可逆的な解離)によるものではなく、タンニン細胞内容物がタンニン物質とともにゲル化して細胞全体が凝固したものが、加熱によって溶解し可溶性タンニンとして再遊出することによると結論づけられた。未処理の渋柿を煮沸すると150分後に脱渋前の可溶性タンニン物質の約55%が可溶化し、100℃の水では1%メタノール性塩酸に溶解した分の約90%以上が可溶化した。超音波でタンニン細胞のゲルを破壊した場合は60分後に約56%が可溶化した。支持あり

範囲: 温湯(42℃)脱渋した未熟'平核無'、香川大学農学部の実験

注記: 北川(1969)。渋戻りの機構を直接主題とした最も古い一次資料の一つ。

Astringency appeared again after boiling the fruits which had apparently lost their astringency with the warm water treatment. The protoplast in the tannin cells had jelled; this substance was insoluble in cold water, methyl/ethyl alcohol, ether, acetone and formamide, but soluble in hot water and dilute acids. Astringency reappeared when the protoplast gel in the tannin cells was dissolved in hot water; more than 90% of the tannin substances were dissolved in 100°C water. 本文では「タンニン物質は縮合,重合したポリフェノールが煮沸や薄いメチルアルコール性塩酸に溶解することによって再びもとの物質に戻るのではなく...タンニン細胞の内容物質がタンニン物質とともにゲル化して全体が凝固する」との考察がある。煮沸150分後に脱渋前の可溶性タンニン物質の約55%が可溶化し、超音波処理では60分後に約56%が可溶化した。
データを表示process-kaki-astringency-recurrence —has_currently_proposed_mechanisms→ "温湯脱渋(42℃浸漬)した渋柿を煮沸すると渋味が再現する。顕微鏡観察により、脱渋果のタンニン細胞内では原形質がゲル状に固まっており、この凝固物は冷水・メタノール・エタノール・エーテル・アセトン・ホルムアミドに不溶だが熱水・1%塩酸・1%メタノール性塩酸・1%エタノール性塩酸には可溶だった。このことから渋戻りは、タンニン物質の化学的な縮合・重合(およびその可逆的な解離)によるものではなく、タンニン細胞内容物がタンニン物質とともにゲル化して細胞全体が凝固したものが、加熱によって溶解し可溶性タンニンとして再遊出することによると結論づけられた。未処理の渋柿を煮沸すると150分後に脱渋前の可溶性タンニン物質の約55%が可溶化し、100℃の水では1%メタノール性塩酸に溶解した分の約90%以上が可溶化した。超音波でタンニン細胞のゲルを破壊した場合は60分後に約56%が可溶化した。"
claim: clm-w40c-recurrence-gel-mechanism-kitagawa / type: mechanism / 更新: 2026-09-02
渋戻りの提案されている機構: 岐阜県食品科学研究所の報告(2008年度)は、渋戻りを「縮重合し不溶化した不溶性タンニンが、加熱により重合が解して可溶性タンニンになることにより生じる現象」と説明している。文脈資料

範囲: 岐阜県産渋柿('伊自良大実'・'刀根早生')を用いた応用加工技術の報告

注記: 北川(1969)が温湯脱渋果について示した「化学的な縮合・重合の可逆的解離ではなくタンニン細胞内容物のゲル溶解」という機構とは異なる語り方をしている。県研究報告という応用開発寄りの資料の説明であり、独自の構造解析によって検証されたものではない可能性があるため、北川(1969)の学術的知見と並記し、記述粒度の違いとして扱う。

「渋戻りは縮重合し不溶化した不溶性タンニンが、加熱により重合が解して可溶性タンニンになることにより生じる現象である」
限界: 出典・実証データを伴わない導入部の説明であり、県報告自身による構造解析等の直接的根拠は示されていない。
データを表示process-kaki-astringency-recurrence —has_currently_proposed_mechanisms→ "岐阜県食品科学研究所の報告(2008年度)は、渋戻りを「縮重合し不溶化した不溶性タンニンが、加熱により重合が解して可溶性タンニンになることにより生じる現象」と説明している。"
claim: clm-w40c-recurrence-condensation-framing-gifu / type: mechanism / 更新: 2026-09-02

加工・調理でどう変わる(3)

渋戻りタンニンと結合しやすいタンパク質様化合物(コラーゲンペプチド、各種ゼラチン、脱脂大豆タンパク、小麦タンパク)を固形分換算で0.5~3%添加し煮沸下40分加熱する実験で、コラーゲンペプチドは1%添加で最も高い渋戻り抑制効果を示し、湯抜き脱渋'伊自良大実'柿・アルコール脱渋'刀根早生'柿のいずれでも渋戻りを防止できた。菓子用ゼラチンは条件によって1%で効果を示したが、脱脂大豆タンパクと合わせて3%添加で効果が確認された。小麦タンパクは3%以上の添加が必要だった。いずれの添加でも加熱による退色が生じ、トレハロース・アスコルビン酸等の添加を試みたが退色は防げなかった。によって低減される支持あり

範囲: 岐阜県産'伊自良大実'(湯抜き脱渋)・'刀根早生'(アルコール脱渋)の冷凍ペースト

注記: 神山・加島(2008年度岐阜県食品科学研究所報告)。

「コラーゲンペプチドが最も効果を示し、1%の添加で渋戻りが防げることが分かった。ゼラチンは菓子用が1%で効果を示す条件もあったが、3%添加で脱脂大豆同様に効果が確認出来た。一方、小麦タンパクは3%以上の添加が必要であった。なお、いずれの場も加熱により退色が生じた」
データを表示process-kaki-astringency-recurrence —is_reduced_by→ "タンニンと結合しやすいタンパク質様化合物(コラーゲンペプチド、各種ゼラチン、脱脂大豆タンパク、小麦タンパク)を固形分換算で0.5~3%添加し煮沸下40分加熱する実験で、コラーゲンペプチドは1%添加で最も高い渋戻り抑制効果を示し、湯抜き脱渋'伊自良大実'柿・アルコール脱渋'刀根早生'柿のいずれでも渋戻りを防止できた。菓子用ゼラチンは条件によって1%で効果を示したが、脱脂大豆タンパクと合わせて3%添加で効果が確認された。小麦タンパクは3%以上の添加が必要だった。いずれの添加でも加熱による退色が生じ、トレハロース・アスコルビン酸等の添加を試みたが退色は防げなかった。"
claim: clm-w40c-collagen-peptide-prevention / type: processing / 更新: 2026-09-02
渋戻り水分蒸発を伴う乾煎り(stir frying、100~150℃で1~10分間)では、検討したいずれの温度・時間条件でも渋戻りがまったく観察されなかった。これに対し、煮沸(80~100℃・40~60分)および加圧加熱(121℃・4~20分)ではいずれの条件でも渋戻りが観察された。によって低減される支持あり

範囲: '西条'柿ペースト、島根大学の実験(2021年)

注記: Tsurunaga・Onda・Takahashi(2021)。論文は水分蒸発の有無が加熱法間の違いを説明する要因である可能性を指摘している。

Stir frying at 100°C and 150°C for 1-10 min showed no recurrence of persimmon astringency at any temperature or time, in contrast to boiling and pressurization, which both showed recurrence.
出典: Effect of heating methods on astringency recurrence, syneresis, and physical properties of persimmon paste(Tsurunaga Yoko; Onda Misaki; Takahashi Tetsuya, 2021)・全文確認
データを表示process-kaki-astringency-recurrence —is_reduced_by→ "水分蒸発を伴う乾煎り(stir frying、100~150℃で1~10分間)では、検討したいずれの温度・時間条件でも渋戻りがまったく観察されなかった。これに対し、煮沸(80~100℃・40~60分)および加圧加熱(121℃・4~20分)ではいずれの条件でも渋戻りが観察された。"
claim: clm-w40c-stirfry-no-recurrence / type: processing / 更新: 2026-09-02
湯抜き渋戻りを生成しうる支持あり

範囲: 'Triumph'品種、Ben-Arie & Sonego(1993)の実験

注記: 60℃処理を2時間を超えて延長すると渋戻りが生じ、その後の二酸化炭素処理でも解消しなかった。二酸化炭素処理により脱渋した無渋果でも、高温にさらすと渋戻りが生じた。アブストラクトのみの確認であり、フルテキストの実験条件詳細は未確認。

Astringency was removed from 'Triumph' persimmons by immersion in water at 40°C for 5h or 60°C for 1h; treatments at 20°C and 80°C had no effect. Extending the 60°C treatment beyond 2h resulted in recurrence of astringency that was not reduced by subsequent CO2 treatment. Astringency also recurred in CO2-treated non-astringent fruit when exposed to high temperatures.
限界: アブストラクトのみ確認。フルテキストの温度・時間条件の全表、統計的検定の詳細は未確認。
出典: Temperature Affects Astringency Removal and Recurrence in Persimmon(Ben-Arie R; Sonego L, 1993)・抄録確認
データを表示process-kaki-hot-water-deastringing —can_generate→ process-kaki-astringency-recurrence
claim: clm-w40c-benarie-recurrence-temperature / type: processing / 更新: 2026-09-02

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