石臼挽き
加工・条件 / process-matcha-milling
matcha milling
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苦味を読む
仕上げた碾茶を微粉末状に挽く工程が抹茶の製粉である。裏千家の解説では「仕上碾茶を石臼で挽き、抹茶になります」とされ、伝統的には茶臼(石臼)による製粉が説明される。一方、澤村ら(2019)の研究では、同等の碾茶を電動回転式花崗岩製の茶臼・セラミックボール衝突式のボールミル・超高速空気衝突式のジェットミルでそれぞれ粉砕して比較しており、加工食品用途(抹茶生産量の約95%を占めるとされる)では茶臼以外の装置が用いられる場合が多いことを示している。
静岡県の実証試験(2016年)では、官能評価・成分分析に用いた「抹茶」が伝統的な石臼ではなく水冷式金属臼製粉機でてん茶を粉末化したものだったと注記されている。抹茶の製粉が必ずしも石臼挽きに限られるわけではないことを示す限定情報として扱う。
京都府茶業研究所による抹茶審査の滋味用語解説(2022年)は、挽臼の単位時間あたり処理量が標準的条件より少ない「過粉砕」の状態を、苦味を伴う品質欠陥として位置づけている。挽臼内部に茶葉が滞留し加熱される時間が延びることで、苦味を伴う「火入れ味(焦げ味)」が生じるとされる。この用語表は苦味を抹茶特有の望ましい特性としてではなく、過粉砕・変質による欠陥として扱っている点が注目される。ただし化学分析や統制された官能パネルによる検証データではなく、審査実務者の観察に基づく記述である。
この説明の根拠
この本文で確認した範囲: 裏千家サイトの石臼挽きの説明を、この段落の根拠として使用
粒度と食感からみた抹茶のおいしさ (The Mouthfeel of Matcha from the Viewpoint of Particle Size and a Texture)
この本文で確認した範囲: 澤村ら2019の粉砕装置比較を、この段落の根拠として使用
この本文で確認した範囲: 静岡県試験の金属臼使用の注記を、この段落の根拠として使用
抹茶の審査について (Sensory Evaluation of Matcha)
この本文で確認した範囲: 過粉砕による苦味発生の記述を、この段落の根拠として使用
関連をたどる
抹茶 →で加工される→ 石臼挽き
構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます
加工・調理でどう変わる(3)
注記: 仕上碾茶を石臼等で微粉末状に挽く工程を経て抹茶になる。ただし研究・加工現場では茶臼以外の装置(金属臼・ボールミル・ジェットミル)も用いられる。
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ingredient-matcha —is_processed_by→ process-matcha-milling範囲: 京都府茶業研究所の抹茶審査における滋味の用語解説(表6)
注記: 用語表は『苦味』を抹茶特有の望ましい特性ではなく、過粉砕・変質による品質欠陥として位置づける。
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process-matcha-milling —has_perceived_bitterness_associated_with→ "挽臼の単位時間あたり処理量が標準的条件より少ない状態(過粉砕)。挽臼内部に茶葉が滞留し加熱される時間が延びることで、苦味を伴う火入れ味(焦げ味)が生じるとされる。"範囲: 村上(2022)論文が脚注として引用する京都府の未特定の試験研究成績書
注記: 本claimの一次出典は村上(2022)論文が脚注†1として引用する試験研究成績書であり、当方はその原資料自体を確認していない。孫引きとしてpreliminary扱いとする。
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process-matcha-milling —has_flavor_affected_by→ "挽臼の温度。標準的には粉砕中の挽臼は50℃前後に温まるが、60℃まで加温して粉砕した抹茶は、標準条件と比べ滋味の香りが薄く、味も淡白で品質が劣ると報告されている。"