主題ハブ
キニーネ・アミノ酸などの苦い試料に素材を加えると、人が感じる苦味は下がるのか
アミノ酸・酸・ポリフェノールなどの添加を調べた官能試験
先に断っておくと、ここで扱うのは、同じ苦い試料に素材を加えた条件と加えない条件とで、人が感じる苦味の強さがどう違ったかを調べた研究である。 苦い試料は、キニーネやアミノ酸の溶液のほか、薬の成分の溶液や薬の製剤(口の中で崩壊させる錠剤、咀嚼錠)を含む。
薬の製剤を試料にした研究も含むが、飲み方や混ぜ方の助言ではない。表の素材の量は研究の条件で、薬に何かを加える量や、調剤や服用の目安として読むものではない。
苦い薬を食べ物や飲み物・服薬補助のゼリーに混ぜたときの苦味は苦い薬は、食べ物や飲み物に混ぜると苦味が和らぐのかの頁で扱う。この頁は、食べ物に混ぜるのでなく、試料そのものにアミノ酸・酸・ポリフェノールなどの素材を加えた比較である。 砂糖や塩を足す比較は砂糖や塩を足すと苦味は抑えられるのかの頁にあり、この頁では砂糖・食塩・甘味料・香料を素材に数えない。
では、同じ苦い試料で苦い成分の量をそろえ、素材を加えたかどうかを比べて、人が苦味を評価した研究は何と答えているか。錠剤の研究には、素材を配合した分だけ賦形剤を減らした処方どうしの比較も含む。 この頁では、収録した研究を、苦い試料・素材とその量・評価した人と尺度という条件と一緒に、研究ごと・条件ごとに並べる。
先に正直に書くと、この種の研究は苦味を抑える方法を探す側の報告に偏っている。未公表の結果は把握しておらず、出版の偏りがあるかどうかは評価できない。 また、全文で確かめて表にした八本のうち五本は同じ研究室の報告で、独立した研究ではない。研究グループで大括りにすると四つである。 それでも、同じ研究の中で、掲載された平均が素材を加えた側で下がった対、上がった対、下がったが有意差が示されなかった対、検定の結果が書かれていない対がある。 このため、どの素材で苦味が下がるかといったまとめは書かず、研究ごと・条件ごとに掲載された値と検定を示す。
値を図にしか載せていない研究や、本文と図が食い違う研究もあるので、行ごとに検定の段と注を見てほしい。 苦い試料・素材・尺度・評価した人が研究ごとに違うので、研究をまたいで値を比べたり、倍率にしたりはしない。 そのうえで、同じ実験の中で確かめられたことと、研究のあいだの違いから考えられる説明の候補と、この比較だけでは分けられないことを、分けて書く。
このページの内容(9 節)
この頁でわかること
- 人が苦味の強さを評価し、同じ苦い試料で素材を加えた条件と加えない条件を比べた研究を、研究ごと・条件ごとに並べた頁であること。苦い試料はキニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液と薬の製剤で、今回、表に採用できた食べ物の研究は無かったこと(食べ物を試料にした研究は、除去の処理や条件を確かめられないものとして調べた範囲の表に理由を書いた)。
- 苦味を抑える方法を探す側の報告に偏り、八本のうち五本が同じ研究室の報告であること。研究グループで大括りにすると四つであること。
- それでも向きは割れ、掲載された平均が素材を加えた側で上がった対(アミノ酸の一部、β-シクロデキストリンを配合した咀嚼錠)もあること。
- 平均が下がっても有意差が示されなかった対や、検定の結果が書かれていない対があり、有意差が示されなかったことは差が無いという意味ではないこと。
- 本文と図が食い違う所は、どちらかに書き換えず両方を残したこと。薬の製剤を試料にした研究も含むが、飲み方や混ぜ方の助言ではないこと。
収録した研究で言える範囲
- 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)に素材を加えた条件と加えない条件を、人が苦味の強さで評価した研究のうち、全文で確かめて表にしたのは八本で、比べた対は三十七ある。八本のうち五本は同じ研究室(武庫川女子大学、連絡著者が同じ)の報告で、独立した研究ではない。台帳の上の研究グループで大括りにすると四つで、素材・苦い試料・条件もそれぞれ違う。
- この種の研究は、苦味を抑える方法を探す側の報告が多く、収録した研究も、抑える素材を探す目的の実験が大半である。未公表の結果は把握しておらず、出版の偏りがあるかどうかは評価できない。そのうえで、同じ研究の中でも、掲載された平均が下がった対、上がった対、平均は下がったが有意差が示されなかった対、検定の結果が書かれていない対がある。
- 掲載された平均が、素材を加えた側で高かった対もある。L-リシン 0.15%(w/v)は、イソロイシン・フェニルアラニン・キニーネのどの液でも加えた側が高く(図の概算)、L-グルタミン酸 0.15%(w/v)はキニーネの液で加えた側が高かった。どれも図に印は無く、検定の結果は書かれていない。デキサメタゾンの咀嚼錠では、β-シクロデキストリン 3.00% を配合した錠と、GABA と両方を配合した錠が、吐き出した直後も 2 分後も配合しない錠より高かった(検定の結果は掲載されていない)。 [表の行: Ogawa ら 2004 イソロイシン液+L-リシン 0.15%(w/v) 対 イソロイシン液だけ/Ogawa ら 2004 フェニルアラニン液+L-リシン 0.15%(w/v) 対 フェニルアラニン液だけ/Ogawa ら 2004 キニーネ液+L-リシン 0.15%(w/v) 対 キニーネ液だけ/Ogawa ら 2004 キニーネ液+L-グルタミン酸 0.15%(w/v) 対 キニーネ液だけ/Dadkhah ら 2025 β-シクロデキストリン 3.00% を配合した錠 対 配合しない錠/Dadkhah ら 2025 GABA 3.00%+β-シクロデキストリン 3.00% を配合した錠 対 配合しない錠]
- 掲載された平均は下がったが、検定で有意差が示されなかった対もある。オロパタジン塩酸塩の口腔内崩壊錠にクエン酸を配合した五つの処方は、どれも配合しない錠より平均が低かったが、対ごとの p は著者が決めた水準(p<0.01)を満たさなかった。L-バリンの液に L-オルニチン 100 mM を加えた対は、有意差が得られなかったと本文が書く。有意差が示されなかったことは、差が無いという意味ではない。 [表の行: Sotoyama ら 2017 クエン酸 0.1% を配合した錠 対 配合しない錠/Sotoyama ら 2017 クエン酸 1% を配合した錠 対 配合しない錠/Sotoyama ら 2017 クエン酸 2.5% を配合した錠 対 配合しない錠/Sotoyama ら 2017 クエン酸 5% を配合した錠 対 配合しない錠/Sotoyama ら 2017 クエン酸 10% を配合した錠 対 配合しない錠/Tokuyama ら 2006 バリン液+L-オルニチン 100 mM 対 バリン液だけ]
- 苦い試料・素材・量・尺度・評価した人が研究ごとに違い、同じ素材でも試料によって結果が違う(L-アルギニン 0.15%(w/v)は、イソロイシンとキニーネの液では有意に下がったが、フェニルアラニンの液では個別の検定の結果が示されていない)。このため、どの素材で苦味が下がるかといったまとめは書かず、研究ごと・条件ごとの掲載値と検定を並べる。この頁は苦味の評価だけを扱う。薬の製剤を試料にした研究も含むが、飲み方や混ぜ方の助言ではない。 [表の行: Ogawa ら 2004 イソロイシン液+L-アルギニン 0.15%(w/v) 対 イソロイシン液だけ/Ogawa ら 2004 キニーネ液+L-アルギニン 0.15%(w/v) 対 キニーネ液だけ/Ogawa ら 2004 フェニルアラニン液+L-アルギニン 0.15%(w/v) 対 フェニルアラニン液だけ]
- 行にせず、保留や範囲外にした資料もある。同じ研究の中でも、本文と図が食い違って向きを確定できなかった一部の対(タンニン酸の高い濃度、L-アルギニンを加えたロイシン・バリンの液)や、濃度の記載が要旨・方法・図で食い違う濃度は行にしていない。L-グルタミン酸の検定の結果の食い違いは、行に注を付けて残した。BCAA の液に酒石酸の液を混ぜた対は、混ぜ方の比率と最終の濃度が書かれておらず、苦い成分の量がそろっているか確かめられないので保留にした。ゲル(寒天など)を添加材として、ゲルに混ぜるかどうかを比べた研究は、服薬補助のゼリーに近いので範囲に入れていない。甘味料を苦い試料にした研究、苦い成分を取り除く処理、別の製剤どうしの比較、被覆の有無・被覆量など物理的な被覆の作りを比べる因子にした研究、味センサだけの研究、苦味でなく受け入れやすさだけを測った研究も外した。要旨だけの資料は、苦味の値の対が確かめられないので保留にした。
苦味の評価の一覧
人の苦味の評価の結果だけを抜き出した。研究ごとに苦い試料と尺度と集計のしかたが違うので、値どうしを研究をまたいで比べない。 比べた二つは、見出しの「対」の前に素材を加えた条件、後に加えない条件を置き、値の欄も同じ順に並べた。素材の量は各行の見出しと条件に研究の条件として書いた。 「向き」の欄は、どちらが苦かったかを「〜の方が苦い」で示す。向きは掲載された値の大小だけで示す。二つの時点で向きが分かれた行は「組み合わせで変わる」と出る。 差が有意かどうかは「向き・検定」の欄の検定の段で見る。有意差が無い行でも、向きの欄は値の大小を示す。検定の方法は書かれていても、示した二つの条件の対の結果が無い行は「この比較の結果は記載なし」にし、有意差なしとは書いていない。 値が図にしか無い行は、図から読んだ概算であることを値の欄に書いた。錠剤の研究で二つの時点を評価したものは、同じ対の行に二つの時点の値を並べた。 研究名を押すと、下の「研究ごとの条件と結果」の詳細表へ移る。試験の条件・検定の水準・本文と図の食い違いは、その詳細表の各行の下に書いた。
人が苦味を評価した結果だけを抜き出した一覧。値の出所(表の値か図からの目測か)は各行に書いた。研究ごとに尺度も測り方も違うので、行の中で比べ、行どうしは比べない。
| 研究 | 比べた組・条件 | 測り方 | 素材を加えた条件 | 加えない条件 | 向き・検定 |
|---|---|---|---|---|---|
| Nakamura ら 2002(ホスファチジン酸・タンニン酸) | キニーネ+ホスファチジン酸 0.1%(w/v) 対 キニーネだけ 塩酸キニーネ 0.1 mM の液(10 mM KCl で調製)に、市販の苦味抑制剤のホスファチジン酸(BMI-40)0.1%(w/v)を加えた。B は同じキニーネの液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。11 名の平均。値は図 1B の概算 | 約 0.9(図の概算) | 約 1.6(図の概算) | 加えない条件の方が苦い 検定の記載なし |
| Nakamura ら 2002(ホスファチジン酸・タンニン酸) | キニーネ+ホスファチジン酸 1.0%(w/v) 対 キニーネだけ 塩酸キニーネ 0.1 mM の液(10 mM KCl で調製)に、ホスファチジン酸(BMI-40)1.0%(w/v)を加えた。B は同じキニーネの液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。11 名の平均。値は図 1B の概算 | 約 0.2(図の概算) | 約 1.6(図の概算) | 加えない条件の方が苦い 検定の記載なし |
| Nakamura ら 2002(ホスファチジン酸・タンニン酸) | キニーネ+タンニン酸 0.05%(w/v) 対 キニーネだけ 塩酸キニーネ 0.1 mM の液(10 mM KCl で調製)に、タンニン酸 0.05%(w/v)を加えた。B は同じキニーネの液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。11 名の平均。値は図 1B の概算 | 約 0.7(図の概算) | 約 1.6(図の概算) | 加えない条件の方が苦い 検定の記載なし |
| Ogawa ら 2004 | イソロイシン液+ホスファチジン酸 1.0%(w/v) 対 イソロイシン液だけ L-イソロイシン 100 mM の液にホスファチジン酸 1.0%(w/v)を加えた。B は同じ液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。6 名の平均 | 1.15±0.23(本文) | 1.68±0.14(本文) | 加えない条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| Ogawa ら 2004 | フェニルアラニン液+ホスファチジン酸 1.0%(w/v) 対 フェニルアラニン液だけ L-フェニルアラニン 100 mM の液にホスファチジン酸 1.0%(w/v)を加えた。B は同じ液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。6 名の平均 | 2.08±0.25(本文) | 2.62±0.20(本文) | 加えない条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| Ogawa ら 2004 | フェニルアラニン液+タンニン酸 0.005%(w/v) 対 フェニルアラニン液だけ L-フェニルアラニン 100 mM の液にタンニン酸 0.005%(w/v)を加えた。B は同じ液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。6 名の平均 | 1.72±0.27(本文) | 2.62±0.20(本文) | 加えない条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| Ogawa ら 2004 | イソロイシン液+L-アルギニン 0.15%(w/v) 対 イソロイシン液だけ L-イソロイシン 100 mM の液にL-アルギニン 0.15%(w/v)を加えた。B は同じ液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。6 名の平均 | 0.50±0.25(本文) | 1.68±0.43(本文) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| Ogawa ら 2004 | キニーネ液+L-アルギニン 0.15%(w/v) 対 キニーネ液だけ 塩酸キニーネ 0.1 mM の液にL-アルギニン 0.15%(w/v)を加えた。B は同じ液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。6 名の平均 | 0.88±0.37(本文) | 2.03±0.20(本文) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| Ogawa ら 2004 | フェニルアラニン液+L-アルギニン 0.15%(w/v) 対 フェニルアラニン液だけ L-フェニルアラニン 100 mM の液にL-アルギニン 0.15%(w/v)を加えた。B は同じ液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。6 名の平均 | 2.14±0.20(本文) | 2.62±0.37(本文) | 加えない条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| Ogawa ら 2004 | イソロイシン液+L-リシン 0.15%(w/v) 対 イソロイシン液だけ L-イソロイシン 100 mM の液にL-リシン 0.15%(w/v)を加えた。B は同じ液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。6 名の平均 | 約 2.55(図の概算) | 約 1.7(図の概算) | 素材を加えた条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| Ogawa ら 2004 | フェニルアラニン液+L-リシン 0.15%(w/v) 対 フェニルアラニン液だけ L-フェニルアラニン 100 mM の液にL-リシン 0.15%(w/v)を加えた。B は同じ液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。6 名の平均 | 約 3.05(図の概算) | 約 2.65(図の概算) | 素材を加えた条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| Ogawa ら 2004 | キニーネ液+L-リシン 0.15%(w/v) 対 キニーネ液だけ 塩酸キニーネ 0.1 mM の液にL-リシン 0.15%(w/v)を加えた。B は同じ液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。6 名の平均 | 約 2.65(図の概算) | 約 2.05(図の概算) | 素材を加えた条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| Ogawa ら 2004 | キニーネ液+L-グルタミン酸 0.15%(w/v) 対 キニーネ液だけ 塩酸キニーネ 0.1 mM の液にL-グルタミン酸 0.15%(w/v)を加えた。B は同じ液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。6 名の平均 | 約 2.75(図の概算) | 約 2.05(図の概算) | 素材を加えた条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| Tokuyama ら 2006 | イソロイシン液+L-オルニチン 100 mM 対 イソロイシン液だけ L-イソロイシン 100 mM の液にL-オルニチン(一塩酸塩)100 mMを加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された 8 名の平均(平均±SE) | 1.01(本文) | 1.76(本文) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| Tokuyama ら 2006 | ロイシン液+L-オルニチン 100 mM 対 ロイシン液だけ L-ロイシン 100 mM の液にL-オルニチン(一塩酸塩)100 mMを加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された 8 名の平均(平均±SE) | 約 1.05(図の概算) | 約 1.8(図の概算) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| Tokuyama ら 2006 | バリン液+L-オルニチン 100 mM 対 バリン液だけ L-バリン 100 mM の液にL-オルニチン(一塩酸塩)100 mMを加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された 8 名の平均(平均±SE) | 0.58(本文) | 1.20(本文) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意差なし |
| Tokuyama ら 2006 | 混合 BCAA 液+L-オルニチン 100 mM 対 混合 BCAA 液だけ 混合 BCAA の液(L-イソロイシン 28.1 mM・L-ロイシン 12.1 mM・L-バリン 60.7 mM)にL-オルニチン(一塩酸塩)100 mMを加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された 6 名の平均(平均±SE) | 0.17(本文) | 1.33(本文) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| Tokuyama ら 2006 | イソロイシン液+L-アルギニン 100 mM 対 イソロイシン液だけ L-イソロイシン 100 mM の液にL-アルギニン 100 mMを加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された 8 名の平均(平均±SE) | 約 1.1(図の概算) | 1.76(本文) | 加えない条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| Tokuyama ら 2006 | 混合 BCAA 液+L-アルギニン 100 mM 対 混合 BCAA 液だけ 混合 BCAA の液(L-イソロイシン 28.1 mM・L-ロイシン 12.1 mM・L-バリン 60.7 mM)にL-アルギニン 100 mMを加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された 6 名の平均(平均±SE) | 0.50(本文) | 1.33(本文) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| Shiraishi ら 2017 | ジフェンヒドラミン液+クロロゲン酸 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ 塩酸ジフェンヒドラミン 0.5 mM の液に、クロロゲン酸 1.0 mM を加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。値は図 3 の概算(原典は平均±SD) | 約 1.2(図の概算) | 約 2.3(図の概算) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| Shiraishi ら 2017 | ジフェンヒドラミン液+キナ酸 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ 塩酸ジフェンヒドラミン 0.5 mM の液に、キナ酸 1.0 mM を加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。値は図 3 の概算(原典は平均±SD) | 約 0.7(図の概算) | 約 2.3(図の概算) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| Shiraishi ら 2017 | ジフェンヒドラミン液+カフェ酸 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ 塩酸ジフェンヒドラミン 0.5 mM の液に、カフェ酸 1.0 mM を加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。値は図 3 の概算(原典は平均±SD) | 約 1.2(図の概算) | 約 2.3(図の概算) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| Okuno ら 2020 | ジフェンヒドラミン液+Glu-Glu(うま味ジペプチド) 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ 塩酸ジフェンヒドラミン 0.5 mM の液に、Glu-Glu(うま味ジペプチド) 1.0 mM を加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された女性 7 名の平均。値は図 3 の概算(原典は平均±SD) | 約 0.8(図の概算) | 約 1.9(図の概算) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| Okuno ら 2020 | ジフェンヒドラミン液+Asp-Asp(うま味ジペプチド) 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ 塩酸ジフェンヒドラミン 0.5 mM の液に、Asp-Asp(うま味ジペプチド) 1.0 mM を加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された女性 7 名の平均。値は図 3 の概算(原典は平均±SD) | 約 0.95(図の概算) | 約 1.9(図の概算) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| Okuno ら 2020 | ジフェンヒドラミン液+Gly-Gly(ジペプチド) 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ 塩酸ジフェンヒドラミン 0.5 mM の液に、Gly-Gly(ジペプチド) 1.0 mM を加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された女性 7 名の平均。値は図 3 の概算(原典は平均±SD) | 約 1.6(図の概算) | 約 1.9(図の概算) | 加えない条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| Okuno ら 2020 | ジフェンヒドラミン液+L-グルタミン酸 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ 塩酸ジフェンヒドラミン 0.5 mM の液に、L-グルタミン酸 1.0 mM を加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された女性 7 名の平均。値は図 3 の概算(原典は平均±SD) | 約 1.15(図の概算) | 約 1.9(図の概算) | 加えない条件の方が苦い 本文と図の検定の結果が食い違う |
| Okuno ら 2020 | ジフェンヒドラミン液+L-アスパラギン酸 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ 塩酸ジフェンヒドラミン 0.5 mM の液に、L-アスパラギン酸 1.0 mM を加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された女性 7 名の平均。値は図 3 の概算(原典は平均±SD) | 約 1.0(図の概算) | 約 1.9(図の概算) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| Okuno ら 2020 | ジフェンヒドラミン液+グリシン 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ 塩酸ジフェンヒドラミン 0.5 mM の液に、グリシン 1.0 mM を加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された女性 7 名の平均。値は図 3 の概算(原典は平均±SD) | 約 1.6(図の概算) | 約 1.9(図の概算) | 加えない条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| Sotoyama ら 2017 | クエン酸 0.1% を配合した錠 対 配合しない錠 この行の量は試験用の錠の組成で、調剤や服用の目安ではない。オロパタジン塩酸塩 5 mg を含む 250 mg の口腔内崩壊錠。同じ被覆顆粒 37.71 mg に、クエン酸 0.25 mg(0.1%)を配合し、その分賦形剤(Ludiflash)を 198.54 mg から 198.29 mg に減らした。B はクエン酸なしの錠。口の中で崩壊させて評価し(崩壊中)、吐き出した直後にもう一度評価した | 苦味の VAS 0〜100 mm(0=なし、100=とても苦い)。健康な成人 11 名の平均(平均+SD)。B は本文の値、A は図 1a・1b の概算 | 崩壊中 約 42・吐き出した直後 約 28(図の概算) | 崩壊中 47・吐き出した直後 40(本文) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意差なし |
| Sotoyama ら 2017 | クエン酸 1% を配合した錠 対 配合しない錠 この行の量は試験用の錠の組成で、調剤や服用の目安ではない。オロパタジン塩酸塩 5 mg を含む 250 mg の口腔内崩壊錠。同じ被覆顆粒 37.71 mg に、クエン酸 2.50 mg(1%)を配合し、その分賦形剤(Ludiflash)を 198.54 mg から 196.04 mg に減らした。B はクエン酸なしの錠。口の中で崩壊させて評価し(崩壊中)、吐き出した直後にもう一度評価した | 苦味の VAS 0〜100 mm(0=なし、100=とても苦い)。健康な成人 11 名の平均(平均+SD)。B は本文の値、A は図 1a・1b の概算 | 崩壊中 約 30・吐き出した直後 約 35(図の概算) | 崩壊中 47・吐き出した直後 40(本文) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意差なし |
| Sotoyama ら 2017 | クエン酸 2.5% を配合した錠 対 配合しない錠 この行の量は試験用の錠の組成で、調剤や服用の目安ではない。オロパタジン塩酸塩 5 mg を含む 250 mg の口腔内崩壊錠。同じ被覆顆粒 37.71 mg に、クエン酸 6.25 mg(2.5%)を配合し、その分賦形剤(Ludiflash)を 198.54 mg から 192.29 mg に減らした。B はクエン酸なしの錠。口の中で崩壊させて評価し(崩壊中)、吐き出した直後にもう一度評価した | 苦味の VAS 0〜100 mm(0=なし、100=とても苦い)。健康な成人 11 名の平均(平均+SD)。B は本文の値、A は図 1a・1b の概算 | 崩壊中 約 22・吐き出した直後 約 17(図の概算) | 崩壊中 47・吐き出した直後 40(本文) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意差なし |
| Sotoyama ら 2017 | クエン酸 5% を配合した錠 対 配合しない錠 この行の量は試験用の錠の組成で、調剤や服用の目安ではない。オロパタジン塩酸塩 5 mg を含む 250 mg の口腔内崩壊錠。同じ被覆顆粒 37.71 mg に、クエン酸 12.50 mg(5%)を配合し、その分賦形剤(Ludiflash)を 198.54 mg から 186.04 mg に減らした。B はクエン酸なしの錠。口の中で崩壊させて評価し(崩壊中)、吐き出した直後にもう一度評価した | 苦味の VAS 0〜100 mm(0=なし、100=とても苦い)。健康な成人 11 名の平均(平均+SD)。B は本文の値、A は図 1a・1b の概算 | 崩壊中 約 27・吐き出した直後 約 26(図の概算) | 崩壊中 47・吐き出した直後 40(本文) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意差なし |
| Sotoyama ら 2017 | クエン酸 10% を配合した錠 対 配合しない錠 この行の量は試験用の錠の組成で、調剤や服用の目安ではない。オロパタジン塩酸塩 5 mg を含む 250 mg の口腔内崩壊錠。同じ被覆顆粒 37.71 mg に、クエン酸 25.00 mg(10%)を配合し、その分賦形剤(Ludiflash)を 198.54 mg から 173.54 mg に減らした。B はクエン酸なしの錠。口の中で崩壊させて評価し(崩壊中)、吐き出した直後にもう一度評価した | 苦味の VAS 0〜100 mm(0=なし、100=とても苦い)。健康な成人 11 名の平均(平均+SD)。B は本文の値、A は図 1a・1b の概算 | 崩壊中 約 20・吐き出した直後 約 24(図の概算) | 崩壊中 47・吐き出した直後 40(本文) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意差なし |
| Dadkhah ら 2025 | GABA 3.00% を配合した錠 対 配合しない錠 この行の量は試験用の錠の組成で、調剤や服用の目安ではない。3D プリンタで作ったデキサメタゾンの咀嚼錠(デキサメタゾン 1.00%、錠あたり 2 mg)。共通の基材(ラズベリー香料 3.00%・サッカリンナトリウム 0.10%・ソルビトール溶液 22.00%(表 2。原料は 70% のソルビトール溶液)などを全部の錠に同じ量)に、GABA(γ-アミノ酪酸)3.00%を配合した。B は GABA・β-シクロデキストリンのどちらも加えない錠。舌の上で 30 秒つぶして保ち、吐き出した直後と 2 分後に評価 | 苦味の VAS(「全く苦くない」〜「極めて苦い」)を 0〜100% に換算。成人 6 名の平均(吐き出した直後は 6 名、2 分後は 5 名) | 吐き出した直後 20.40・2 分後 13.89(表 4) | 吐き出した直後 30.08・2 分後 12.26(表 4) | 組み合わせで変わる 検定の記載なし |
| Dadkhah ら 2025 | β-シクロデキストリン 3.00% を配合した錠 対 配合しない錠 この行の量は試験用の錠の組成で、調剤や服用の目安ではない。3D プリンタで作ったデキサメタゾンの咀嚼錠(デキサメタゾン 1.00%、錠あたり 2 mg)。共通の基材(ラズベリー香料 3.00%・サッカリンナトリウム 0.10%・ソルビトール溶液 22.00%(表 2。原料は 70% のソルビトール溶液)などを全部の錠に同じ量)に、β-シクロデキストリン 3.00%を配合した。B は GABA・β-シクロデキストリンのどちらも加えない錠。舌の上で 30 秒つぶして保ち、吐き出した直後と 2 分後に評価 | 苦味の VAS(「全く苦くない」〜「極めて苦い」)を 0〜100% に換算。成人 6 名の平均(吐き出した直後は 6 名、2 分後は 5 名) | 吐き出した直後 41.48・2 分後 28.54(表 4) | 吐き出した直後 30.08・2 分後 12.26(表 4) | 素材を加えた条件の方が苦い 検定の記載なし |
| Dadkhah ら 2025 | GABA 3.00%+β-シクロデキストリン 3.00% を配合した錠 対 配合しない錠 この行の量は試験用の錠の組成で、調剤や服用の目安ではない。3D プリンタで作ったデキサメタゾンの咀嚼錠(デキサメタゾン 1.00%、錠あたり 2 mg)。共通の基材(ラズベリー香料 3.00%・サッカリンナトリウム 0.10%・ソルビトール溶液 22.00%(表 2。原料は 70% のソルビトール溶液)などを全部の錠に同じ量)に、GABA 3.00% とβ-シクロデキストリン 3.00% の両方を配合した。B は GABA・β-シクロデキストリンのどちらも加えない錠。舌の上で 30 秒つぶして保ち、吐き出した直後と 2 分後に評価 | 苦味の VAS(「全く苦くない」〜「極めて苦い」)を 0〜100% に換算。成人 6 名の平均(吐き出した直後は 6 名、2 分後は 5 名) | 吐き出した直後 43.49・2 分後 23.75(表 4) | 吐き出した直後 30.08・2 分後 12.26(表 4) | 素材を加えた条件の方が苦い 検定の記載なし |
| Sterneder ら 2024 | キニーネ液+DMDHE 100 ppm 対 キニーネ液だけ キニーネ 10 ppm の水溶液に、ヤシの一種 Daemonorops dracoの樹脂から単離し、のちに合成した化合物 4′-デメチル-3,9-ジヒドロユーコミン(DMDHE)100 ppm を加えた。B は同じキニーネ液だけ。2 試料を並べて比べる方式で、鼻をクリップでふさいで評価 | 苦味の評点 0〜100(0=苦くない、100=とても苦い。方法の節は 0〜10 と書き、結果と図の注は 0〜100 と書く)。訓練されたパネル 22 名の平均(統計の節は、断りが無ければ平均±SEM と書く) | 53.8±3.6(本文) | 64.1±3.7(本文) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
研究ごとの条件と結果
研究ごとに、苦い試料と素材の条件・試料の出し方・評価した人の条件と、測った結果を並べる。行の単位は「研究×測定結果」で、 同じ研究の中の別の素材や別の量は別の行にした。各行の下に、論文での位置と、 その行が「同じ苦い試料で苦い成分の量をそろえたまま素材を加えたとき、人が感じる苦味の強さが加えない条件と違うか」の比較に使えるかを、理由と一緒に書いた。 空欄にせず、「記載なし」(論文に書かれていない)、「読んでいない」、「該当しない」を書き分けている。 本文と図が食い違う研究は、その食い違いを残した。味センサなどの機器の結果は、人の評価と分けて行にしていない。
Nakamura ら 2002(ホスファチジン酸・タンニン酸) 官能だけ
The effect of various substances on the suppression of the bitterness of quinine-human gustatory sensation, binding, and taste sensor studies. Chemical & Pharmaceutical Bulletin — doi:10.1248/cpb.50.1589
- 原文の確認の深さ
- 全文で確認 — J-STAGE の PDF 全 5 頁(方法・結果と考察・図 1B)。図 1B の値は頁の画像を拡大して目で読んだ(原典に数値の表は無い)。同じ論文のショ糖・NaCl の対は「砂糖や塩を足すと苦味は抑えられるのか」の頁が研究 nakamura2002 として持ち、この行はホスファチジン酸・タンニン酸の対のための研究の行 確かめた者: LLM(読み取りの係が抜き出し、別の者が原典で照合。人の確認は無い)、2026-10-24。
- 試料
- 塩酸キニーネ 0.1 mM の液(10 mM KCl で調製)に、ホスファチジン酸(市販の苦味抑制剤 BMI-40)0.001・0.01・0.1・1.0%(w/v)か、タンニン酸 0.005・0.015・0.05・0.15%(w/v)を加えた(方法の欄の濃度)
- 加工・調理
- 該当しない(溶液に加えただけ)
- 出し方・食べ方
- 5 mL を 15 秒含む。試料のあいだはうがいをして 20 分以上あける
- 誰が・どの尺度で
- 11 名。塩酸キニーネ 0.01・0.03・0.1・0.3・1 mM の標準液を苦味の点 0〜4 として先に覚え、試料に点を付けた。図は平均±SEM。ホスファチジン酸・タンニン酸の対の検定の方法は書かれていない
| 測ったもの | 比べた組・条件 | 素材を加えた条件 | 加えない条件 | 単位 | 向き・検定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 苦味の強さ(官能) | キニーネ+ホスファチジン酸 0.1%(w/v) 対 キニーネだけ 塩酸キニーネ 0.1 mM の液(10 mM KCl で調製)に、市販の苦味抑制剤のホスファチジン酸(BMI-40)0.1%(w/v)を加えた。B は同じキニーネの液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 約 0.9(図の概算) | 約 1.6(図の概算) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。11 名の平均。値は図 1B の概算 | 加えない条件の方が苦い 検定の記載なし |
| 向きは図の概算の大小。原典は平均±SEM を図に示すだけで、この対の検定の方法と結果は書かれていない(本文はホスファチジン酸で苦味が大きく下がったと書く)。図の概算には ±0.1〜0.2 ほどの読みの幅がある。図 1B には方法の欄に無いホスファチジン酸の点(約 0.25・0.5% の位置)もある 原典の位置: 方法(官能試験)、結果と考察、図 1B 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じキニーネの液で、素材を加えたかどうかだけが違う。11 名が同じ標準液の点で評価した。検定の結果が無く、値は図の概算 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | キニーネ+ホスファチジン酸 1.0%(w/v) 対 キニーネだけ 塩酸キニーネ 0.1 mM の液(10 mM KCl で調製)に、ホスファチジン酸(BMI-40)1.0%(w/v)を加えた。B は同じキニーネの液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 約 0.2(図の概算) | 約 1.6(図の概算) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。11 名の平均。値は図 1B の概算 | 加えない条件の方が苦い 検定の記載なし |
| 向きは図の概算の大小。原典は平均±SEM を図に示すだけで、この対の検定の方法と結果は書かれていない(本文は対照の約 10% に下がったと書き、要旨は抑制の割合を 81.7% と書く)。図の概算には ±0.1〜0.2 ほどの読みの幅がある。図 1B には方法の欄に無いホスファチジン酸の点(約 0.25・0.5% の位置)もある。要旨と図 2B の抑制の割合は、苦味の点を等価のキニーネ濃度に換算した値に基づき、ここに載せた 0〜4 の点どうしの比ではない 原典の位置: 方法(官能試験)、結果と考察、図 1B 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じキニーネの液で、素材を加えたかどうかだけが違う。11 名が同じ標準液の点で評価した。検定の結果が無く、値は図の概算 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | キニーネ+タンニン酸 0.05%(w/v) 対 キニーネだけ 塩酸キニーネ 0.1 mM の液(10 mM KCl で調製)に、タンニン酸 0.05%(w/v)を加えた。B は同じキニーネの液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 約 0.7(図の概算) | 約 1.6(図の概算) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。11 名の平均。値は図 1B の概算 | 加えない条件の方が苦い 検定の記載なし |
| 向きは図の概算の大小。原典は平均±SEM を図に示すだけで、この対の検定の方法と結果は書かれていない(本文は0.05% までは濃度とともに下がったと書き、要旨は抑制の割合を 61.0% と書く)。図の概算には ±0.1〜0.2 ほどの読みの幅がある。図 1B には方法の欄に無いホスファチジン酸の点(約 0.25・0.5% の位置)もある。要旨の抑制の割合は、苦味の点を等価のキニーネ濃度に換算した値に基づき、ここに載せた 0〜4 の点どうしの比ではない。タンニン酸 0.15% は、本文が「対照より有意に高い 1.5」と書くが、図では約 1.5 で対照の約 1.6 より低く、本文と図が合わないので行にしていない 原典の位置: 方法(官能試験)、結果と考察、図 1B 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じキニーネの液で、素材を加えたかどうかだけが違う。11 名が同じ標準液の点で評価した。検定の結果が無く、値は図の概算 | |||||
Ogawa ら 2004 官能だけ
The Combination Effect of L-Arginine and NaCl on Bitterness Suppression of Amino Acid Solutions. Chemical & Pharmaceutical Bulletin 52(2):172-177 — doi:10.1248/cpb.52.172
- 原文の確認の深さ
- 全文で確認 — J-STAGE の PDF 全文(方法・結果と考察・図 1C・図 2)。図 1・図 2 は頁の画像で確かめた(図の点の概算と印) 確かめた者: LLM(読み取りの係が抜き出し、別の者が原典で照合。人の確認は無い)、2026-10-24。
- 試料
- L-イソロイシン 100 mM、L-フェニルアラニン 100 mM、塩酸キニーネ 0.1 mM の液に、ホスファチジン酸 0.001〜1.0%(w/v)、タンニン酸 0.005〜0.15%(w/v)、L-アルギニン・L-リシン・L-ヒスチジン・L-アスパラギン酸・L-グルタミン酸 0.05・0.10・0.15%(w/v)などを加えた。ショ糖・アスパルテーム・NaCl の対もあるが、この表には入れていない
- 加工・調理
- 該当しない(溶液に加えただけ)
- 出し方・食べ方
- 5 mL を 15 秒口に含む。試料のあいだはうがいをして 20 分以上あける
- 誰が・どの尺度で
- 説明を受けた 6 名。塩酸キニーネ 0.01・0.03・0.10・0.30・1.00 mM の標準液を苦味の点 0〜4 として先に覚えた。図は平均±SEM。一元配置の分散分析のあと 2 標本 t 検定
| 測ったもの | 比べた組・条件 | 素材を加えた条件 | 加えない条件 | 単位 | 向き・検定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 苦味の強さ(官能) | イソロイシン液+ホスファチジン酸 1.0%(w/v) 対 イソロイシン液だけ L-イソロイシン 100 mM の液にホスファチジン酸 1.0%(w/v)を加えた。B は同じ液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 1.15±0.23(本文) | 1.68±0.14(本文) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。6 名の平均 | 加えない条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| 一元配置の分散分析のあと 2 標本 t 検定(* p<0.05、** p<0.01、図の印は無添加との比較)。向きは掲載の値(本文)の大小。図 1C に個別の印は無く、この対の検定の結果は書かれていない。本文は、ホスファチジン酸でイソロイシンは約 30%、フェニルアラニンは約 20% 下がったと書く。無添加の値の SEM は、ホスファチジン酸の段落(±0.14・±0.20)と L-アルギニンの段落(±0.43・±0.37)で違い、同じ測定かは書かれていない。それぞれの段落の値をそのまま載せた 原典の位置: 方法、結果と考察(ホスファチジン酸・タンニン酸の段落)、図 1C 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 使える — 同じアミノ酸(またはキニーネ)の液で、素材を加えたかどうかだけが違う。6 名の評価で、人数が少ない。検定の結果が無い | |||||
| 苦味の強さ(官能) | フェニルアラニン液+ホスファチジン酸 1.0%(w/v) 対 フェニルアラニン液だけ L-フェニルアラニン 100 mM の液にホスファチジン酸 1.0%(w/v)を加えた。B は同じ液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 2.08±0.25(本文) | 2.62±0.20(本文) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。6 名の平均 | 加えない条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| 一元配置の分散分析のあと 2 標本 t 検定(* p<0.05、** p<0.01、図の印は無添加との比較)。向きは掲載の値(本文)の大小。図 1C に個別の印は無く、この対の検定の結果は書かれていない。本文は、ホスファチジン酸でイソロイシンは約 30%、フェニルアラニンは約 20% 下がったと書く。無添加の値の SEM は、ホスファチジン酸の段落(±0.14・±0.20)と L-アルギニンの段落(±0.43・±0.37)で違い、同じ測定かは書かれていない。それぞれの段落の値をそのまま載せた 原典の位置: 方法、結果と考察(ホスファチジン酸・タンニン酸の段落)、図 1C 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 使える — 同じアミノ酸(またはキニーネ)の液で、素材を加えたかどうかだけが違う。6 名の評価で、人数が少ない。検定の結果が無い | |||||
| 苦味の強さ(官能) | フェニルアラニン液+タンニン酸 0.005%(w/v) 対 フェニルアラニン液だけ L-フェニルアラニン 100 mM の液にタンニン酸 0.005%(w/v)を加えた。B は同じ液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 1.72±0.27(本文) | 2.62±0.20(本文) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。6 名の平均 | 加えない条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| 一元配置の分散分析のあと 2 標本 t 検定(* p<0.05、** p<0.01、図の印は無添加との比較)。向きは掲載の値(本文)の大小。図 1C に個別の印は無く、この対の検定の結果は書かれていない。本文は、タンニン酸 0.15%(w/v)を超えるとフェニルアラニン液の苦味が大きく上がり、官能試験ができなかったと書く(その濃度の値は無い) 原典の位置: 結果と考察(タンニン酸の段落)、図 1C 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 使える — 同じアミノ酸(またはキニーネ)の液で、素材を加えたかどうかだけが違う。6 名の評価で、人数が少ない。検定の結果が無い | |||||
| 苦味の強さ(官能) | イソロイシン液+L-アルギニン 0.15%(w/v) 対 イソロイシン液だけ L-イソロイシン 100 mM の液にL-アルギニン 0.15%(w/v)を加えた。B は同じ液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 0.50±0.25(本文) | 1.68±0.43(本文) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。6 名の平均 | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| 一元配置の分散分析のあと 2 標本 t 検定(* p<0.05、** p<0.01、図の印は無添加との比較)。向きは掲載の値(本文)の大小。本文は有意に下がったと書き、図 2C の 0.15% の点に * がある。無添加の値の SEM は、ホスファチジン酸の段落(±0.14・±0.20)と L-アルギニンの段落(±0.43・±0.37)で違い、同じ測定かは書かれていない。それぞれの段落の値をそのまま載せた 原典の位置: 結果と考察(L-アルギニンの段落)、図 2C 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 使える — 同じアミノ酸(またはキニーネ)の液で、素材を加えたかどうかだけが違う。6 名の評価で、人数が少ない | |||||
| 苦味の強さ(官能) | キニーネ液+L-アルギニン 0.15%(w/v) 対 キニーネ液だけ 塩酸キニーネ 0.1 mM の液にL-アルギニン 0.15%(w/v)を加えた。B は同じ液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 0.88±0.37(本文) | 2.03±0.20(本文) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。6 名の平均 | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| 一元配置の分散分析のあと 2 標本 t 検定(* p<0.05、** p<0.01、図の印は無添加との比較)。向きは掲載の値(本文)の大小。本文は有意に下がったと書き、図 2C の 0.15% の点に * がある。図 2C の点は本文の値より少し高く見える(約 1.0)が、図 2D の始点は本文の値に近い 原典の位置: 結果と考察(L-アルギニンの段落)、図 2C・2D 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 使える — 同じアミノ酸(またはキニーネ)の液で、素材を加えたかどうかだけが違う。6 名の評価で、人数が少ない | |||||
| 苦味の強さ(官能) | フェニルアラニン液+L-アルギニン 0.15%(w/v) 対 フェニルアラニン液だけ L-フェニルアラニン 100 mM の液にL-アルギニン 0.15%(w/v)を加えた。B は同じ液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 2.14±0.20(本文) | 2.62±0.37(本文) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。6 名の平均 | 加えない条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| 一元配置の分散分析のあと 2 標本 t 検定(* p<0.05、** p<0.01、図の印は無添加との比較)。向きは掲載の値(本文)の大小。本文は「わずかに下がった」と書き、図 2C の 0.15% の点に印は無い。この対の検定の結果は書かれていない(有意差なしとは書いていない)。無添加の値の SEM は、ホスファチジン酸の段落(±0.14・±0.20)と L-アルギニンの段落(±0.43・±0.37)で違い、同じ測定かは書かれていない。それぞれの段落の値をそのまま載せた 原典の位置: 結果と考察(L-アルギニンの段落)、図 2C 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 使える — 同じアミノ酸(またはキニーネ)の液で、素材を加えたかどうかだけが違う。6 名の評価で、人数が少ない。検定の結果が無い | |||||
| 苦味の強さ(官能) | イソロイシン液+L-リシン 0.15%(w/v) 対 イソロイシン液だけ L-イソロイシン 100 mM の液にL-リシン 0.15%(w/v)を加えた。B は同じ液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 約 2.55(図の概算) | 約 1.7(図の概算) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。6 名の平均 | 素材を加えた条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| 一元配置の分散分析のあと 2 標本 t 検定(* p<0.05、** p<0.01、図の印は無添加との比較)。向きは図の概算の大小。図 2A に印は無く、この対の検定の結果は書かれていない。L-リシンと L-グルタミン酸の濃度は方法では 0.05・0.10・0.15%(w/v)で、図 2A・2B の目盛りに数字が無いので、最も右の点を 0.15% と読んだ。本文は L-アスパラギン酸・L-ヒスチジンもどの液の苦味も隠せなかったと書く(データは非掲載)。図の概算には ±0.1〜0.2 ほどの読みの幅がある 原典の位置: 方法(試料の濃度・統計)、結果と考察、図 2A 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じアミノ酸(またはキニーネ)の液で、素材を加えたかどうかだけが違う。6 名の評価で、人数が少ない。検定の結果が無い | |||||
| 苦味の強さ(官能) | フェニルアラニン液+L-リシン 0.15%(w/v) 対 フェニルアラニン液だけ L-フェニルアラニン 100 mM の液にL-リシン 0.15%(w/v)を加えた。B は同じ液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 約 3.05(図の概算) | 約 2.65(図の概算) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。6 名の平均 | 素材を加えた条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| 一元配置の分散分析のあと 2 標本 t 検定(* p<0.05、** p<0.01、図の印は無添加との比較)。向きは図の概算の大小。図 2A に印は無く、この対の検定の結果は書かれていない。L-リシンと L-グルタミン酸の濃度は方法では 0.05・0.10・0.15%(w/v)で、図 2A・2B の目盛りに数字が無いので、最も右の点を 0.15% と読んだ。本文は L-アスパラギン酸・L-ヒスチジンもどの液の苦味も隠せなかったと書く(データは非掲載)。図の概算には ±0.1〜0.2 ほどの読みの幅がある 原典の位置: 方法(試料の濃度・統計)、結果と考察、図 2A 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じアミノ酸(またはキニーネ)の液で、素材を加えたかどうかだけが違う。6 名の評価で、人数が少ない。検定の結果が無い | |||||
| 苦味の強さ(官能) | キニーネ液+L-リシン 0.15%(w/v) 対 キニーネ液だけ 塩酸キニーネ 0.1 mM の液にL-リシン 0.15%(w/v)を加えた。B は同じ液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 約 2.65(図の概算) | 約 2.05(図の概算) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。6 名の平均 | 素材を加えた条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| 一元配置の分散分析のあと 2 標本 t 検定(* p<0.05、** p<0.01、図の印は無添加との比較)。向きは図の概算の大小。図 2A に印は無く、この対の検定の結果は書かれていない。L-リシンと L-グルタミン酸の濃度は方法では 0.05・0.10・0.15%(w/v)で、図 2A・2B の目盛りに数字が無いので、最も右の点を 0.15% と読んだ。本文は L-アスパラギン酸・L-ヒスチジンもどの液の苦味も隠せなかったと書く(データは非掲載)。図の概算には ±0.1〜0.2 ほどの読みの幅がある 原典の位置: 方法(試料の濃度・統計)、結果と考察、図 2A 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じアミノ酸(またはキニーネ)の液で、素材を加えたかどうかだけが違う。6 名の評価で、人数が少ない。検定の結果が無い | |||||
| 苦味の強さ(官能) | キニーネ液+L-グルタミン酸 0.15%(w/v) 対 キニーネ液だけ 塩酸キニーネ 0.1 mM の液にL-グルタミン酸 0.15%(w/v)を加えた。B は同じ液だけ。5 mL を 15 秒口に含む | 約 2.75(図の概算) | 約 2.05(図の概算) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。6 名の平均 | 素材を加えた条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| 一元配置の分散分析のあと 2 標本 t 検定(* p<0.05、** p<0.01、図の印は無添加との比較)。向きは図の概算の大小。図 2B に印は無く、この対の検定の結果は書かれていない。L-リシンと L-グルタミン酸の濃度は方法では 0.05・0.10・0.15%(w/v)で、図 2A・2B の目盛りに数字が無いので、最も右の点を 0.15% と読んだ。本文は L-アスパラギン酸・L-ヒスチジンもどの液の苦味も隠せなかったと書く(データは非掲載)。図の概算には ±0.1〜0.2 ほどの読みの幅がある。同じ図で、フェニルアラニン液は加えた側がわずかに高く(約 2.75 対約 2.6)、イソロイシン液は加えた側がわずかに低い(約 1.55 対約 1.7)。どちらも印は無く、差が小さいので行にしていない 原典の位置: 方法(試料の濃度・統計)、結果と考察、図 2B 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じアミノ酸(またはキニーネ)の液で、素材を加えたかどうかだけが違う。6 名の評価で、人数が少ない。検定の結果が無い | |||||
Tokuyama ら 2006 官能だけ
Bitterness Suppression of BCAA Solutions by L-Ornithine. Chemical & Pharmaceutical Bulletin 54(9):1288-1292 — doi:10.1248/cpb.54.1288
- 原文の確認の深さ
- 全文で確認 — J-STAGE の PDF 全文(方法・結果と考察・図 1・図 2)。図 1・図 2 は頁の画像で確かめた。味センサの結果は人の評価と分けて行にしていない 確かめた者: LLM(読み取りの係が抜き出し、別の者が原典で照合。人の確認は無い)、2026-10-24。
- 試料
- L-イソロイシン・L-ロイシン・L-バリンの各 100 mM の液と、混合 BCAA の液(L-イソロイシン 28.1 mM・L-ロイシン 12.1 mM・L-バリン 60.7 mM)に、L-オルニチン(一塩酸塩)か L-アルギニンを 1・10・100 mM 加えた
- 加工・調理
- 該当しない(溶液に加えただけ)
- 出し方・食べ方
- 2 mL を 5 秒口に含む。試料のあいだはうがいをして間をあける
- 誰が・どの尺度で
- 訓練された 6〜8 名(単独の液は 8 名、混合液は 6 名)。キニーネの標準液に合わせた苦味の点 0〜4。図は平均±SE。Mann–Whitney の U 検定
| 測ったもの | 比べた組・条件 | 素材を加えた条件 | 加えない条件 | 単位 | 向き・検定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 苦味の強さ(官能) | イソロイシン液+L-オルニチン 100 mM 対 イソロイシン液だけ L-イソロイシン 100 mM の液にL-オルニチン(一塩酸塩)100 mMを加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 1.01(本文) | 1.76(本文) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された 8 名の平均(平均±SE) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| Mann–Whitney の U 検定(図の * p<0.05、** p<0.01、無添加との比較)。向きは掲載の値(本文)の大小。図 1 の 100 mM の点に * がある。本文は 1・10 mM で 1.64・1.51 と書く 原典の位置: 結果と考察、図 1 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 使える — 同じ BCAA の液で、L-オルニチン(または L-アルギニン)を加えたかどうかだけが違う。訓練された少人数の評価 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | ロイシン液+L-オルニチン 100 mM 対 ロイシン液だけ L-ロイシン 100 mM の液にL-オルニチン(一塩酸塩)100 mMを加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 約 1.05(図の概算) | 約 1.8(図の概算) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された 8 名の平均(平均±SE) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| Mann–Whitney の U 検定(図の * p<0.05、** p<0.01、無添加との比較)。向きは図の概算の大小。図 1 の 100 mM の点に * がある。図の概算には ±0.1 ほどの読みの幅がある 原典の位置: 結果と考察、図 1 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 使える — 同じ BCAA の液で、L-オルニチン(または L-アルギニン)を加えたかどうかだけが違う。訓練された少人数の評価 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | バリン液+L-オルニチン 100 mM 対 バリン液だけ L-バリン 100 mM の液にL-オルニチン(一塩酸塩)100 mMを加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 0.58(本文) | 1.20(本文) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された 8 名の平均(平均±SE) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意差なし |
| Mann–Whitney の U 検定(図の * p<0.05、** p<0.01、無添加との比較)。向きは掲載の値(本文)の大小。本文は、この対で統計的な有意差は得られなかったと書く(差が無いという意味ではない)。著者は、無添加のバリン液の点が低かったためかもしれないと書き、予備試験の 300 mM のバリン液では下がったと書く(詳細は非掲載) 原典の位置: 結果と考察、図 1 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 使える — 同じ BCAA の液で、L-オルニチン(または L-アルギニン)を加えたかどうかだけが違う。訓練された少人数の評価 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | 混合 BCAA 液+L-オルニチン 100 mM 対 混合 BCAA 液だけ 混合 BCAA の液(L-イソロイシン 28.1 mM・L-ロイシン 12.1 mM・L-バリン 60.7 mM)にL-オルニチン(一塩酸塩)100 mMを加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 0.17(本文) | 1.33(本文) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された 6 名の平均(平均±SE) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| Mann–Whitney の U 検定(図の * p<0.05、** p<0.01、無添加との比較)。向きは掲載の値(本文)の大小。本文は有意に小さいと書き、図 2 の 100 mM の点に ** がある。混合液の濃度は市販の経腸栄養剤に近いと著者は書く 原典の位置: 結果と考察、図 2 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 使える — 同じ BCAA の液で、L-オルニチン(または L-アルギニン)を加えたかどうかだけが違う。訓練された少人数の評価 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | イソロイシン液+L-アルギニン 100 mM 対 イソロイシン液だけ L-イソロイシン 100 mM の液にL-アルギニン 100 mMを加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 約 1.1(図の概算) | 1.76(本文) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された 8 名の平均(平均±SE) | 加えない条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| Mann–Whitney の U 検定(図の * p<0.05、** p<0.01、無添加との比較)。向きは図の概算と本文の値の大小。図 1 の L-アルギニン 100 mM の点に印は無く、この対の検定の結果は書かれていない。同じ図の L-アルギニン 100 mM のロイシン液・バリン液は、本文が「むしろ苦味を高めた」と書くのに対し、図ではロイシンはほぼ同じ位置、バリンは低い位置にあり、本文と図が合わないので行にしていない 原典の位置: 結果と考察、図 1 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じ BCAA の液で、L-オルニチン(または L-アルギニン)を加えたかどうかだけが違う。訓練された少人数の評価。検定の結果が無い | |||||
| 苦味の強さ(官能) | 混合 BCAA 液+L-アルギニン 100 mM 対 混合 BCAA 液だけ 混合 BCAA の液(L-イソロイシン 28.1 mM・L-ロイシン 12.1 mM・L-バリン 60.7 mM)にL-アルギニン 100 mMを加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 0.50(本文) | 1.33(本文) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された 6 名の平均(平均±SE) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| Mann–Whitney の U 検定(図の * p<0.05、** p<0.01、無添加との比較)。向きは掲載の値(本文)の大小。本文は有意に小さいと書き、図 2 の 100 mM の点に * がある 原典の位置: 結果と考察、図 2 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 使える — 同じ BCAA の液で、L-オルニチン(または L-アルギニン)を加えたかどうかだけが違う。訓練された少人数の評価 | |||||
Shiraishi ら 2017 官能だけ
Suppression in Bitterness Intensity of Bitter Basic Drug by Chlorogenic Acid. Chemical & Pharmaceutical Bulletin 65(2):151-156 — doi:10.1248/cpb.c16-00670
- 原文の確認の深さ
- 全文で確認 — J-STAGE の PDF 全文(方法・結果と考察・図 3)。図 3 は頁の画像で確かめた。味センサと NMR の結果は行にしていない 確かめた者: LLM(読み取りの係が抜き出し、別の者が原典で照合。人の確認は無い)、2026-10-24。
- 試料
- 塩酸ジフェンヒドラミン(抗ヒスタミン薬の成分)0.5 mM の液に、クロロゲン酸・キナ酸・カフェ酸を各 0.1・0.5・1.0 mM 加えた
- 加工・調理
- 該当しない(溶液に加えただけ)
- 出し方・食べ方
- 2 mL を 5 秒口に含む。試料のあいだはうがいをして 20 分以上あける
- 誰が・どの尺度で
- 方法では訓練された健康な女性 6 名、図 3 の注では n=10 と書かれ、食い違う。キニーネの標準液に合わせた苦味の点 0〜4。図は平均±SD。検定は、方法では Bonferroni、図 3 の注では Tukey と書かれ、食い違う
| 測ったもの | 比べた組・条件 | 素材を加えた条件 | 加えない条件 | 単位 | 向き・検定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 苦味の強さ(官能) | ジフェンヒドラミン液+クロロゲン酸 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ 塩酸ジフェンヒドラミン 0.5 mM の液に、クロロゲン酸 1.0 mM を加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 約 1.2(図の概算) | 約 2.3(図の概算) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。値は図 3 の概算(原典は平均±SD) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| 向きは図の概算の大小。図 3 の印は無添加との比較で** p<0.01。評価した人数は、方法では訓練された女性 6 名、図 3 の注では n=10 と書かれ、食い違う。検定も、方法は Bonferroni、図 3 の注は Tukey と書かれ、食い違う。印は図 3 の注(Tukey)による。素材だけの液の苦味は、どれも閾値より弱かったと本文は書く。図の概算には ±0.1 ほどの読みの幅がある 原典の位置: 方法(官能試験・統計)、結果と考察、図 3 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じジフェンヒドラミンの液で、素材を加えたかどうかだけが違う。人数と検定の名前が方法と図で食い違う | |||||
| 苦味の強さ(官能) | ジフェンヒドラミン液+キナ酸 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ 塩酸ジフェンヒドラミン 0.5 mM の液に、キナ酸 1.0 mM を加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 約 0.7(図の概算) | 約 2.3(図の概算) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。値は図 3 の概算(原典は平均±SD) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| 向きは図の概算の大小。図 3 の印は無添加との比較で*** p<0.001。評価した人数は、方法では訓練された女性 6 名、図 3 の注では n=10 と書かれ、食い違う。検定も、方法は Bonferroni、図 3 の注は Tukey と書かれ、食い違う。印は図 3 の注(Tukey)による。素材だけの液の苦味は、どれも閾値より弱かったと本文は書く。図の概算には ±0.1 ほどの読みの幅がある 原典の位置: 方法(官能試験・統計)、結果と考察、図 3 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じジフェンヒドラミンの液で、素材を加えたかどうかだけが違う。人数と検定の名前が方法と図で食い違う | |||||
| 苦味の強さ(官能) | ジフェンヒドラミン液+カフェ酸 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ 塩酸ジフェンヒドラミン 0.5 mM の液に、カフェ酸 1.0 mM を加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 約 1.2(図の概算) | 約 2.3(図の概算) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。値は図 3 の概算(原典は平均±SD) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| 向きは図の概算の大小。図 3 の印は無添加との比較で** p<0.01。評価した人数は、方法では訓練された女性 6 名、図 3 の注では n=10 と書かれ、食い違う。検定も、方法は Bonferroni、図 3 の注は Tukey と書かれ、食い違う。印は図 3 の注(Tukey)による。素材だけの液の苦味は、どれも閾値より弱かったと本文は書く。図の概算には ±0.1 ほどの読みの幅がある 原典の位置: 方法(官能試験・統計)、結果と考察、図 3 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じジフェンヒドラミンの液で、素材を加えたかどうかだけが違う。人数と検定の名前が方法と図で食い違う | |||||
Okuno ら 2020 官能だけ
Bitterness-Suppressing Effect of Umami Dipeptides and Their Constituent Amino Acids on Diphenhydramine: Evaluation by Gustatory Sensation and Taste Sensor Testing. Chemical & Pharmaceutical Bulletin 68(3):234-243 — doi:10.1248/cpb.c19-00736
- 原文の確認の深さ
- 全文で確認 — J-STAGE の PDF 全文(方法・結果と考察・図 3)。図 3 は頁の画像で確かめた。味センサ・表面プラズモン共鳴・分子モデルの結果は行にしていない 確かめた者: LLM(読み取りの係が抜き出し、別の者が原典で照合。人の確認は無い)、2026-10-24。
- 試料
- 塩酸ジフェンヒドラミン 0.5 mM の液に、Glu-Glu・Asp-Asp・Gly-Gly(ジペプチド)と Glu・Asp・Gly(アミノ酸)を加えた。加えた濃度は、要旨が 0.5・1.0・1.5 mM、方法が 0.1・0.5・1.0 mM、結果と図 3 が 0.5・1.0・5.0 mM と書き、食い違う
- 加工・調理
- 該当しない(溶液に加えただけ)
- 出し方・食べ方
- 2 mL を 5 秒口に含む(単盲検)。試料のあいだはうがいをして 20 分以上あける
- 誰が・どの尺度で
- 訓練された女性 7 名。塩酸キニーネの標準液に合わせた苦味の点 0〜4。図は平均±SD。Tukey の検定
| 測ったもの | 比べた組・条件 | 素材を加えた条件 | 加えない条件 | 単位 | 向き・検定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 苦味の強さ(官能) | ジフェンヒドラミン液+Glu-Glu(うま味ジペプチド) 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ 塩酸ジフェンヒドラミン 0.5 mM の液に、Glu-Glu(うま味ジペプチド) 1.0 mM を加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 約 0.8(図の概算) | 約 1.9(図の概算) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された女性 7 名の平均。値は図 3 の概算(原典は平均±SD) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| 向きは図の概算の大小。Tukey の検定(図 3 の *** p<0.001、無添加との比較)。図 3 の 1.0 mM に *** がある。加えた濃度は、要旨が 0.5・1.0・1.5 mM、方法が 0.1・0.5・1.0 mM、結果と図 3 が 0.5・1.0・5.0 mM と書き、食い違う。この表は三つに共通する 1.0 mM だけを行にした。図の概算には ±0.1 ほどの読みの幅がある 原典の位置: 方法(試料・官能試験・統計)、結果と考察、図 3 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じジフェンヒドラミンの液で、素材を加えたかどうかだけが違う。7 名の評価で、濃度の記載が方法・要旨・図で食い違う | |||||
| 苦味の強さ(官能) | ジフェンヒドラミン液+Asp-Asp(うま味ジペプチド) 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ 塩酸ジフェンヒドラミン 0.5 mM の液に、Asp-Asp(うま味ジペプチド) 1.0 mM を加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 約 0.95(図の概算) | 約 1.9(図の概算) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された女性 7 名の平均。値は図 3 の概算(原典は平均±SD) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| 向きは図の概算の大小。Tukey の検定(図 3 の *** p<0.001、無添加との比較)。図 3 の 1.0 mM に *** がある。加えた濃度は、要旨が 0.5・1.0・1.5 mM、方法が 0.1・0.5・1.0 mM、結果と図 3 が 0.5・1.0・5.0 mM と書き、食い違う。この表は三つに共通する 1.0 mM だけを行にした。図の概算には ±0.1 ほどの読みの幅がある 原典の位置: 方法(試料・官能試験・統計)、結果と考察、図 3 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じジフェンヒドラミンの液で、素材を加えたかどうかだけが違う。7 名の評価で、濃度の記載が方法・要旨・図で食い違う | |||||
| 苦味の強さ(官能) | ジフェンヒドラミン液+Gly-Gly(ジペプチド) 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ 塩酸ジフェンヒドラミン 0.5 mM の液に、Gly-Gly(ジペプチド) 1.0 mM を加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 約 1.6(図の概算) | 約 1.9(図の概算) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された女性 7 名の平均。値は図 3 の概算(原典は平均±SD) | 加えない条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| 向きは図の概算の大小。Tukey の検定(図 3 の *** p<0.001、無添加との比較)。図 3 の 1.0 mM に印は無い。本文は Gly-Gly と Gly ではそのような変化は見られなかったと書くが、濃度ごとの検定の結果は示されていない(有意差なしとは書いていない)。加えた濃度は、要旨が 0.5・1.0・1.5 mM、方法が 0.1・0.5・1.0 mM、結果と図 3 が 0.5・1.0・5.0 mM と書き、食い違う。この表は三つに共通する 1.0 mM だけを行にした。図の概算には ±0.1 ほどの読みの幅がある 原典の位置: 方法(試料・官能試験・統計)、結果と考察、図 3 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じジフェンヒドラミンの液で、素材を加えたかどうかだけが違う。7 名の評価で、濃度の記載が方法・要旨・図で食い違う | |||||
| 苦味の強さ(官能) | ジフェンヒドラミン液+L-グルタミン酸 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ 塩酸ジフェンヒドラミン 0.5 mM の液に、L-グルタミン酸 1.0 mM を加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 約 1.15(図の概算) | 約 1.9(図の概算) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された女性 7 名の平均。値は図 3 の概算(原典は平均±SD) | 加えない条件の方が苦い 本文と図の検定の結果が食い違う |
| 向きは図の概算の大小。Tukey の検定(図 3 の *** p<0.001、無添加との比較)。本文は Glu が 0.5・1.0・5.0 mM で有意に下げたと書くが、図 3 では 1.0 mM に印が無い(5.0 mM だけ ***)。本文と図の食い違いを書き換えずに残した。加えた濃度は、要旨が 0.5・1.0・1.5 mM、方法が 0.1・0.5・1.0 mM、結果と図 3 が 0.5・1.0・5.0 mM と書き、食い違う。この表は三つに共通する 1.0 mM だけを行にした。図の概算には ±0.1 ほどの読みの幅がある 原典の位置: 方法(試料・官能試験・統計)、結果と考察、図 3 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じジフェンヒドラミンの液で、素材を加えたかどうかだけが違う。7 名の評価で、濃度の記載が方法・要旨・図で食い違う | |||||
| 苦味の強さ(官能) | ジフェンヒドラミン液+L-アスパラギン酸 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ 塩酸ジフェンヒドラミン 0.5 mM の液に、L-アスパラギン酸 1.0 mM を加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 約 1.0(図の概算) | 約 1.9(図の概算) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された女性 7 名の平均。値は図 3 の概算(原典は平均±SD) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| 向きは図の概算の大小。Tukey の検定(図 3 の *** p<0.001、無添加との比較)。図 3 の 1.0 mM に *** がある(0.5 mM には印が無く、本文の「0.5・1.0・5.0 mM で有意」とは 0.5 mM で食い違う)。加えた濃度は、要旨が 0.5・1.0・1.5 mM、方法が 0.1・0.5・1.0 mM、結果と図 3 が 0.5・1.0・5.0 mM と書き、食い違う。この表は三つに共通する 1.0 mM だけを行にした。図の概算には ±0.1 ほどの読みの幅がある 原典の位置: 方法(試料・官能試験・統計)、結果と考察、図 3 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じジフェンヒドラミンの液で、素材を加えたかどうかだけが違う。7 名の評価で、濃度の記載が方法・要旨・図で食い違う | |||||
| 苦味の強さ(官能) | ジフェンヒドラミン液+グリシン 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ 塩酸ジフェンヒドラミン 0.5 mM の液に、グリシン 1.0 mM を加えた。B は同じ液だけ。2 mL を 5 秒口に含む | 約 1.6(図の概算) | 約 1.9(図の概算) | 苦味の点 0〜4(塩酸キニーネの標準液に合わせた点。高いほど苦い)。訓練された女性 7 名の平均。値は図 3 の概算(原典は平均±SD) | 加えない条件の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| 向きは図の概算の大小。Tukey の検定(図 3 の *** p<0.001、無添加との比較)。図 3 の 1.0 mM に印は無い。本文は Gly-Gly と Gly ではそのような変化は見られなかったと書くが、濃度ごとの検定の結果は示されていない(有意差なしとは書いていない)。加えた濃度は、要旨が 0.5・1.0・1.5 mM、方法が 0.1・0.5・1.0 mM、結果と図 3 が 0.5・1.0・5.0 mM と書き、食い違う。この表は三つに共通する 1.0 mM だけを行にした。図の概算には ±0.1 ほどの読みの幅がある 原典の位置: 方法(試料・官能試験・統計)、結果と考察、図 3 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じジフェンヒドラミンの液で、素材を加えたかどうかだけが違う。7 名の評価で、濃度の記載が方法・要旨・図で食い違う | |||||
Sotoyama ら 2017 官能だけ
Citric Acid Suppresses the Bitter Taste of Olopatadine Hydrochloride Orally Disintegrating Tablets. Biological & Pharmaceutical Bulletin 40(4):451-457 — doi:10.1248/bpb.b16-00828
- 原文の確認の深さ
- 全文で確認 — J-STAGE の PDF 全文(方法・表 1・結果・図 1)。図 1 は頁の画像で確かめた(棒の概算と p 値)。電子味覚の結果は人の評価と分けて行にしていない 確かめた者: LLM(読み取りの係が抜き出し、別の者が原典で照合。人の確認は無い)、2026-10-24。
- 試料
- オロパタジン塩酸塩(抗アレルギー薬の成分)5 mg を含む 250 mg の口腔内崩壊錠。同じ被覆顆粒 37.71 mg に、クエン酸 0・0.1・1・2.5・5・10%(0〜25.00 mg)を配合し、その分賦形剤(Ludiflash)を減らした 6 種(表 1)
- 加工・調理
- 直接打錠で錠剤にした(被覆した顆粒を使う)
- 出し方・食べ方
- 錠剤を口に入れて崩壊させながら評価し(崩壊中)、吐き出した直後にもう一度評価した。そのあと水 120 mL で口をすすぎ、15 分あけて次の錠剤
- 誰が・どの尺度で
- 健康な成人 11 名(男 2・女 9、22.8±2.2 歳)。苦味の VAS 0〜100 mm(0=なし、100=とても苦い)。図は平均+SD。対応のある t 検定に Bonferroni の補正、著者は p<0.01 を有意とした
| 測ったもの | 比べた組・条件 | 素材を加えた条件 | 加えない条件 | 単位 | 向き・検定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 苦味の強さ(官能) | クエン酸 0.1% を配合した錠 対 配合しない錠 この行の量は試験用の錠の組成で、調剤や服用の目安ではない。オロパタジン塩酸塩 5 mg を含む 250 mg の口腔内崩壊錠。同じ被覆顆粒 37.71 mg に、クエン酸 0.25 mg(0.1%)を配合し、その分賦形剤(Ludiflash)を 198.54 mg から 198.29 mg に減らした。B はクエン酸なしの錠。口の中で崩壊させて評価し(崩壊中)、吐き出した直後にもう一度評価した | 崩壊中 約 42・吐き出した直後 約 28(図の概算) | 崩壊中 47・吐き出した直後 40(本文) | 苦味の VAS 0〜100 mm(0=なし、100=とても苦い)。健康な成人 11 名の平均(平均+SD)。B は本文の値、A は図 1a・1b の概算 | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意差なし |
| 向きは掲載の値の大小(両方の時点で同じ向き)。対応のある t 検定に Bonferroni の補正をかけ、著者は p<0.01 を有意とした。無添加との p は、崩壊中 0.456、吐き出した直後 0.094 で、どちらも著者の水準を満たさない(差が無いという意味ではない)。本文は、クエン酸の濃度が上がるほど崩壊中の苦味が下がったと書くが、対ごとの p はこの水準に届かない。図の概算には ±2 ほどの読みの幅がある。香料・甘味料を足した錠(13 名)は甘味料・香料の軸なので行にしていない 原典の位置: 方法(錠剤の調製・表 1・官能試験・統計)、結果、図 1a・1b 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じ被覆顆粒と同じ薬の量の錠剤で、クエン酸を配合したかどうかが違う(配合した分だけ賦形剤を減らした)。11 名の対応のある評価で検定があるが、著者の水準を満たさない | |||||
| 苦味の強さ(官能) | クエン酸 1% を配合した錠 対 配合しない錠 この行の量は試験用の錠の組成で、調剤や服用の目安ではない。オロパタジン塩酸塩 5 mg を含む 250 mg の口腔内崩壊錠。同じ被覆顆粒 37.71 mg に、クエン酸 2.50 mg(1%)を配合し、その分賦形剤(Ludiflash)を 198.54 mg から 196.04 mg に減らした。B はクエン酸なしの錠。口の中で崩壊させて評価し(崩壊中)、吐き出した直後にもう一度評価した | 崩壊中 約 30・吐き出した直後 約 35(図の概算) | 崩壊中 47・吐き出した直後 40(本文) | 苦味の VAS 0〜100 mm(0=なし、100=とても苦い)。健康な成人 11 名の平均(平均+SD)。B は本文の値、A は図 1a・1b の概算 | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意差なし |
| 向きは掲載の値の大小(両方の時点で同じ向き)。対応のある t 検定に Bonferroni の補正をかけ、著者は p<0.01 を有意とした。無添加との p は、崩壊中 0.048、吐き出した直後 0.624 で、どちらも著者の水準を満たさない(差が無いという意味ではない)。本文は、クエン酸の濃度が上がるほど崩壊中の苦味が下がったと書くが、対ごとの p はこの水準に届かない。吐き出した直後は、クエン酸 1% の錠が 0.1% の錠より高く、量とともに一方向には下がっていない。図の概算には ±2 ほどの読みの幅がある。香料・甘味料を足した錠(13 名)は甘味料・香料の軸なので行にしていない 原典の位置: 方法(錠剤の調製・表 1・官能試験・統計)、結果、図 1a・1b 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じ被覆顆粒と同じ薬の量の錠剤で、クエン酸を配合したかどうかが違う(配合した分だけ賦形剤を減らした)。11 名の対応のある評価で検定があるが、著者の水準を満たさない | |||||
| 苦味の強さ(官能) | クエン酸 2.5% を配合した錠 対 配合しない錠 この行の量は試験用の錠の組成で、調剤や服用の目安ではない。オロパタジン塩酸塩 5 mg を含む 250 mg の口腔内崩壊錠。同じ被覆顆粒 37.71 mg に、クエン酸 6.25 mg(2.5%)を配合し、その分賦形剤(Ludiflash)を 198.54 mg から 192.29 mg に減らした。B はクエン酸なしの錠。口の中で崩壊させて評価し(崩壊中)、吐き出した直後にもう一度評価した | 崩壊中 約 22・吐き出した直後 約 17(図の概算) | 崩壊中 47・吐き出した直後 40(本文) | 苦味の VAS 0〜100 mm(0=なし、100=とても苦い)。健康な成人 11 名の平均(平均+SD)。B は本文の値、A は図 1a・1b の概算 | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意差なし |
| 向きは掲載の値の大小(両方の時点で同じ向き)。対応のある t 検定に Bonferroni の補正をかけ、著者は p<0.01 を有意とした。無添加との p は、崩壊中 0.019、吐き出した直後 0.020 で、どちらも著者の水準を満たさない(差が無いという意味ではない)。本文は、クエン酸の濃度が上がるほど崩壊中の苦味が下がったと書くが、対ごとの p はこの水準に届かない。図の概算には ±2 ほどの読みの幅がある。香料・甘味料を足した錠(13 名)は甘味料・香料の軸なので行にしていない 原典の位置: 方法(錠剤の調製・表 1・官能試験・統計)、結果、図 1a・1b 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じ被覆顆粒と同じ薬の量の錠剤で、クエン酸を配合したかどうかが違う(配合した分だけ賦形剤を減らした)。11 名の対応のある評価で検定があるが、著者の水準を満たさない | |||||
| 苦味の強さ(官能) | クエン酸 5% を配合した錠 対 配合しない錠 この行の量は試験用の錠の組成で、調剤や服用の目安ではない。オロパタジン塩酸塩 5 mg を含む 250 mg の口腔内崩壊錠。同じ被覆顆粒 37.71 mg に、クエン酸 12.50 mg(5%)を配合し、その分賦形剤(Ludiflash)を 198.54 mg から 186.04 mg に減らした。B はクエン酸なしの錠。口の中で崩壊させて評価し(崩壊中)、吐き出した直後にもう一度評価した | 崩壊中 約 27・吐き出した直後 約 26(図の概算) | 崩壊中 47・吐き出した直後 40(本文) | 苦味の VAS 0〜100 mm(0=なし、100=とても苦い)。健康な成人 11 名の平均(平均+SD)。B は本文の値、A は図 1a・1b の概算 | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意差なし |
| 向きは掲載の値の大小(両方の時点で同じ向き)。対応のある t 検定に Bonferroni の補正をかけ、著者は p<0.01 を有意とした。無添加との p は、崩壊中 0.100、吐き出した直後 0.213 で、どちらも著者の水準を満たさない(差が無いという意味ではない)。本文は、クエン酸の濃度が上がるほど崩壊中の苦味が下がったと書くが、対ごとの p はこの水準に届かない。崩壊中は、クエン酸 5% の錠が 2.5% の錠より高く、量とともに一方向には下がっていない。図の概算には ±2 ほどの読みの幅がある。香料・甘味料を足した錠(13 名)は甘味料・香料の軸なので行にしていない 原典の位置: 方法(錠剤の調製・表 1・官能試験・統計)、結果、図 1a・1b 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じ被覆顆粒と同じ薬の量の錠剤で、クエン酸を配合したかどうかが違う(配合した分だけ賦形剤を減らした)。11 名の対応のある評価で検定があるが、著者の水準を満たさない | |||||
| 苦味の強さ(官能) | クエン酸 10% を配合した錠 対 配合しない錠 この行の量は試験用の錠の組成で、調剤や服用の目安ではない。オロパタジン塩酸塩 5 mg を含む 250 mg の口腔内崩壊錠。同じ被覆顆粒 37.71 mg に、クエン酸 25.00 mg(10%)を配合し、その分賦形剤(Ludiflash)を 198.54 mg から 173.54 mg に減らした。B はクエン酸なしの錠。口の中で崩壊させて評価し(崩壊中)、吐き出した直後にもう一度評価した | 崩壊中 約 20・吐き出した直後 約 24(図の概算) | 崩壊中 47・吐き出した直後 40(本文) | 苦味の VAS 0〜100 mm(0=なし、100=とても苦い)。健康な成人 11 名の平均(平均+SD)。B は本文の値、A は図 1a・1b の概算 | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意差なし |
| 向きは掲載の値の大小(両方の時点で同じ向き)。対応のある t 検定に Bonferroni の補正をかけ、著者は p<0.01 を有意とした。無添加との p は、崩壊中 0.033、吐き出した直後 0.105 で、どちらも著者の水準を満たさない(差が無いという意味ではない)。本文は、クエン酸の濃度が上がるほど崩壊中の苦味が下がったと書くが、対ごとの p はこの水準に届かない。図の概算には ±2 ほどの読みの幅がある。香料・甘味料を足した錠(13 名)は甘味料・香料の軸なので行にしていない 原典の位置: 方法(錠剤の調製・表 1・官能試験・統計)、結果、図 1a・1b 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じ被覆顆粒と同じ薬の量の錠剤で、クエン酸を配合したかどうかが違う(配合した分だけ賦形剤を減らした)。11 名の対応のある評価で検定があるが、著者の水準を満たさない | |||||
Dadkhah ら 2025 官能だけ
Development of 3D printed dexamethasone chewable tablets for prophylaxis of chemotherapy-induced nausea and vomiting in children. International Journal of Pharmaceutics: X 10:100380 — doi:10.1016/j.ijpx.2025.100380
- 原文の確認の深さ
- 全文で確認 — Europe PMC の全文 XML(方法 2.6、表 2、結果 3.2、表 4)。苦味の値は表 4 の平均 確かめた者: LLM(読み取りの係が抜き出し、別の者が原典で照合。人の確認は無い)、2026-10-24。
- 試料
- 3D プリンタで作ったデキサメタゾン(ステロイド薬の成分)の咀嚼錠(デキサメタゾン 1.00%、錠あたり 2 mg)。共通の基材(ラズベリー香料 3.00%・サッカリンナトリウム 0.10%・ソルビトール溶液 22.00%(原料は 70% のソルビトール溶液)など)に、GABA 3.00%、β-シクロデキストリン 3.00%、両方、どちらもなしの 4 種(表 2)。市販の錠剤も評価したが、素材を足した対ではないので行にしていない
- 加工・調理
- 半固形の押し出し式の 3D プリンタで成形した
- 出し方・食べ方
- 口を 2 回以上すすいでから、錠を舌の中央にのせて舌と上あごでつぶし、30 秒保って吐き出した。吐き出した直後と 2 分後に評価。試料のあいだは 10 分以上あける
- 誰が・どの尺度で
- 成人のボランティア 6 名(2 分後の評価は 5 名)。苦味の VAS(「全く苦くない」〜「極めて苦い」)を 0〜100% に換算。錠は同じ見た目で番号だけを付け、順序は無作為だったが、盲検ではなかったと原典は書く。苦味の検定の結果は掲載されていない
| 測ったもの | 比べた組・条件 | 素材を加えた条件 | 加えない条件 | 単位 | 向き・検定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 苦味の強さ(官能) | GABA 3.00% を配合した錠 対 配合しない錠 この行の量は試験用の錠の組成で、調剤や服用の目安ではない。3D プリンタで作ったデキサメタゾンの咀嚼錠(デキサメタゾン 1.00%、錠あたり 2 mg)。共通の基材(ラズベリー香料 3.00%・サッカリンナトリウム 0.10%・ソルビトール溶液 22.00%(表 2。原料は 70% のソルビトール溶液)などを全部の錠に同じ量)に、GABA(γ-アミノ酪酸)3.00%を配合した。B は GABA・β-シクロデキストリンのどちらも加えない錠。舌の上で 30 秒つぶして保ち、吐き出した直後と 2 分後に評価 | 吐き出した直後 20.40・2 分後 13.89(表 4) | 吐き出した直後 30.08・2 分後 12.26(表 4) | 苦味の VAS(「全く苦くない」〜「極めて苦い」)を 0〜100% に換算。成人 6 名の平均(吐き出した直後は 6 名、2 分後は 5 名) | 組み合わせで変わる 検定の記載なし |
| 向きは掲載の値(表 4 の平均)の大小。吐き出した直後は配合した錠が低く、2 分後は配合した錠が高い(時点で向きが分かれる)。苦味の検定の結果は掲載されていない。2 分後は 1 名が評価していないので、二つの時点の平均は同じ人の経時の変化として読まない。錠は同じ見た目で番号だけを付け、順序は無作為だったが、盲検ではなかったと原典は書く。方法 2.6 の本文は「sorbitol(22.00%)」と書くが、表 2 はソルビトール溶液 22.00% と書く 原典の位置: 方法 2.6(味のマスキング)、表 2、結果 3.2、表 4 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じ基材と同じ薬の量の錠で、素材を配合したかどうかが違う。6 名(2 分後は 5 名)で、検定の結果が無い。基材に香料と甘味料が全部の錠に同じ量入っている。錠はゼラチンなどのゲルを基材にした製剤で、そのゲルを基材にした製剤どうしで GABA・β-シクロデキストリンを足すかを比べた対であり、ゲルを添加材として足すかを比べる研究(範囲外)とは別 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | β-シクロデキストリン 3.00% を配合した錠 対 配合しない錠 この行の量は試験用の錠の組成で、調剤や服用の目安ではない。3D プリンタで作ったデキサメタゾンの咀嚼錠(デキサメタゾン 1.00%、錠あたり 2 mg)。共通の基材(ラズベリー香料 3.00%・サッカリンナトリウム 0.10%・ソルビトール溶液 22.00%(表 2。原料は 70% のソルビトール溶液)などを全部の錠に同じ量)に、β-シクロデキストリン 3.00%を配合した。B は GABA・β-シクロデキストリンのどちらも加えない錠。舌の上で 30 秒つぶして保ち、吐き出した直後と 2 分後に評価 | 吐き出した直後 41.48・2 分後 28.54(表 4) | 吐き出した直後 30.08・2 分後 12.26(表 4) | 苦味の VAS(「全く苦くない」〜「極めて苦い」)を 0〜100% に換算。成人 6 名の平均(吐き出した直後は 6 名、2 分後は 5 名) | 素材を加えた条件の方が苦い 検定の記載なし |
| 向きは掲載の値(表 4 の平均)の大小。両方の時点で配合した錠が高い。著者は、下がらなかったことを直感に反すると書き、原因は確かめていない。この基材の咀嚼錠での結果で、β-シクロデキストリン一般の性質としては読まない。苦味の検定の結果は掲載されていない。2 分後は 1 名が評価していないので、二つの時点の平均は同じ人の経時の変化として読まない。錠は同じ見た目で番号だけを付け、順序は無作為だったが、盲検ではなかったと原典は書く。方法 2.6 の本文は「sorbitol(22.00%)」と書くが、表 2 はソルビトール溶液 22.00% と書く 原典の位置: 方法 2.6(味のマスキング)、表 2、結果 3.2、表 4 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じ基材と同じ薬の量の錠で、素材を配合したかどうかが違う。6 名(2 分後は 5 名)で、検定の結果が無い。基材に香料と甘味料が全部の錠に同じ量入っている。錠はゼラチンなどのゲルを基材にした製剤で、そのゲルを基材にした製剤どうしで GABA・β-シクロデキストリンを足すかを比べた対であり、ゲルを添加材として足すかを比べる研究(範囲外)とは別 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | GABA 3.00%+β-シクロデキストリン 3.00% を配合した錠 対 配合しない錠 この行の量は試験用の錠の組成で、調剤や服用の目安ではない。3D プリンタで作ったデキサメタゾンの咀嚼錠(デキサメタゾン 1.00%、錠あたり 2 mg)。共通の基材(ラズベリー香料 3.00%・サッカリンナトリウム 0.10%・ソルビトール溶液 22.00%(表 2。原料は 70% のソルビトール溶液)などを全部の錠に同じ量)に、GABA 3.00% とβ-シクロデキストリン 3.00% の両方を配合した。B は GABA・β-シクロデキストリンのどちらも加えない錠。舌の上で 30 秒つぶして保ち、吐き出した直後と 2 分後に評価 | 吐き出した直後 43.49・2 分後 23.75(表 4) | 吐き出した直後 30.08・2 分後 12.26(表 4) | 苦味の VAS(「全く苦くない」〜「極めて苦い」)を 0〜100% に換算。成人 6 名の平均(吐き出した直後は 6 名、2 分後は 5 名) | 素材を加えた条件の方が苦い 検定の記載なし |
| 向きは掲載の値(表 4 の平均)の大小。両方の時点で配合した錠が高い。苦味の検定の結果は掲載されていない。2 分後は 1 名が評価していないので、二つの時点の平均は同じ人の経時の変化として読まない。錠は同じ見た目で番号だけを付け、順序は無作為だったが、盲検ではなかったと原典は書く。方法 2.6 の本文は「sorbitol(22.00%)」と書くが、表 2 はソルビトール溶液 22.00% と書く 原典の位置: 方法 2.6(味のマスキング)、表 2、結果 3.2、表 4 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 限られる — 同じ基材と同じ薬の量の錠で、素材を配合したかどうかが違う。6 名(2 分後は 5 名)で、検定の結果が無い。基材に香料と甘味料が全部の錠に同じ量入っている。錠はゼラチンなどのゲルを基材にした製剤で、そのゲルを基材にした製剤どうしで GABA・β-シクロデキストリンを足すかを比べた対であり、ゲルを添加材として足すかを比べる研究(範囲外)とは別 | |||||
Sterneder ら 2024 官能だけ
Identification of 4′-Demethyl-3,9-dihydroeucomin as a Bitter-Masking Compound from the Resin of Daemonorops draco. Journal of Agricultural and Food Chemistry 72(38):20991-20999 — doi:10.1021/acs.jafc.4c04583
- 原文の確認の深さ
- 全文で確認 — Europe PMC の全文 XML(方法の対比較の官能試験・統計、結果、表 2、図 2・図 4 の注)。図 2A・4A の画像は取得していない。細胞の試験の結果は行にしていない 確かめた者: LLM(読み取りの係が抜き出し、別の者が原典で照合。人の確認は無い)、2026-10-24。
- 試料
- キニーネ 10 ppm の水溶液に、ヤシの一種 Daemonorops dracoの樹脂の有機溶媒の抽出物(DD)500 ppm、その画分 I〜XI(30 または 50 ppm)、単離・合成した化合物 DMDHE 100 ppm を加えた
- 加工・調理
- 該当しない(溶液に加えただけ)
- 出し方・食べ方
- 2 試料(キニーネ液と、素材を加えたキニーネ液)を 3 桁の番号を付けて出し、鼻をクリップでふさいで、黄赤色の照明の官能室で比べた
- 誰が・どの尺度で
- 訓練されたパネル(行ごとに 10〜22 名。抽出物 20 名、DMDHE 22 名)。苦味の評点は、方法の節では 0〜10、結果と図の注では 0〜100 と書かれ、食い違う。対応のある t 検定。統計の節は、断りが無ければ平均±SEM と書く
| 測ったもの | 比べた組・条件 | 素材を加えた条件 | 加えない条件 | 単位 | 向き・検定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 苦味の強さ(官能) | キニーネ液+DMDHE 100 ppm 対 キニーネ液だけ キニーネ 10 ppm の水溶液に、ヤシの一種 Daemonorops dracoの樹脂から単離し、のちに合成した化合物 4′-デメチル-3,9-ジヒドロユーコミン(DMDHE)100 ppm を加えた。B は同じキニーネ液だけ。2 試料を並べて比べる方式で、鼻をクリップでふさいで評価 | 53.8±3.6(本文) | 64.1±3.7(本文) | 苦味の評点 0〜100(0=苦くない、100=とても苦い。方法の節は 0〜10 と書き、結果と図の注は 0〜100 と書く)。訓練されたパネル 22 名の平均(統計の節は、断りが無ければ平均±SEM と書く) | 加えない条件の方が苦い 検定あり・有意 |
| 向きは掲載の値(本文)の大小。対応のある t 検定で p<0.01(図 4A の注は ** p≤0.01、n=22)。本文は、苦味の低下の平均を 14.8±5.0% と書く。尺度は、方法の節(0〜10)と結果・図の注(0〜100)で食い違い、換算のしかたは書かれていない。図 4A の画像は取得していない 原典の位置: 方法(対比較の官能試験)、結果(DMDHE の官能評価)、図 4A の注 同じ苦い試料(キニーネ・アミノ酸・薬の成分の溶液や、薬の製剤)で、苦い成分の量をそろえたまま素材を加えた条件と加えない条件を比べたとき、人が感じる苦味の強さが違うかの比較に: 使える — 同じキニーネ液で、化合物を加えたかどうかだけが違う。22 名の対比較で検定がある。尺度の記載が方法と結果で食い違う | |||||
実験の中で確かめられたこと
同じ研究の中の比較で観察された結果だけを書く。検定が示されていない結果は、そのとおりに書く。
- キニーネ 0.1 mM の液(11 名、0〜4 の点)では、ホスファチジン酸を 0.1% から 1.0%(w/v)に増やすと、図の概算で約 0.9 から約 0.2 になった(加えない液は約 1.6)。この研究は、この対の検定の方法と結果を書いていない。同じ研究室の別の研究(6 名)では、同じ 1.0% を加えたイソロイシンの液が 1.15 対 1.68、フェニルアラニンの液が 2.08 対 2.62 で、どちらも図に個別の印は無い。 [表の行: Nakamura ら 2002(ホスファチジン酸・タンニン酸) キニーネ+ホスファチジン酸 0.1%(w/v) 対 キニーネだけ/Nakamura ら 2002(ホスファチジン酸・タンニン酸) キニーネ+ホスファチジン酸 1.0%(w/v) 対 キニーネだけ/Ogawa ら 2004 イソロイシン液+ホスファチジン酸 1.0%(w/v) 対 イソロイシン液だけ/Ogawa ら 2004 フェニルアラニン液+ホスファチジン酸 1.0%(w/v) 対 フェニルアラニン液だけ]
- BCAA の液(訓練された 6〜8 名、0〜4 の点)では、L-オルニチン 100 mM を加えると、イソロイシンの液が 1.76 から 1.01、混合の液が 1.33 から 0.17 になり、どちらも有意だった。混合の液に L-アルギニン 100 mM を加えた対も 0.50 で有意だった。バリンの液は 1.20 から 0.58 だったが、有意差は得られなかった。 [表の行: Tokuyama ら 2006 イソロイシン液+L-オルニチン 100 mM 対 イソロイシン液だけ/Tokuyama ら 2006 混合 BCAA 液+L-オルニチン 100 mM 対 混合 BCAA 液だけ/Tokuyama ら 2006 混合 BCAA 液+L-アルギニン 100 mM 対 混合 BCAA 液だけ/Tokuyama ら 2006 バリン液+L-オルニチン 100 mM 対 バリン液だけ]
- ジフェンヒドラミン 0.5 mM の液に加えた二つの研究がある。Shiraishi らの研究では、クロロゲン酸・キナ酸・カフェ酸の 1.0 mM(図の概算で約 1.2・約 0.7・約 1.2、加えない液は約 2.3)に、図で有意の印がある。Okuno らの研究では、Glu-Glu・Asp-Asp・L-アスパラギン酸の 1.0 mM に図で有意の印があり、同じ図で Gly-Gly とグリシンの 1.0 mM には印が無く(どちらも約 1.6、加えない液は約 1.9)、本文はそのような変化は見られなかったと書く。 [表の行: Shiraishi ら 2017 ジフェンヒドラミン液+クロロゲン酸 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ/Shiraishi ら 2017 ジフェンヒドラミン液+キナ酸 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ/Shiraishi ら 2017 ジフェンヒドラミン液+カフェ酸 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ/Okuno ら 2020 ジフェンヒドラミン液+Glu-Glu(うま味ジペプチド) 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ/Okuno ら 2020 ジフェンヒドラミン液+Asp-Asp(うま味ジペプチド) 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ/Okuno ら 2020 ジフェンヒドラミン液+L-アスパラギン酸 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ/Okuno ら 2020 ジフェンヒドラミン液+Gly-Gly(ジペプチド) 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ/Okuno ら 2020 ジフェンヒドラミン液+グリシン 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ]
- キニーネ 10 ppm の水溶液に、ヤシの一種 Daemonorops draco の樹脂から単離した化合物 DMDHE 100 ppm を加えると、64.1 から 53.8 になった(対応のある t 検定で p<0.01、22 名)。 [表の行: Sterneder ら 2024 キニーネ液+DMDHE 100 ppm 対 キニーネ液だけ]
結果の違いの説明の候補
研究のあいだで違う条件のうち、結果の違いを説明しうるものと、著者の解釈。 複数の条件が同時に違うので、どれが効いたかは分からない。ここに書くのは候補で、原因ではない。
- 同じ素材でも、苦い試料によって結果が違う。L-アルギニン 0.15%(w/v)は、イソロイシンとキニーネの液では有意に下がったが、フェニルアラニンの液では個別の検定の結果が示されていない。L-グルタミン酸はキニーネの液で加えた側が高かった(図の概算)。タンニン酸は、低い濃度では下がり、高い濃度では苦味が上がったと著者は書き、タンニン酸そのものの渋味によると考えている(著者の解釈)。苦い成分と素材の組合せで結果が変わる理由は、この比較だけでは分からない。 [表の行: Ogawa ら 2004 イソロイシン液+L-アルギニン 0.15%(w/v) 対 イソロイシン液だけ/Ogawa ら 2004 キニーネ液+L-アルギニン 0.15%(w/v) 対 キニーネ液だけ/Ogawa ら 2004 フェニルアラニン液+L-アルギニン 0.15%(w/v) 対 フェニルアラニン液だけ/Ogawa ら 2004 キニーネ液+L-グルタミン酸 0.15%(w/v) 対 キニーネ液だけ/Ogawa ら 2004 フェニルアラニン液+タンニン酸 0.005%(w/v) 対 フェニルアラニン液だけ/Nakamura ら 2002(ホスファチジン酸・タンニン酸) キニーネ+タンニン酸 0.05%(w/v) 対 キニーネだけ]
- 加える量と結果の関係は、一方向とは限らない。クエン酸の錠では、崩壊中は 5% の錠が 2.5% の錠より高く、吐き出した直後は 1% の錠が 0.1% の錠より高かった(図の概算)。ホスファチジン酸は 0.1% より 1.0% で低かった。量の単位も研究ごとに違う(mM、w/v、錠剤の中の割合)。 [表の行: Sotoyama ら 2017 クエン酸 0.1% を配合した錠 対 配合しない錠/Sotoyama ら 2017 クエン酸 1% を配合した錠 対 配合しない錠/Sotoyama ら 2017 クエン酸 2.5% を配合した錠 対 配合しない錠/Sotoyama ら 2017 クエン酸 5% を配合した錠 対 配合しない錠/Nakamura ら 2002(ホスファチジン酸・タンニン酸) キニーネ+ホスファチジン酸 0.1%(w/v) 対 キニーネだけ/Nakamura ら 2002(ホスファチジン酸・タンニン酸) キニーネ+ホスファチジン酸 1.0%(w/v) 対 キニーネだけ]
- 試料の形が違う。溶液に加えた研究のほかに、錠剤に配合した研究が二本ある。口の中で崩壊させる錠剤や、つぶして吐き出す咀嚼錠では、素材の溶け方や口に残る時間が溶液と違う可能性がある(推測)。咀嚼錠の研究は、香料と甘味料を含む共通の基材に、さらに素材を配合した。 [表の行: Sotoyama ら 2017 クエン酸 2.5% を配合した錠 対 配合しない錠/Dadkhah ら 2025 GABA 3.00% を配合した錠 対 配合しない錠/Dadkhah ら 2025 β-シクロデキストリン 3.00% を配合した錠 対 配合しない錠]
- 評価した人数は条件・時点により 5〜22 名で、人数が少ないと推定の不確かさが大きくなりうる(推測)。尺度も、キニーネの標準液に合わせた 0〜4 の点、VAS、0〜100 の評点と違い、研究をまたいで値を比べられない。 [表の行: Dadkhah ら 2025 GABA 3.00% を配合した錠 対 配合しない錠/Sterneder ら 2024 キニーネ液+DMDHE 100 ppm 対 キニーネ液だけ/Shiraishi ら 2017 ジフェンヒドラミン液+クロロゲン酸 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ]
分かっていないこと——この比較だけでは分けられないこと
- 収録した八本のうち五本は同じ研究室の報告である。尺度や手順には共通する所もあるが、口に含む量と時間などは研究で違う。同じ評価者や同じ対照を共有する行を含むので、行の数を独立した研究の数として扱わない。その研究室の外で、同じ素材と同じ苦い試料の組を確かめた研究は、この表には無い。 [表の行: Nakamura ら 2002(ホスファチジン酸・タンニン酸) キニーネ+ホスファチジン酸 1.0%(w/v) 対 キニーネだけ/Ogawa ら 2004 イソロイシン液+L-アルギニン 0.15%(w/v) 対 イソロイシン液だけ/Tokuyama ら 2006 混合 BCAA 液+L-オルニチン 100 mM 対 混合 BCAA 液だけ/Shiraishi ら 2017 ジフェンヒドラミン液+キナ酸 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ/Okuno ら 2020 ジフェンヒドラミン液+Asp-Asp(うま味ジペプチド) 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ]
- クエン酸のように酸味のある素材を加えた対では、苦味の点が下がったのが、酸味が混ざって苦味が目立たなくなったためか、別の仕組みによるのかは、この比較だけでは分けられない。うま味のジペプチドやアミノ酸も、それ自体の味を持つ。 [表の行: Sotoyama ら 2017 クエン酸 2.5% を配合した錠 対 配合しない錠/Okuno ら 2020 ジフェンヒドラミン液+Glu-Glu(うま味ジペプチド) 1.0 mM 対 ジフェンヒドラミン液だけ]
- 個別の対の検定の結果が示されていない対は、その対について有意差が示されたとはいえない。これとは別に、図から読んだ概算の値は、読み取りの精度に限りがある(読みの幅は行の注に書いた)。 [表の行: Nakamura ら 2002(ホスファチジン酸・タンニン酸) キニーネ+ホスファチジン酸 0.1%(w/v) 対 キニーネだけ/Ogawa ら 2004 キニーネ液+L-リシン 0.15%(w/v) 対 キニーネ液だけ/Dadkhah ら 2025 GABA 3.00% を配合した錠 対 配合しない錠/Dadkhah ら 2025 β-シクロデキストリン 3.00% を配合した錠 対 配合しない錠]
- β-シクロデキストリン 3.00% を配合した咀嚼錠が配合しない錠より高かった理由は、著者も確かめておらず、この一本だけでは分からない。β-シクロデキストリンを加えて人の苦味の値を全文で確かめた研究は、この表ではこの一本だけである。要旨だけを読んだ研究には、ニガウリの抽出液にβ-シクロデキストリンを加えると苦味が大きく下がったと書くものがあり、保留にした(調べた範囲の表)。 [表の行: Dadkhah ら 2025 β-シクロデキストリン 3.00% を配合した錠 対 配合しない錠/Dadkhah ら 2025 GABA 3.00%+β-シクロデキストリン 3.00% を配合した錠 対 配合しない錠]
研究と行の数え方
根拠の行の数は、研究の数ではない。表の行・台帳の根拠の行・論文・研究グループを分けて数える。 同じ研究の行は、同じ評価者や同じ対照を共有するものを含み、独立ではない(同じ論文の中でも、条件や時点によって評価した人数が違うことがある)。武庫川女子大学の同じ研究室(連絡著者が同じ)の五本は、台帳の上では一つの研究グループとして数えた。 下の一覧に自動で出る資料の数は、表に入れた資料の全部の数である。同じ論文のショ糖・食塩の対は別の頁が持ち、この頁ではホスファチジン酸・タンニン酸の対のための研究の行を分けて立てたが、論文としては一本と数えている。
- 表に入れた資料: 8 本。うち人が評価した苦味の結果をこの表に載せたのは 8 本。ほかは、別のもの(成分・におい)の結果だけを載せたか、条件を考える材料として入れた。
- 表の行(研究×測定結果): 37 行。うち人が感じる苦味の行: 37 行。
- この表が拠っている研究所の台帳の根拠の行: 0 行。1 本の論文から複数の行を作っている。台帳の根拠の行が無い行は、同じ論文の別の表から取った値か、この問いのために新しく読んだ資料の値である。
- 苦味の結果を載せた研究の、台帳の上の研究グループの区分の数: 4(同じ研究室の報告は 1 つと数えた。共著者や所属が重なる所もあり、独立した追試の数ではない)。
調べた範囲
この問いのために見た資料と、表に入れた・除いた理由を残す。 研究所の台帳にある苦味を抑える素材の資料を見直し、Europe PMC と J-STAGE で、素材の語(アミノ酸・シクロデキストリン・樹脂・ラクトフェリン・クエン酸など)と苦味・官能の語を組み合わせて探し、全文のある候補を保存して読んだ。 要旨だけしか読めなかった研究は、苦味の値の対・人数・尺度が確かめられないので、表に入れず保留にした。原典の記載から苦い成分の量がそろっているか確かめられない対も、保留にした。 砂糖・食塩・甘味料・香料を加えた研究、ゲルを添加材として比べた研究や食べ物に混ぜた研究、苦い成分を取り除く処理、別の製剤どうしの比較、被覆の有無・被覆量など物理的な被覆の作りを比べる因子にした研究(同じ被覆顆粒を使って素材を配合する比較は含め、配合に伴う賦形剤の置き換えは条件に書いた)、味センサなどの機器だけの研究、苦味でなく受け入れやすさや嫌悪だけを測った研究は、範囲外として理由を書いた。 薬どうしを組み合わせた研究は、この問いの素材の範囲から外した(編集上の範囲の判断)。 ここに書いた探し方は記録で、探し漏れが無いことを示すものではない。
| 資料 | 扱い | 理由 |
|---|---|---|
| The effect of various substances on the suppression of the bitterness of quinine-human gustatory sensation, binding, and taste sensor studies (2002) doi | 表に入れた | キニーネの液にホスファチジン酸・タンニン酸を加えた苦味の点を 11 名が比べた(図の概算、対ごとの検定の結果は無い)。同じ論文のショ糖・NaCl の対は「砂糖や塩を足すと苦味は抑えられるのか」の頁にある。タンニン酸の高い濃度は本文と図が食い違うので行にしていない |
| The Combination Effect of L-Arginine and NaCl on Bitterness Suppression of Amino Acid Solutions (2004) doi | 表に入れた | アミノ酸とキニーネの液に、ホスファチジン酸・タンニン酸・L-アルギニン・L-リシン・L-グルタミン酸を加えた苦味の点を 6 名が比べた。上がった対も含めて代表の十対を行にした。ショ糖・アスパルテーム・NaCl の対は甘味料・食塩の軸なので行にしていない |
| Bitterness Suppression of BCAA Solutions by L-Ornithine (2006) doi | 表に入れた | BCAA の液に L-オルニチン・L-アルギニンを加えた苦味の点を訓練された 6〜8 名が比べ、検定がある。L-アルギニンを加えたロイシン・バリンの液は本文と図が食い違うので行にしていない |
| Suppression in Bitterness Intensity of Bitter Basic Drug by Chlorogenic Acid (2017) doi | 表に入れた | ジフェンヒドラミンの液にクロロゲン酸・キナ酸・カフェ酸を加えた苦味の点を比べた。人数と検定の名前が方法と図で食い違うことを行に書いた。1.0 mM の三対を行にした |
| Bitterness-Suppressing Effect of Umami Dipeptides and Their Constituent Amino Acids on Diphenhydramine: Evaluation by Gustatory Sensation and Taste Sensor Testing (2020) doi | 表に入れた | ジフェンヒドラミンの液にうま味ジペプチドとアミノ酸を加えた苦味の点を女性 7 名が比べた。濃度の記載が要旨・方法・図で食い違うので、三つに共通する 1.0 mM の六対だけを行にした |
| Synergistic Effects of Sour Taste and Low Temperature in Suppressing the Bitterness of Aminoleban EN (2011) doi | 表に入れず、文脈の資料として見た | 保留。BCAA の液に酒石酸を加えた苦味の強さの対(図 2B)は、照合の段階で候補から漏れていたのを見つけていったん行にしたが、外した。原典は BCAA 液と酒石酸の液を混ぜたと書くが、混ぜ方の比率・最終の濃度が書かれておらず、苦い成分の量がそろっているか確かめられない。図 2B では、酒石酸 τ4 を加えた BCAA τ2 と τ2.5 の 2 条件に有意の印がある(ほかの条件には印が無い)。同じ論文の栄養剤の香料粉末と温度の対は「苦い薬は、食べ物や飲み物に混ぜると苦味が和らぐのか」の頁にある。ショ糖を加えた対は甘味料の軸 |
| Citric Acid Suppresses the Bitter Taste of Olopatadine Hydrochloride Orally Disintegrating Tablets (2017) doi | 表に入れた | オロパタジン塩酸塩の口腔内崩壊錠に、同じ薬の量のままクエン酸を配合した五つの処方と配合しない錠の苦味の VAS を 11 名が比べ、検定がある(どの対も著者の水準に届かない)。香料・甘味料を足した錠は甘味料・香料の軸なので行にしていない |
| Development of 3D printed dexamethasone chewable tablets for prophylaxis of chemotherapy-induced nausea and vomiting in children (2025) doi | 表に入れた | デキサメタゾンの咀嚼錠に GABA・β-シクロデキストリンを配合した苦味の VAS を 6 名(2 分後は 5 名)が比べた。苦味の検定の結果は無い。錠はゼラチンなどのゲルを基材にした製剤で、ゲルを基材にした製剤どうしで GABA・β-シクロデキストリンを足すかを比べた対であり、ゲルを添加材として比べる研究(除外)とは別なので含めた。市販の錠剤との比較は素材を足した対ではないので行にしていない |
| Identification of 4′-Demethyl-3,9-dihydroeucomin as a Bitter-Masking Compound from the Resin of Daemonorops draco (2024) doi | 表に入れた | キニーネの液にヤシの一種 Daemonorops draco の樹脂の化合物 DMDHE を加えた評点の対(22 名、検定あり)を行にした。同じ樹脂の抽出物(500 ppm、20 名)は、本文は平均の変化率 −29.6±6.30%、p≤0.001 で低下を報告する。評点の対は図 2A にあるが画像を取得していないので数値は未確認で、表の行にしていない。画分ごとの変化率(表 2)は濃度と人数がそろわないので行にしていない |
| Modulation of bitter taste perception by a small molecule hTAS2R antagonist (2010) doi | 除いた | 苦味受容体の拮抗物質 GIV3727 を、甘味料(アセスルファム K・サッカリン)の水溶液に加えた研究で、人の苦味の評価の対はある。この問いは苦い試料をキニーネ・アミノ酸・薬の成分などに狭めたので、甘味料を苦い試料にしたこの研究は外した |
| Preparation and Evaluation of Poly-γ-glutamic Acid Hydrogel Mixtures with Amlodipine Besylate: Effect on Ease of Swallowing and Taste Masking (2019) doi | 除いた | アムロジピンをゲル(ポリ-γ-グルタミン酸・寒天・カラギーナン)に混ぜるかどうかを比べた苦味の対があり、人の評価もある(寒天も掲載の平均は下がり、図に有意の印は無い)。ゲルを添加材として比べる形は服薬補助のゼリーに近く、「苦い薬は、食べ物や飲み物に混ぜると苦味が和らぐのか」の頁の範囲と重なるので、この問いでは扱わない |
| The effect of carboxymethyl cellulose and beta-cyclodextrin as debittering agents on bitterness and physicochemical properties of bitter gourd extract (2023) doi | 表に入れず、文脈の資料として見た | 保留(要旨まで)。ニガウリの抽出液にカルボキシメチルセルロースとβ-シクロデキストリンを加え、訓練されたパネルが苦味を評価し、β-シクロデキストリン 0.75%(w/v)で苦味が 90% を超えて有意に下がったと要旨が書く。範囲に入りうるが、この問いのためには全文を取得できず(PMC の本文は取得できなかった)、評点の対・人数・尺度を確かめていない |
| Influence of sodium chloride treatment and polysaccharides as debittering agent on the physicochemical properties, antioxidant capacity and sensory characteristics of bitter gourd (Momordica charantia) juice (2017) doi | 表に入れず、文脈の資料として見た | 保留。ニガウリの果汁にカルボキシメチルセルロース・アラビアガムを加えた条件があり、要旨は「アラビアガム 5% で苦味が下がった」と書く。この問いのために保存した資料は要旨までで、評点の対・人数・尺度・対ごとの検定を確かめていない。同じ論文の食塩水の処理は別の頁で扱っている |
| Naringenin-lactoferrin binding: Impact on naringenin bitterness and thermodynamic characterization of the complex (2020) doi | 表に入れず、文脈の資料として見た | 保留(要旨まで)。ナリンゲニンにラクトフェリンを加え、訓練されたパネルの時間強度の分析で最大の苦味が 27%、全体の苦味が 33% 下がったと要旨が書く。人数・加えた量・元の評点・尺度・検定は要旨に無く、全文は購読制で読んでいない |
| Improving the palatability of Platycodonic Radix for pediatric use: Integrating LC-MS-based bitter component profiling with an HP-beta-Cyclodextrin/xylitol taste-masking strategy (2026) doi | 表に入れず、文脈の資料として見た | 保留(要旨まで)。桔梗の根の煎じ液に HP-β-シクロデキストリンとキシリトール(甘味料)を加えた処方を報告し、要旨では最も有効だったとする。濃度は桔梗の根に対する重さの割合で、液全体の濃度に読み替えられない。甘味料と同時に加えた組で、人数・値・検定は要旨に無い |
| Debittering of bitter gourd juice using beta-cyclodextrin: Mechanism and effect on antidiabetic potential (2018) doi | 表に入れず、文脈の資料として見た | 保留(要旨まで)。ニガウリの果汁にβ-シクロデキストリンを加えた研究で、要旨に載っている数値は受け入れやすさの点で、苦味の強さの対は確かめられない。全文の測定項目は読んでいない |
| Mechanistic investigation of a soybean protein isolate–soyasaponin–pectin composite system on soyasaponin bitterness in an acidic environment (2025) doi | 表に入れず、文脈の資料として見た | 保留。大豆たんぱく質・大豆サポニン・ペクチンの複合系で、10 名の官能の評価がある。尺度と評価の詳細が補足資料にあり取得しておらず、比率ごとにサポニンの最終の濃度が同じかを確かめられない |
| Performance of macroporous resins for debittering HLB-affected grapefruit juice and its impacts on furanocoumarin and consumer sensory acceptability (2021) doi | 除いた | グレープフルーツ果汁の苦い成分を樹脂で吸着して取り除く処理で、苦い成分の量が下がる設計。測ったのは総合の受け入れやすさ |
| Postprandial Glucose Reduction by Pomelo Albedo Treated with β-Cyclodextrin and Ultrasound (2025) doi | 除いた | ポメロの白い皮をβ-シクロデキストリンの液で処理し、固形分を回収・乾燥する工程で、苦い成分の量が下がる設計(除去の処理)。官能の尺度と表の値も食い違う |
| Preparation and In Vitro, In Vivo Evaluation of Clarithromycin Microcapsules (2010) PubMed | 除いた | 自作のマイクロカプセルの製剤と市販の製剤を、計 18 名(各製剤 9 名)が評価した別の製剤どうしの比較で、被覆の素材だけを加えた対ではない |
| In Vivo Investigation of (2-Hydroxypropyl)-β-cyclodextrin-Based Formulation of Spironolactone in Aqueous Solution for Paediatric Use (2022) doi | 除いた | HP-β-シクロデキストリンの製剤に無添加の飽和液の対照はあるが、薬の濃度が対照と製剤で違い(0.024 mg/mL 対 1 mg/mL)、尺度も苦味の強さでなく嫌悪の VAS |
| Responsive Sensory Evaluation to Develop Flexible Taste-Masked Paediatric Primaquine Tablets against Malaria for Low-Resource Settings (2023) doi | 除いた | 甘味料・香料の配合を最適化した研究で、甘味料の軸。市販の苦味抑制剤が有効でなかったと本文は書くが、単独で加えた対の数値と検定は無い |
| Taste-Masking Effect of Physical and Organoleptic Methods on Peppermint-Scented Orally Disintegrating Tablet of Famotidine Based on Suspension Spray-Coating Method (2012) doi | 除いた | ファモチジンの口腔内崩壊錠で、薬の被覆(物理的な方法)と甘味料・香料(ペパーミント)を組み合わせた研究。甘味料・香料なしで被覆の有無だけを変えた系列もある(表 1・図 3、苦味の VAS の中央値 54 対 77、31 名)が、被覆の有無・被覆量など物理的な被覆の作りを比べる因子にした研究なので外した(同じ被覆顆粒を使って素材を配合する比較は含め、配合に伴う賦形剤の置き換えは条件に書いた) |
| Combination Effect of Physical and Gustatory Taste Masking for Propiverine Hydrochloride Orally Disintegrating Tablets on Palatability (2015) doi | 除いた | プロピベリン塩酸塩の口腔内崩壊錠で、薬の被覆の量と甘味料・香料を組み合わせた研究。薬の量を 10 mg にそろえ、甘味料・香料なしで被覆の量を変えた系列もある(表 1)が、被覆の有無・被覆量など物理的な被覆の作りを比べる因子にした研究なので外した(同じ被覆顆粒を使って素材を配合する比較は含め、配合に伴う賦形剤の置き換えは条件に書いた) |
| Effects of Flavors on Taste Sensation of Pioglitazone Orally Disintegrating Tablets (2024) doi | 除いた | 口腔内崩壊錠に香料を加えた研究で、加えた素材が香料 |
| Improved Palatability of Gummy Drugs of Epinastine Hydrochloride Using Organoleptic Taste-Masking Methods (2023) | 除いた | グミ剤に甘味料・香料などを組み合わせた研究で、加えた素材が甘味料・香料 |
| The Inhibitory Effect of Adenylic Acid on the Bitterness of the Antibacterial Combination Drug Trimethoprim/Sulfamethoxazole (2023) doi | 除いた | アデニル酸を加えた苦味の評価は、味センサなどの機器の値で、人の評価の対として行にできない |
| Taste-Masking Effect of Chlorogenic Acid (CGA) on Bitter Drugs Evaluated by Taste Sensor and Surface Plasmon Resonance on the Basis of CGA-Drug Interactions (2017) doi | 除いた | クロロゲン酸と薬の結合を味センサと表面プラズモン共鳴で調べた研究で、人の苦味の新しい対としては採らない(人の試験は Shiraishi ら 2017 が別の論文) |
| The suppression of enhanced bitterness intensity of macrolide dry syrup mixed with an acidic powder. (2007) doi | 除いた | 薬どうしの混合・ろ液・調製の順序・ゼリーの比較を含む研究で、薬を混ぜる・ゼリーに混ぜる軸(「苦い薬は、食べ物や飲み物に混ぜると苦味が和らぐのか」の頁の範囲)に近い |
| Masking the Taste of Fixed-Dose Combination Drugs: Particular NSAIDs Can Efficiently Mask the Bitterness of Famotidine. (2023) doi | 除いた | ファモチジンの液に解熱鎮痛薬(NSAIDs)を加えた人の比較はある(5 名)が、作用のある薬どうしの組合せで、この問いの素材の範囲から外した(編集上の範囲の判断) |
| A homoeriodictyol sodium mouthwash reduces bitterness sensitivity in patients with gynecological cancer receiving carboplatin-based chemotherapy. (2026) doi | 除いた | 候補比較の記述では、口すすぎの前後でカフェイン液の苦味を比べた研究で、試料に素材を加えた対ではない。この問いのために原典を保存しておらず、人数・値・検定は確かめていない |
出典台帳
表の各研究の出典は、研究ごとの欄からたどれる。研究所の全体の出典は出典台帳にまとめている。
この頁の引用のしかた
青木大(NIGAMI LAB)(2026). 苦い試料に素材を加えると苦味は下がるのか — 研究ごとの条件と結果. https://nigamilab.com/topics/additives-bitter-sample-bitterness/
主張ごとの固定リンクは各カードの #clm-… です。データは CC BY 4.0、配布は データを使う。 データセットの DOI: 10.5281/zenodo.22739101