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化合物

エピガロカテキン

epigallocatechin (EGC)

エピガロカテキンは、非ガロイル型の茶カテキンの一種。ガロイル型カテキン(EGCGなど)と比較して苦渋味が弱いとされる。

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化合物 / compound-egc

このページの内容(8 節)
  1. 説明
  2. この説明の根拠(3)
  3. 主題ハブ
  4. 別名
  5. 関連をたどる
  6. 関連項目(10)
  7. 感覚(2)
  8. 加工・調理でどう変わる(1)
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苦味を読む

エピガロカテキン(EGC)は、非ガロイル型に分類される茶カテキンの一種である。2018年に発表された抹茶に関する化学的考察は、既往研究のまとめとしてEGCを「苦渋味の弱い」カテキン、ガロイル型のエピガロカテキンガレート(EGCG)を「苦渋味の強い」カテキンと明示的に対比している。ただし、この対比を裏づける定量的な閾値や比率は示されていない。

2022年の研究は、エピカテキン(EC、400 ppm)とEGC(100 ppm)を4:1の比率で混合した水溶液について、嚥下10秒後の回甘(Huigan、口中に残る甘みの感覚)の強度を11段階スケールで評価した。回甘に敏感とされた被験者群では、この混合物の評点が口腔期5.2±1.3・口腔咽頭期5.2±1.0となり、他の試料と比べて有意に高かった(p<0.05)。ただしECとEGCは常に混合物として試験されており、EGC単独での寄与はこの研究からは分離できない。回甘そのものは苦味とは別の感覚であり、この結果はEGCの苦味そのものを測ったものではない点に注意が必要である。

てん茶生産では、新芽の成熟にともないEGC(エピガロカテキン)含量が増加する一方、覆下栽培によってその増加が抑えられる。'やぶきた'一番茶の荒茶では、乾物当たりEGC含量を2%以下程度に収めることを目安としている。

この説明の根拠

  1. 抹茶の点て方に関する化学的考察 (Chemical research on the preparation of matcha)

    Horie H; Ema K; Nomura S; Monobe M / 2018 / 学術論文 / 全文確認

    この本文で確認した範囲: EGCとEGCGの苦渋味対比の記述を採用

  2. Tea compound-saliva interactions and their correlations with sweet aftertaste

    Chong PH; Chen J; Yin D; Qin L / 2022 / 学術論文 / 全文確認

    この本文で確認した範囲: EC/EGC混合物の回甘評点データを採用

  3. 被覆茶安定生産マニュアル

    農食研究推進事業27015Cコンソーシアム(「実需者需要に応える簡易な樹体診断法と効率的被覆作業による高品位安定生産技術の確立」研究チーム) / 2018 / 公的資料 / 全文確認

    この本文で確認した範囲: 覆下栽培によるEGC含量抑制と荒茶の目安値

別名: epigallocatechin(en)、EGC(en)

関連をたどる

エピガロカテキン →と相関する→ 回甘(ホイガン)

覆下栽培 →低減する→ エピガロカテキン

構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます

感覚(2)

エピガロカテキンの感覚特性: 苦味・渋味(ガロイル型カテキンであるEGCGと比較して弱いとされる)支持あり

範囲: 茶(Camellia sinensis)由来カテキン

EGCを『苦渋味の弱い』カテキン、EGCGを『苦渋味の強い』カテキンと明示的に対比。
限界: 定量的な閾値や比率は示されていない。
出典: 抹茶の点て方に関する化学的考察 (Chemical research on the preparation of matcha)(Horie H; Ema K; Nomura S; Monobe M, 2018)・全文確認
データを表示compound-egc —has_sensory_attribute→ "苦味・渋味(ガロイル型カテキンであるEGCGと比較して弱いとされる)"
claim: clm-egc-weaker-bitter-astringent / type: sensory / 更新: 2026-09-02
エピガロカテキンは回甘(ホイガン)と相関する支持あり

範囲: EC 400 ppmとEGC 100 ppm(4:1比)の混合水溶液。L-テアニン200 ppm・トリロバチン30 ppm・蒸留水対照と比較。Huigan感受性群での評点は口腔期5.2±1.3、口腔咽頭期5.2±1.0(p<0.05で他サンプルと有意差)

逐語: "The Huigan intensity of the mixture of EC and EGC rated by sensitive group was the highest and showed significantly different compared to other samples in both the oral and oral-pharyngeal stage (p < 0.05)." 濃度: EC 400 ppm・EGC 100 ppm(4:1比)
限界: ECとEGCは常に混合物として試験されており、単独での寄与は本研究からは分離できない。
出典: Tea compound-saliva interactions and their correlations with sweet aftertaste(Chong PH; Chen J; Yin D; Qin L, 2022)・全文確認
データを表示compound-egc —is_correlated_with→ concept-huigan
claim: clm-egc-mixture-highest-huigan / type: sensory / 更新: 2026-09-02

加工・調理でどう変わる(1)

覆下栽培はエピガロカテキンを低減する文脈資料

範囲: 層: 食品。てん茶(抹茶原料)、'やぶきた'品種の一番茶荒茶。EGC含量はHPLC等での分析装置を用いて分析する。

注記: 新芽の成熟に伴いEGC含量が増加する一方、被覆によりその増加が抑えられるという方向性の記述。具体的な被覆前後の実測差分値(%ポイント)は本資料の当該箇所には示されていない。

「エピガロカテキン(EGC)含量は若い芽では低く、新芽の成熟にともない増加する。一方で被覆によりEGC含量の増加が抑えられる。生産された荒茶について、'やぶきた'一番茶では乾物当たり2%以下程度を目安とする。」
限界: 品種・用途により目標値は異なると本文が明記。被覆なし条件との定量比較(実測の前後差)は示されていない。
出典: 被覆茶安定生産マニュアル(農食研究推進事業27015Cコンソーシアム(「実需者需要に応える簡易な樹体診断法と効率的被覆作業による高品位安定生産技術の確立」研究チーム), 2018)・全文確認
データを表示process-tea-shading-cultivation —reduces→ compound-egc
claim: clm-w71c2-shading-egc-target-tencha / type: processing / 更新: 2026-09-07

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