トゥンタ
食材 / ingredient-tunta
Tunta
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皿に盛った白色チューニョ(chuño blanco、アイマラ語圏ではタンタとも呼ばれる脱水ジャガイモ)。センチメートル定規が添えられ、大きさの比較ができる。
写っているもの: 該当分類群なし(脱水ジャガイモ加工品タンタ)部位・状態: 皿に盛った白色チューニョ(タンタ)の山、センチメートル定規付き
写真: Jaroslaw Filiochowski (jarfil)/ CC BY 2.5/ 原画像/ 台帳の原画像
写真の範囲と来歴
被写体の確認: 原典の記載による同定。原典スペイン語キャプションは「Montón de chuño blanco(白色チューニョの山)」と記載。ケチュア語圏では moraya、都市部では chuño blanco と呼び分けられる旨がentities.csvの対象記述に記載されている。
掲載画像: Wikimedia Commons の原寸ファイル。苦味研究所では切り抜き・色調変更なし。 表示用には幅1200px上限のWebPを配信し、台帳の原画像は上のリンクから確認できます。
このページの内容(8 節)
苦味を読む
tuntaは、ペルー・プーノ県などアイマラ語圏のアルティプラーノで作られる、白色で表面に凹みのある脱水ジャガイモである。ジャガイモを凍結させ、河川の流水に長期間浸し、再凍結・皮むき・天日乾燥という一連の工程を経てつくられる。ペルーの国家規格NTP 011.400(2007年)は、この脱水過程で得られ、原料芋の芽の跡に由来する凹みを持つ白い食品としてtuntaを制度的に定義する。ケチュア語圏のクスコ・ワンカベリカ・アヤクーチョなどではmorayaと呼ばれ、都市部の消費者の間では、皮をむかず凍結・天日乾燥のみで作る濃褐色のchuño(chuño negro)と区別して、chuño blancoとも呼ばれる。
tuntaの原料には、グリコアルカロイドを含み苦味を持つ在来種papa amarga(通称Piñaza・Lucki・Locka等)、苦味のない在来種papa dulce(通称Imilla negra・Imilla blanca等)、そして改良品種(通称Canchán・Ch'aska・Perricholi等)が使われる。ペルーの国家規格は、皮を剥かずに凍結と天日乾燥だけを繰り返して作る濃褐色のchuñoを、河川への長期浸漬という工程を経る白色のtuntaとは色と工程の両面で異なるものと、定義上区別している。
生産者・技術者向けの実務ガイドは、「アンデスの歴史においてtuntaはもっぱら苦味のある在来種papa amargaから作られてきた。河川での長時間の浸漬がグリコアルカロイドの洗い流しを助け、その消費を可能にしたためだ」という言説を記す。ただしこれは生産者間で共有される言説の記録であり、化学分析による洗浄効果の定量的な実証ではない。
良質なtuntaの食味は、生産者向けの品質基準で「agradable, ligeramente insípido(心地よく、わずかに淡白)」と表現され、強い風味の料理とよく合うとされる。一方、改良品種silverを用いた2023年の小規模実証研究では、加工後の食味評価で「ligero amargor bastante insignificante(ごくわずかで取るに足らない程度の苦味)」が検出されたと報告されており、淡白さの中にわずかな苦味を残す場合があることを示唆する。
この説明の根拠
NTP 011.400:2007 Tubérculos procesados. Papa deshidratada. Tunta. Requisitos y definiciones
この本文で確認した範囲: NTP規格のtunta定義を確認した/papa amarga等の品種定義を確認した/chuñoとtuntaの定義差を確認した
この本文で確認した範囲: 現地通称を含む品種一覧を確認した/苦味在来種と河川浸漬の言説を確認した/品質基準の食味記述(agradable等)を確認した
この本文で確認した範囲: silver品種でのわずかな苦味検出を確認した
別名: tunta(es)、moraya(es)、chuño blanco(es・同定medium)
構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます
組成・含有(2)
範囲: ペルー・アルティプラーノ
注記: NTP規格の定義4.8/4.9とCIP実務ガイドのCuadro2が一致。
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ingredient-tunta —is_derived_from→ "在来の苦味種(papa amarga: S. juzepczukii, S. curtilobum、通称Piñaza・Lucki・Locka・Choquepito・Parina等)、在来の非苦味種(papa dulce: S. tuberosum spp. andigena、通称Imilla negra・Imilla blanca等)、および改良品種(S. tuberosum spp. andigena、通称Canchán・Ch'aska・Perricholi等)。"範囲: ペルー
注記: NTP規格の定義4.1/4.4/4.5に基づく。
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ingredient-chuno —differs_from→ ingredient-tunta感覚(2)
範囲: プーノ県(ペルー)
注記: 生産者・技術者による品質基準の記述。実験的官能試験ではない。
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ingredient-tunta —has_sensory_attribute→ "良質なtuntaの特徴として、色(白色〜白マット)・匂い(水性植物のような穏やかな香り)とともに、「agradable、ligeramente insípido(心地よく、わずかに淡白)」という食味が挙げられ、調理の際に一緒に煮る食材の風味を吸収する性質を持つとされる。"範囲: フエンケ川・イラベ川流域(プーノ県、ペルー)
注記: 単一の小規模実証研究による記録であり、一般化はしない。
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ingredient-tunta —has_sensory_attribute→ "改良品種silverを含む複数モジュールでの加工評価において、「sabor」を評価した結果、「ligero amargor bastante insignificante(ごくわずかで取るに足らない程度の苦味)」が検出されたと報告されている。"加工・調理でどう変わる(1)
範囲: ペルー・ボリビアのアルティプラーノ(標高3800m以上)
注記: NTP 011.400 定義4.1に基づく。
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ingredient-tunta —is_prepared_by→ process-tunta-chuno-processing文化(1)
範囲: ペルー・アルティプラーノ
注記: 出典の言説をそのまま記録。毒性・安全性の数値主張は含まない。
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ingredient-tunta —has_historical_origin_narrative→ "「アンデスの歴史においてtuntaは専ら papa amarga(苦味在来種)から作られていた。河川での長時間の浸漬が『グリコアルカロイド』の洗い流しを助け、その消費を可能にしたため」という言説が、生産者と技術者の実務ガイドに記されている。"