下処理帳 — 苦味を引く側。この帳面は苦味だけを見る
ダークチョコレートの下処理帳
ダークチョコレート(図鑑の項目)の下処理を方法ごとに並べ、苦味が動いたかどうかを根拠つきで判定します。 アク・えぐみ・渋味は別の目的として注記し、毒性や安全のための理由は書きません。
このページの内容(4 節)
判定表
| 方法 | 条件 | 判定 | 分かったこと |
|---|---|---|---|
| 乳・脂と合わせる | カカオ分70%の再構成(カカオパウダー+カカオバター)二成分チョコレート、総脂肪含量30/35/40%(w/w)の3水準、消費者108名。苦味以外の目的: 渋味 | 減る食品 | 脂肪含量が上がるほど、知覚される苦味・カカオ風味・収斂の強度が有意に低下し、甘味の知覚は有意に増加した(いずれもp<.05)。総合的な好みには有意差はなかった。 |
| 砂糖・甘味料を加える | 無糖辛味ダークチョコレート、レバウジオシドA濃度(500/800/980 g/kg)とトウガラシ濃度(2.0/3.5/5.0 g/kg)の組み合わせ。時間強度法(TI)、訓練パネル13名。 | 変わらない食品 | レバウジオシドAとトウガラシの濃度を組み合わせても、苦味の最大強度(Imax)は9組み合わせ中ほぼ全てで有意差がなかった(唯一、トウガラシ2.0g/kg+レバウジオシドA980g/kgと、トウガラシ5.0g/kg+レバウジオシドA800g/kgの間にのみp≤0.05の有意差)。 |
乳・脂と合わせる
減る食品
脂肪含量が上がるほど、知覚される苦味・カカオ風味・収斂の強度が有意に低下し、甘味の知覚は有意に増加した(いずれもp<.05)。総合的な好みには有意差はなかった。
条件・出典
カカオ分70%の再構成(カカオパウダー+カカオバター)二成分チョコレート、総脂肪含量30/35/40%(w/w)の3水準、消費者108名。苦味以外の目的: 渋味
根拠は下の「根拠: 減る」の節に。
砂糖・甘味料を加える
変わらない食品
レバウジオシドAとトウガラシの濃度を組み合わせても、苦味の最大強度(Imax)は9組み合わせ中ほぼ全てで有意差がなかった(唯一、トウガラシ2.0g/kg+レバウジオシドA980g/kgと、トウガラシ5.0g/kg+レバウジオシドA800g/kgの間にのみp≤0.05の有意差)。
条件・出典
無糖辛味ダークチョコレート、レバウジオシドA濃度(500/800/980 g/kg)とトウガラシ濃度(2.0/3.5/5.0 g/kg)の組み合わせ。時間強度法(TI)、訓練パネル13名。
根拠は下の「根拠: 変わらない」の節に。
根拠: 減る
乳・脂と合わせる — カカオ分70%の再構成(カカオパウダー+カカオバター)二成分チョコレート、総脂肪含量30/35/40%(w/w)の3水準、消費者108名。
範囲: カカオ分70%の再構成(カカオパウダー+カカオバター)二成分チョコレート、通常のチョコレート消費者108名の官能評価
注記: 乳成分や乳化剤(レシチン等)を含む一般的な市販チョコレートではなく、カカオ分と脂肪分を意図的に操作した二成分再構成チョコレートでの結果。市販品全般への外挿には注意が必要。
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ingredient-dark-chocolate —has_perceived_bitterness_affected_by→ "総脂肪含量。Brownら(2023)は、カカオ分70%の再構成ダークチョコレート(カカオパウダーとカカオバターから調製した二成分チョコレート)を総脂肪含量30%・35%・40%(w/w)の3水準で作り、通常のチョコレート消費者108名の官能・受容性データを収集した。脂肪含量が上がるほど、知覚される苦味・カカオ風味・収斂(渋みに伴う乾いた口当たり)の強度が有意に低下し、甘味の知覚は有意に増加した(いずれもp<.05)。一方、脂肪含量の違いは総合的な嗜好度(liking)には有意な影響を与えなかった(p>.05)。"根拠: 変わらない
砂糖・甘味料を加える — 無糖辛味ダークチョコレート、レバウジオシドA濃度(500/800/980 g/kg)とトウガラシ濃度(2.0/3.5/5.0 g/kg)の組み合わせ。時間強度法(TI)、訓練パネル13名。
範囲: 層: 食品。無糖辛味ダークチョコレート、訓練パネル(苦味担当13名)によるTI法(待機5秒、口内保持15秒、嚥下後苦味を120秒間0-10スケールで評価)。
注記: 辛味(spiciness)の強度・持続時間はトウガラシ濃度上昇で増したが、苦味のImaxはほとんどの濃度組み合わせ間で統計的に動かなかった。辛味×苦味が独立に振る舞った食品層の例。
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ingredient-dark-chocolate —has_perceived_bitterness_unchanged_by→ "無糖辛味ダークチョコレートに加えたトウガラシ(Capsicum baccatum)濃度(2.0/3.5/5.0 g/kg)とレバウジオシドA濃度(500/800/980 g/kg)の組み合わせ。時間強度法(TI)で測定した苦味の最大強度(Imax)は9組み合わせ中ほぼ全てで有意差がなく、唯一トウガラシ2.0 g/kg+レバウジオシドA 980 g/kgとトウガラシ5.0 g/kg+レバウジオシドA 800 g/kgの間でのみp≤0.05の有意差が検出された。"