下処理帳 — 苦味を引く側。この帳面は苦味だけを見る
レタスの下処理帳
レタス(図鑑の項目)の下処理を方法ごとに並べ、苦味が動いたかどうかを根拠つきで判定します。 アク・えぐみ・渋味は別の目的として注記し、毒性や安全のための理由は書きません。
↑判定表
| 方法 | 条件 | 判定 | 分かったこと |
|---|---|---|---|
| 酢・酸 | 食べる直前に、酢を含むドレッシングをかける。 | 減る食品 | レタスのろ液にドレッシングの原料を一つずつ加えた味認識装置の評価では、苦味の低減は食酢で特に大きかった。ドレッシングをかけたレタスの官能評価でも苦味が下がったと大会要旨は記す。噛む口の中で苦味の強い成分ができるのを酸が抑える仕組みはエンダイブで確かめられ、同じ成分を持つレタスにも著者は同じ仕組みを期待している。 |
酢・酸
減る食品
レタスのろ液にドレッシングの原料を一つずつ加えた味認識装置の評価では、苦味の低減は食酢で特に大きかった。ドレッシングをかけたレタスの官能評価でも苦味が下がったと大会要旨は記す。噛む口の中で苦味の強い成分ができるのを酸が抑える仕組みはエンダイブで確かめられ、同じ成分を持つレタスにも著者は同じ仕組みを期待している。
条件・出典
食べる直前に、酢を含むドレッシングをかける。
根拠は下の「根拠: 減る」の節に。
根拠: 減る
酢・酸 — 食べる直前に、酢を含むドレッシングをかける。
範囲: レタスを水とともに粉砕・ろ過したろ液への卵黄、食油、食酢、にんじんピューレの個別添加と機器評価。
注記: 人が酢をかけたレタスを味わった比較ではない。原料濃度、品種、部位、数値、統計値は要旨にない。
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ingredient-lettuce —has_e_tongue_bitterness_reduced_by→ "食酢。レタスろ液へドレッシング原料を個別に加えた味認識装置の評価では、苦味の低減効果は食酢で特に高かった。"範囲: キユーピー所属著者による2021年大会要旨。レタスを含む4野菜のドレッシング有無の官能評価。
注記: 評価者数、品種・部位、配合、添加量、尺度、統計値は要旨にない。任意の市販ドレッシングの再現性と家庭での適量は未検証。
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ingredient-lettuce —has_perceived_bitterness_suppressed_by→ "開発ドレッシングの添加。大会要旨は、レタス・トマト・キャベツ・ブロッコリーの官能評価で苦味、渋味、青臭さが低減し、レタスで最も効果がみられたと記載する。"範囲: 堀江2011の表2と本文。水をかけて噛んだ対照(45.5%)との比較、n=4。油脂が苦味を覆う可能性を避けるためノンオイルのドレッシングを用いた
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ingredient-endive —has_debittering_most_likely_due_to→ "ドレッシングの酸が、咀嚼中の lactucopicrin(L)の生成を抑えること。市販ノンオイル青じそドレッシング(pH 3.8)3 mLをかけて30秒噛んだ咀嚼物では、LとLOの合計に占めるLの割合は3.9%(LO 22.4 μM・L 0.9 μM)にとどまり、咀嚼物のpHは4.6〜5.0だった。5%酢酸に3秒浸漬した葉でもLの割合は低く抑えられた"範囲: 堀江2011の表1と考察。三重県津市のビニールハウスで栽培し収穫当日に分析したレタス
注記: レタスについては乳液の組成(表1)だけが測定で、緩和の効果は著者の期待。大会要旨(松本ら2021)の機器測定で食酢の低減効果が特に大きかった結果と向きが合う。
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ingredient-lettuce —has_perceived_bitterness_suppressed_by→ "ドレッシングの酸(著者の推定)。レタス(品種バークレー)の乳液もエンダイブと同じ lactucopicrin 15-oxalate(LO)と lactucopicrin(L)を含み、L は合計の0.6%にすぎない。咀嚼中に唾液と混ざって L が生成するところをドレッシングの酸が抑え、苦味が緩和されるとエンダイブ同様に期待される。レタス自体を噛んで測った試験や官能試験は行われていない"