English

加工・条件

冷燻

cold smoking

冷燻は、魚などの身を加熱調理・タンパク凝固させない低温域で行う燻製法。

説明を読む ↓

加工・条件 / process-cold-smoking

このページの内容(5 節)
  1. 説明
  2. この説明の根拠(2)
  3. 関連項目(5)
  4. 感覚(2)
  5. 加工・調理でどう変わる(2)
↑

苦味を読む

欧州6か国の市販冷燻サーモン57製品を、訓練パネル24名が0~10の線尺度で評価した研究では、色、煙の強さと種類、アミン臭、塩味などから11群に分かれた。煙の表現も薪火様、冷たい灰様、ゴム様などに分かれ、冷燻品の香りは一語では括れなかった。製品ごとに原料や塩蔵、製造条件が異なり、苦味は評価項目に入っていない。

養殖ヨーロッパスズキの試験では、15%塩水へ90分浸漬し、30℃以下で30分乾燥、30℃で30分冷燻、さらに30℃で30分乾燥した。冷燻品を真空包装して1±0.5℃で35日保存し、訓練パネル6名が複数時点で1~5点の評価を3回行った。NaCl塩水と、NaClの半分をKClに替えた塩水の間で、臭い、色、外観、味に有意差はなかった。味は総合的な尺度で、苦味だけの比較ではない。

この説明の根拠

  1. Sensory characteristics of cold-smoked Atlantic salmon (Salmo salar) from European market and relationships with chemical, physical and microbiological measurements

    Mireille Cardinal; Helga Gunnlaugsdottir; Marit Bjoernevik; Alexandra Ouisse; Jean Luc Vallet; Françoise Leroi / 2004 / 学術論文 / 全文確認

    この本文で確認した範囲: 57製品、訓練24名、0~10尺度、煙の種類と11群、製造条件差、苦味非測定を支える

  2. Combination of Freezing, Low Sodium Brine, and Cold Smoking on the Quality and Shelf-Life of Sea Bass (Dicentrarchus labrax L.) Fillets as a Strategy to Innovate the Market of Aquaculture Products

    Concetta Maria Messina; Rosaria Arena; Giovanna Ficano; Laura La Barbera; Maria Morghese; Andrea Santulli / 2021 / 学術論文 / 全文確認

    この本文で確認した範囲: 15%塩水90分、前後の乾燥、30℃30分冷燻というEuropean sea bass試験工程を支える/真空包装後1±0.5℃で35日・6時点、6名、1~5点、3反復、塩水2条件で4属性の有意差なし、苦味独立尺度でない限定を支える

構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます

感覚(2)

冷燻は感覚応答として欧州6か国の市販冷燻Atlantic salmon 57製品は、訓練パネルによる色、煙の強さと種類、アミン臭、塩味などの記述評価から11群に分類されたを示す支持あり

範囲: 2001年に収集した市販品を製造2週・3週後に評価した研究。製品ごとに製造工程、塩蔵、原料が異なる

注記: 24名の訓練パネルが0~10の非構造線尺度で評価した。苦味は属性に含まれず、群差を冷燻の温度や時間だけに帰属できない。

57市販製品を製造2週・3週後に24名の訓練パネルが0~10の線尺度で評価した。色、煙の強さとwood fire/cold ash/rubber等の種類、アミン臭、塩味などから11群が得られた。
限界: 12試料時点は2週時点で強い劣化が認められ3週評価を行わなかった。製品間で原料、塩蔵、乾燥、燻煙条件が異なる。苦味属性はない。消費者嗜好試験ではない。
出典: Sensory characteristics of cold-smoked Atlantic salmon (Salmo salar) from European market and relationships with chemical, physical and microbiological measurements(Mireille Cardinal; Helga Gunnlaugsdottir; Marit Bjoernevik; Alexandra Ouisse; Jean Luc Vallet; Françoise Leroi, 2004)・全文確認
データを表示process-cold-smoking —has_sensory_response→ "欧州6か国の市販冷燻Atlantic salmon 57製品は、訓練パネルによる色、煙の強さと種類、アミン臭、塩味などの記述評価から11群に分類された"
claim: clm-cold-smoking-commercial-salmon-sensory-range / type: sensory / 更新: 2026-09-16
冷燻は感覚応答として冷燻品を真空包装して1±0.5℃で35日保存し複数時点で評価した試験では、15% NaCl塩水と15% NaCl/KCl 1:1塩水の間で、臭い、色、外観、味の官能評点に有意差がなかったを示す支持あり

範囲: 6名の訓練パネル、1~5点記述尺度、3反復。保存1,7,14,21,28,35日後の評価。冷凍していないフィレと冷凍前歴4条件を含む

注記: 味はvery unpleasantからvery typicalまでの総合的な記述尺度で、苦味強度を独立に測っていない。冷凍前歴の違うロットでは原料品質も異なる。

冷燻フィレを真空包装して1±0.5℃で35日保存し、1,7,14,21,28,35日後に6名が臭い、色、外観、味を1~5点で3反復評価した。冷凍していないフィレ由来の冷燻品でNaClをKClへ50%置換しても4属性に有意差がなく、全試験を通じても塩種による評価属性の有意差はなかった。
限界: 6名の訓練パネルによる総合属性で、消費者嗜好ではない。tasteは苦味強度を分けていないため、KClの苦味がない、または隠れたとは結論できない。
出典: Combination of Freezing, Low Sodium Brine, and Cold Smoking on the Quality and Shelf-Life of Sea Bass (Dicentrarchus labrax L.) Fillets as a Strategy to Innovate the Market of Aquaculture Products(Concetta Maria Messina; Rosaria Arena; Giovanna Ficano; Laura La Barbera; Maria Morghese; Andrea Santulli, 2021)・全文確認
データを表示process-cold-smoking —has_sensory_response→ "冷燻品を真空包装して1±0.5℃で35日保存し複数時点で評価した試験では、15% NaCl塩水と15% NaCl/KCl 1:1塩水の間で、臭い、色、外観、味の官能評点に有意差がなかった"
claim: clm-cold-smoking-seabass-salt-sensory / type: sensory / 更新: 2026-09-16

加工・調理でどう変わる(2)

冷燻は魚の身を加熱調理・タンパク凝固させない、気温33℃以下での燻煙処理と定義される文脈資料

範囲: 魚の燻製(FAO Torry Advisory Note No.82)

注記: 技術指導資料上の定義。食品全般に一律適用できる法的定義ではなく、魚の燻製という文脈に限定される。

冷燻を「魚の身を加熱調理・タンパク凝固させない、気温33℃以下での燻煙処理」と定義している。
限界: 魚の燻製という文脈に限定された技術指導上の定義であり、法的拘束力を持つ規制上の定義ではない。
出典: Hot Smoking of Fish (Torry Advisory Note No. 82)(Bannerman A McK)・全文確認
データを表示process-cold-smoking —is_defined_as→ "魚の身を加熱調理・タンパク凝固させない、気温33℃以下での燻煙処理"
claim: clm-cold-smoking-defined / type: processing / 更新: 2026-09-02
冷燻は次を用いると記録されている: European sea bassフィレを15%塩水で90分処理し、30℃以下で30分乾燥、30℃で30分冷燻、さらに30℃で30分乾燥する試験工程支持あり

範囲: 養殖European sea bass 195枚を5ロットに分けた2021年の試験。標準NaCl塩水とNaCl/KCl 1:1塩水を併設

注記: 冷燻だけでなく塩水処理と前後の乾燥を含む一連の工程である。魚種・装置・煙材が限定され、冷燻一般の標準条件ではない。

各ロットのフィレを15% NaClまたは15% NaCl/KCl 1:1塩水へ90分、フィレ対塩水1:4で浸漬し、30℃以下で30分乾燥、30℃で30分冷燻、30℃で30分再乾燥した。
限界: 塩水処理、前後乾燥、冷燻を組み合わせた工程で、冷燻単独効果ではない。30℃・30分はこの魚種と装置の試験条件である。
出典: Combination of Freezing, Low Sodium Brine, and Cold Smoking on the Quality and Shelf-Life of Sea Bass (Dicentrarchus labrax L.) Fillets as a Strategy to Innovate the Market of Aquaculture Products(Concetta Maria Messina; Rosaria Arena; Giovanna Ficano; Laura La Barbera; Maria Morghese; Andrea Santulli, 2021)・全文確認
データを表示process-cold-smoking —is_documented_using→ "European sea bassフィレを15%塩水で90分処理し、30℃以下で30分乾燥、30℃で30分冷燻、さらに30℃で30分乾燥する試験工程"
claim: clm-cold-smoking-seabass-30c-protocol / type: processing / 更新: 2026-09-16

↑ このページの上へ ・ ← 図鑑(加工・条件)へ戻る