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スパイス・薬草

オレガノ

oregano / Origanum spp.

オレガノ類の葉を用いる香辛料。カルバクロール由来の温感・刺激を苦味と同一視しない。

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スパイス・薬草 / spice-oregano

このページの内容(6 節)
  1. 説明
  2. この説明の根拠(4)
  3. 関連項目(3)
  4. 感覚(2)
  5. 安全・規制(1)
  6. 文化(1)
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苦味を読む

欧州医薬品庁の評価書は、オレガノ属のマジョラムを、独特の刺激的な芳香と苦味をもつ植物として記載している。対象はOriganum majoranaの乾燥した開花枝で、ほかのOriganum属の種とは精油組成が異なるため、この苦味の記述をオレガノ類全体へ広げることはできない。

オレガノの主要成分として挙げられるカルバクロールは、チャネル研究でTRPV3とTRPA1への作用が示されている。単離したカルバクロールをヒトの舌に置いた実験でも温感やしびれなどの刺激が生じたが、食品中のオレガノの濃度とは異なり、オレガノ全体の苦味強度を測った結果ではない。

フラックスシード油にオレガノを5%浸漬した試料を、貯蔵180日間にわたり苦味の順位法官能試験で評価した研究がある。訓練された14名のパネルが、無添加対照・フェンネル・ローズマリー・チリを浸漬した油とあわせて苦味の強い順に順位を付けたところ、オレガノを浸漬した油はローズマリーに次いで2番目に苦く評価され、無添加対照やチリを浸漬した油より苦かった。総フェノール含量が高い試料ほど苦味が強く評価される傾向が示されている。ただしこれは油という媒体中での評価であり、オレガノ単体を直接口にした際の苦味を測ったものではない。

この説明の根拠

  1. Assessment report on Origanum majorana L., herba

    European Medicines Agency; Committee on Herbal Medicinal Products / 2015 / 公的資料 / 全文確認

    この本文で確認した範囲: O. majoranaの性状記述と、属内の他種へ一般化できない精油組成上の限定を対応させた。

  2. Oregano, thyme and clove-derived flavors and skin sensitizers activate specific TRP channels

    Xu Haoxing; Delling Markus; Jun Janice C; Clapham David E / 2006 / 学術論文 / 抄録確認

    この本文で確認した範囲: カルバクロールのTRPV3・TRPA1作用と、オレガノ全体の官能試験ではない限定を対応させた。

  3. Eugenol and carvacrol induce temporally desensitizing patterns of oral irritation and enhance innocuous warmth and noxious heat sensation on the tongue

    Klein AH; Carstens MI; Carstens E / 2013 / 学術論文 / 全文確認

    この本文で確認した範囲: 単離カルバクロールのヒト舌上の刺激と食品中濃度との差を対応させた。

  4. Oxidative Stability, Microbial Safety, and Sensory Properties of Flaxseed (Linum usitatissimum L.) Oil Infused with Spices and Herbs

    Odeh Dyana; Kraljić Klara; Benussi Skukan Andrea; Škevin Dubravka / 2021 / 学術論文 / 全文確認

    この本文で確認した範囲: 順位法官能試験の総合スコアと媒体(油)中の評価である限定に使用

構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます

感覚(2)

オレガノは感覚応答としてカルバクロールに由来しうる温感・しびれ・刺激を示す文脈資料

範囲: 主要成分のチャネル研究とヒト口腔研究の接続

注記: オレガノ全体の苦味強度を直接測定していない。

文脈: オレガノの主要成分としてカルバクロールを挙げ、TRPV3とTRPA1への作用を示す。
限界: オレガノ全体の官能試験ではない。
出典: Oregano, thyme and clove-derived flavors and skin sensitizers activate specific TRP channels(Xu Haoxing; Delling Markus; Jun Janice C; Clapham David E, 2006)・抄録確認
文脈: ヒト舌上のカルバクロールが温感・しびれ等の刺激を生む。
限界: オレガノ食品中の濃度と異なる。
データを表示spice-oregano —has_sensory_response→ "カルバクロールに由来しうる温感・しびれ・刺激"
claim: clm-oregano-carvacrol-sense / type: sensory / 更新: 2026-08-31
オレガノは感覚応答としてフラックスシード油にオレガノを5%(マセレート)で単体浸漬した試料は、貯蔵180日間にわたる苦味強度の順位法官能試験(ISO 8587、訓練された14名パネル)で、無添加対照・フェンネル・ローズマリー・チリを浸漬した油と比較され、ローズマリー(順位和82、最も苦い)に次いで2番目に苦い評価(順位和85)となり、フェンネル(88)・無添加対照(98)・チリ(115、最も苦味が弱い)より苦いと評価されたを示す支持あり

範囲: Odehら2021、順位法(0・60・120・180日の各時点でパネリストが最も苦い試料に1、最も苦味が弱い試料に最大順位を付け、全パネリストの順位を合計。値が小さいほど苦味が強いと評価されたことを示す)

注記: 総フェノール含量が高いローズマリー・オレガノほど苦味が強く評価される傾向が本文で指摘されている。バジル添加油は微生物基準不適合のため試験から除外され5種のみの比較。単一濃度(5%)・単一浸漬方法(マセレート)の結果で、乾燥葉や粉末など他の使用形態には一般化できない。油という媒体中の評価であり、オレガノを直接摂取した際の苦味評価ではない。

Table 3(Ranking test—rank sums of bitterness of oil samples before and during storage)は、0・60・120・180日の各時点での順位を合計した総合スコアを示す: 対照(FO)98、フェンネル添加(FO+F)88、オレガノ添加(FO+O)85、ローズマリー添加(FO+R)82、チリ添加(FO+C)115。値が小さいほど『最も苦い』(順位1)と評価された頻度が高いことを意味し、ローズマリーが最も苦く、チリが最も苦味が弱いと評価された。オレガノはローズマリーに次いで2番目に苦い評価。
限界: 油という媒体中での評価であり、オレガノを直接摂取した場合の苦味評価ではない。単一濃度(5%)・単一浸漬方法の結果。順位法は相対順位のみを示し、絶対的な苦味強度の尺度値ではない。
出典: Oxidative Stability, Microbial Safety, and Sensory Properties of Flaxseed (Linum usitatissimum L.) Oil Infused with Spices and Herbs(Odeh Dyana; Kraljić Klara; Benussi Skukan Andrea; Škevin Dubravka, 2021)・全文確認
データを表示spice-oregano —has_sensory_response→ "フラックスシード油にオレガノを5%(マセレート)で単体浸漬した試料は、貯蔵180日間にわたる苦味強度の順位法官能試験(ISO 8587、訓練された14名パネル)で、無添加対照・フェンネル・ローズマリー・チリを浸漬した油と比較され、ローズマリー(順位和82、最も苦い)に次いで2番目に苦い評価(順位和85)となり、フェンネル(88)・無添加対照(98)・チリ(115、最も苦味が弱い)より苦いと評価された"
claim: clm-oregano-flaxseed-oil-bitterness-ranking / type: sensory / 更新: 2026-09-25

安全・規制(1)

オレガノは規格上オレガノ属の一種であるマジョラム(Origanum majorana)は、独特の刺激的な芳香とともに苦味を持つ植物として公的評価書に記述されている。と定義される文脈資料

範囲: 層: 文献。EMA評価書の性状記述(Description)節。 対象種: Origanum majorana(マジョラム)。属内の他種には一般化しない。

"It is an aromatic plant with a distinctive tangy odour and a bitter taste. Contains up to 5% volatile oil (usually less than 1%), consisting primarily of terpinen-4-ol and (+)-cis-sabinene hydrate..."
限界: 同じ評価書は "Differently from other Origanum species oils (e.g. O. vulgaris or O. virens oils) thymol and carvacrol only occur in small amounts" と明記しており、既存主張が扱うカルバクロール高含有種(O. vulgare等)とは精油組成が異なる。苦味の記述に個別の引用文献番号は付されておらず、評価書自身の一般的な植物学的記載である。
出典: Assessment report on Origanum majorana L., herba(European Medicines Agency; Committee on Herbal Medicinal Products, 2015)・全文確認
データを表示spice-oregano —is_defined_in_regulation_as→ "オレガノ属の一種であるマジョラム(Origanum majorana)は、独特の刺激的な芳香とともに苦味を持つ植物として公的評価書に記述されている。"
claim: clm-w72b3-oregano-majorana-bitter-taste-description / type: regulatory / 更新: 2026-09-08

文化(1)

オレガノは料理や飲み物に苦い香味を加えるスパイス・薬草として用いられる未検証

範囲: 一般知識水準の候補。地域差・名称差は未確認

出典未接続 — この主張はまだ裏取りされていません。一般知識水準の仮置きであり、確定情報ではありません。

データを表示spice-oregano —is_used_as→ "料理や飲み物に苦い香味を加えるスパイス・薬草"
claim: clm-spice-oregano-candidate-role / type: cultural / 更新: 2026-08-31

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