食材
アーモンド
almond / Prunus dulcis
アーモンドは、乾燥種子として食用になるナッツ。焙煎温度・時間により香気成分・呈味(苦味・渋味・焦げ風味等)・嗜好性が変化する。
食材 / ingredient-almond
このページの内容(5 節)
苦味を読む
アーモンドは、同じ処理でも品種によって苦味の出方が異なる。2019年にポルトガルで収穫した6品種を訓練済み12名が1~5点で評価した試験では、生の試料で苦味とビターアーモンド風味に品種差があり、MolarとPegarinhosで強かった。皮付きの仁を138℃で33分焙煎した試料でも両項目に品種差があり、PegarinhosとRefêgoで強かった。
同じ研究の別処理では、沸騰水に30秒浸して皮を手で除き、室温で乾かしてから138℃で33分焙煎した。この6品種を比べると、品種差が認められた官能項目は、最初にかんだときの硬さと砕く力だけだった。苦味が処理前より減ったことを直接比べた結果ではなく、皮を除いて焙煎した試料内では苦味が品種を分けなかったという範囲である。
栽培中の水の与え方を比べた試験もある。スペインの単一農園で2017年に収穫したVairo品種を、訓練済み10名が各3回、0~10点で評価した。4つの灌漑条件で苦味は0.5~0.6、渋味は0.5~0.7となり、どちらにも有意差はなかった。単一品種・単年の結果であり、灌漑がアーモンドの苦味に影響しないと一般化はできない。
この説明の根拠
この本文で確認した範囲: 6品種、生試料、訓練済み12名、1~5点、MolarとPegarinhosの苦味・ビターアーモンド風味が強い結果を支える/同じ6品種、138℃33分の皮付き焙煎、PegarinhosとRefêgoの苦味・ビターアーモンド風味が強い結果を支える/沸騰水30秒、皮除去、室温乾燥、138℃33分焙煎、処理群内で品種差が硬さ2項目だけだった結果と、処理間比較ではない限定を支える
Sensory Profile and Acceptability of HydroSOStainable Almonds
この本文で確認した範囲: 単一農園・単年・Vairo品種、訓練済み10名、各3回、0~10点、苦味0.5~0.6・渋味0.5~0.7で有意差なしと一般化不可の限定を支える
構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます
感覚(5)
範囲: 層: 食品。regulated deficit irrigation下で栽培したスペイン産'Vairo'アーモンドを対流式オーブンで焙煎。35種の揮発性成分(GC分析)、記述的官能プロファイル、消費者嗜好試験。
注記: 検索エンジン・Europe PMC経由のアブストラクト引用による(本文はWiley・PubMedとも403/障壁で未確認)。190℃焙煎は色が濃く焦げ様の風味(burnt notes)を呈し、150℃は焙煎不足(under-roasted)とされ、170℃・10分が最適条件と結論づけられた。消費者の総合的な好ましさは特定の揮発性成分・香ばしい/ナッツ様の官能属性とは正の相関を示した一方、ピラジン類・苦味・渋味・木質様・焦げ風味とは負の相関を示したと報告されている。統計値(相関係数・p値)は未確認。コーヒー以外の焙煎度系列としてナッツ(アーモンド)の例。
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ingredient-almond —has_perceived_bitterness_affected_by→ "焙煎温度(150〜190℃)"範囲: 2019年ポルトガル収穫の6品種。訓練済み12名が生試料を1~5点の強度尺度で評価
注記: 品種間比較であり、食用アーモンド一般の苦味順位ではない。ベンズアルデヒドによるという著者の推測は採用しない。
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ingredient-almond —has_sensory_response→ "生のアーモンド6品種では、苦味とビターアーモンド風味に品種差があり、MolarとPegarinhosで強かった"範囲: 同じ6品種の皮付き仁を138℃で33分焙煎し、生試料とは別セッションで訓練済み12名が1~5点評価
注記: 処理内の品種比較であり、生と焙煎の苦味を直接比較した結果ではない。原因成分は確定しない。
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ingredient-almond —has_sensory_response→ "138℃で33分焙煎したアーモンド6品種でも苦味とビターアーモンド風味に品種差があり、PegarinhosとRefêgoで強かった"範囲: 沸騰水30秒、手で皮を除去、室温乾燥、138℃33分焙煎。訓練済み12名が1~5点で評価
注記: この処理群内で苦味が品種を分けなかったという結果である。生や皮付き焙煎より苦味が減ったことを直接検定した結果ではない。
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ingredient-almond —has_sensory_response→ "30秒の湯通しで皮を除いてから138℃で33分焙煎した6品種では、品種差が認められた官能項目は硬さに関する2項目だけだった"範囲: スペインの単一農園、2017年収穫。訓練済み10名が各試料を3回、0~10点で評価
注記: 単一品種・単年・単一農園の結果であり、灌漑がアーモンドの苦味に影響しないとの一般化はしない。灌漑水量の±は標準偏差か標準誤差か本文で明記されないため本文に載せない。
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ingredient-almond —has_sensory_response→ "Vairo品種の生アーモンドでは、灌漑4条件の苦味強度0.5~0.6、渋味強度0.5~0.7に有意差がなかった"