食材
カカオハスク
cocoa bean shell (husk)
カカオハスクは、カカオ豆の外皮。果皮と区別し、浸出液の苦味・渋味を粒径や抽出条件とともに扱う。
食材 / ingredient-cocoa-bean-shell
このページの内容(8 節)
苦味を読む
カカオハスクは、この項目ではカカオ豆からニブを分けたときに残る外皮を指す。大きな果実の皮とは別の部位である。外皮を湯に浸して作る飲料については、粒の大きさを変え、苦味や渋味を人が評価した研究がある。外皮を単に取り除くものとして見るだけでは捉えきれない対象である。
外皮と水を1対100で合わせた浸出液では、大きな粒の区分より、小さな粒の区分で苦味・渋味が強く評価された。対象は一つの原料と抽出条件に限られる。この結果は、外皮の飲料を考える手がかりにはなるが、「脱殻すればチョコレートの渋味が減る」ことの証明ではない。
トリニタリオ系のカカオ豆を100℃で20分、120℃で20分、140℃で18分焙煎し、その後に分けた外皮を熱湯で5分浸出した試験がある。選別後15名による苦味の平均順位は17.4、37.8、54.7と高くなった。これは強度尺度の点数ではなく、紅茶を含む6試料の評価データから算出した平均順位である。外皮3条件の各ペアに有意差があるとはいえず、140℃条件だけ時間も短い。
別の試験では、豆殻を5段階の粒径に分け、モカやフレンチプレスなど6種の器具で抽出した。最小の250~500µm区は、4種の器具で目詰まりや長い調製時間が生じ、後続分析から外れた。消費者20名の9点嗜好評価では、好まれる粒径が抽出法によって変わった。苦味強度の比較ではなく、器具ごとに豆殻量や水量も異なる結果である。
この説明の根拠
この本文で確認した範囲: 豆の外皮という対象を確定する。
この本文で確認した範囲: 浸出液での官能評価の存在を支える。/粒径比較と、その適用範囲の限定を支える。
Antioxidant Content of Tisane of Cocoa Bean Shells as Affected by Roasting Temperatures
この本文で確認した範囲: 焙煎3条件、官能試料の5分浸出、15名、苦味平均順位17.4/37.8/54.7と順位尺度・検定範囲・140℃だけ18分の限定を支える
Effects of Particle Size and Extraction Methods on Cocoa Bean Shell Functional Beverage
この本文で確認した範囲: 5粒径×6抽出法、250~500µm区の4器具での調製上の問題、器具別条件差を支える/20名の9点嗜好評価、抽出法と粒径の組み合わせで変わる嗜好、苦味強度ではない限定を支える
別名: cocoa bean shell (husk)(en)
構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます
組成・含有(1)
範囲: 本項目のhuskはbean shellを指す。
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ingredient-cocoa-bean-shell —is_defined_in_context_as→ "カカオ豆のニブから分離される外皮。果実全体の果皮とは区別する"感覚(3)
範囲: コロンビア産Criollo、135℃15分焙煎後の外皮。外皮:水=1:100、5分、55℃または12℃提供。
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ingredient-cocoa-bean-shell —has_perceived_bitterness_affected_by→ "浸出に使う外皮の粒径。小さい粒径の試料で苦味・渋味の評点が高かった"範囲: インドネシア・Jemberのトリニタリオ系のカカオ豆。外皮2gに熱湯150mLを加えて5分、無糖・無乳。選別後15名による評価
注記: 平均順位は強度尺度の点数ではない。3条件間の個別有意差は表に示されず、紅茶3試料を含む6試料の評価データを用いたKruskal–Wallis解析である。140℃条件だけ焙煎時間が18分で、温度単独の比較ではない。
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ingredient-cocoa-bean-shell —has_sensory_response→ "焙煎条件100℃20分、120℃20分、140℃18分の豆から分けた外皮の浸出液で、苦味の平均順位が17.4、37.8、54.7だった"範囲: 消費者20名、9点嗜好尺度。5粒径×6抽出法から、調製可能な飲料を評価
注記: 味・風味・総合嗜好であり、苦味や渋味の強度尺度ではない。抽出法ごとに使用した豆殻量、水量、最終量が異なる。
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ingredient-cocoa-bean-shell —has_sensory_response→ "豆殻飲料の味・風味・総合嗜好は抽出法と粒径の組み合わせで順位が変わり、単純に細かい粒ほど好まれる結果ではなかった"加工・調理でどう変わる(1)
範囲: São Tomé産Forastero豆殻。モカ、ナポリ式、アメリカ式、エスプレッソ、カプセル、フレンチプレス。各飲料3製造バッチ
注記: 250~500µm区でもアメリカ式とフレンチプレスは後続分析対象。抽出器具ごとに水量と豆殻量が異なる。
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ingredient-cocoa-bean-shell —is_processed_by→ "5粒径の豆殻を6種の家庭用抽出法で調製した際、250~500µm区はモカ、ナポリ式、エスプレッソ、カプセルで目詰まりや長い調製時間が生じ、後続分析から外れた"