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化合物

ノミリン

nomilin

ノミリンは、柑橘の苦味に関わりうるリモノイド。加工条件で濃度が変化する。

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化合物 / compound-nomilin

このページの内容(7 節)
  1. 説明
  2. この説明の根拠(3)
  3. 主題ハブ
  4. 関連をたどる
  5. 関連項目(10)
  6. 組成・含有(2)
  7. 感覚(1)
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苦味を読む

ノミリンは柑橘類の苦味に関わりうるリモノイドで、加工条件によって濃度が変化する。ユズ・コナツ・キンカン・ネーブルの単独および混合マーマレードを対象にした13名の官能評価とHPLC分析を組み合わせた研究では、これらの試料群において官能で評価した苦味とノミリン量が対応していたと報告されている。ただしこれは小規模な単一の調製条件での結果であり、マーマレード全般に共通する唯一の要因とはされていない。香りや酸味、甘味も知覚に影響する。

ハッサク果実(果汁・内果皮・外果皮)を薄層クロマトグラフィーとHPLCで分析した研究では、リモニン系配糖体のほかに、デアセチルノミリン酸・デアセチルノミリン・ノミリン・ノミリン酸・オバクノンという5種のノミリン系リモノイド配糖体が検出されている。この分析は成分の検出に関するもので、苦味官能との直接の対応づけはこの資料からは確認できない。

熊本県産業技術センターが行った柑橘8品種の苦味成分調査では、供試8品種のうち河内晩柑だけが果皮にノミリンを含むと記されている。川野夏だいだい・大橘・晩白柚など他の品種にはノミリンの記載がなく、この調査の範囲ではノミリンは河内晩柑に特有の成分として位置づけられている。

この説明の根拠

  1. Effect on the Taste and Flavor of Marmalade by Combining Citrus Fruits

    Morishita Toshiko / 1994 / 学術論文 / 全文確認

    この本文で確認した範囲: 13名の官能評価と分析値が対応するという記述の根拠に使用

  2. ハッサク果実のリモノイド配糖体

    前田久夫; 尾崎嘉彦; 三宅正起; 伊福靖; 長谷川信 / 1990 / 学術論文 / 全文確認

    この本文で確認した範囲: ハッサク果実からの5種のノミリン系配糖体検出の根拠に使用

  3. カンキツ類の苦味成分と加熱による臭いの変化

    熊本県産業技術センター / 2008 / 公的資料 / 全文確認

    この本文で確認した範囲: 8品種中で河内晩柑だけノミリンを含むという記述の根拠に使用

関連をたどる

柚子皮マーマレード →知覚苦味と関連する要因→ ノミリン

八朔 →含む→ ノミリン

河内晩柑 →含む→ ノミリン

構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます

組成・含有(2)

八朔はノミリンを含む支持あり

範囲: ハッサク果実(果汁・内皮・外皮)、TLC・HPLC法による分析

ハッサク果実からリモニン系のほか、デアセチルノミリン酸・デアセチルノミリン・ノミリン・ノミリン酸・オバクノンの5種のノミリン系リモノイド配糖体を検出。
限界: 苦味官能との直接の対応づけは未確認。
出典: ハッサク果実のリモノイド配糖体(前田久夫; 尾崎嘉彦; 三宅正起; 伊福靖; 長谷川信, 1990)・全文確認
データを表示ingredient-hassaku —contains→ compound-nomilin
claim: clm-w40b-hassaku-nomilin-glycosides / type: composition / 更新: 2026-09-02
河内晩柑はノミリンを含む支持あり

範囲: 熊本県産業技術センター2005~2007年度研究、8品種比較

注記: この記述は果皮(表2)についてのものであり、果汁については述べられていない。川野夏ダイダイ・大橘・晩白柚ではノミリンは記されていない。

8品種中、ノミリンが検出されたのは河内晩柑のみだった。
限界: 定量値は未確認(有無の分類のみ)。
出典: カンキツ類の苦味成分と加熱による臭いの変化(熊本県産業技術センター, 2008)・全文確認
データを表示ingredient-kawachi-bankan —contains→ compound-nomilin
claim: clm-w40b-kawachibankan-nomilin / type: composition / 更新: 2026-09-02

感覚(1)

柚子皮マーマレードの知覚苦味と関連する要因: ノミリン支持あり

範囲: ユズ・コナツ・キンカン・ネーブルの単独/混合マーマレード、13名官能評価

注記: 当該試料群で苦味とノミリンが相関。マーマレード一般の唯一原因とはしない。

当該単独・混合マーマレードでは、官能苦味とノミリン量が対応した。
限界: 小規模で一つの調製条件。香り・酸味・甘味も知覚へ影響する。
出典: Effect on the Taste and Flavor of Marmalade by Combining Citrus Fruits(Morishita Toshiko, 1994)・全文確認
データを表示seasoning-yuzu-peel-marmalade —has_perceived_bitterness_associated_with→ compound-nomilin
claim: clm-yuzu-marmalade-nomilin / type: sensory / 更新: 2026-08-31

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