化合物
マルビイン
marrubiin
マルビインは、ホワイトホアハウンドの苦味への関与が公的評価書に整理されるラブダン型ジテルペン。
化合物 / compound-marrubiin
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マルビインは、ホワイトホアハウンド(Marrubium vulgare)の乾燥開花地上部に含まれるラブダン型ジテルペンである。EMA(欧州医薬品庁)の評価書は、この乾燥開花地上部が苦味を持ち、フラン型ラブダンジテルペンであるマルビインがその苦味に関与すると整理している。
2020年の総説は、マルビインをホワイトホアハウンドの特徴的なラブダン型ジテルペンとして、含有率0.12〜1%の範囲で報告している。同総説はまた、ホワイトホアハウンドの苦味価を3.0とし、舌の付け根にある苦味受容体を刺激する成分だと記す。ただし、この苦味価がどのような基準や算出方法にもとづくものかは、この記述だけからは判断できない。
2013年のレビューは、マルビインについて「ホワイトホアハウンドをはじめ多くの薬用植物に苦味をもたらす、広く知られたジテルペノイドラクトンである」と記している。これらの資料はいずれも、独自に官能試験や定量分析を行ったものではなく、既存の文献を整理したレビューや評価書である。
抄録の範囲では、ホワイトホアハウンド母液チンキにβ-シクロデキストリンを添加すると、電子舌が捉える苦味の方向性が低減した。GC-MS分析では、β-シクロデキストリンとマルビインとの包接複合体形成が確認された。試験した5種のハーブチンキ(ホワイトホアハウンド・プロポリス・タイム・オオバコ・ユーカリ)のうち、β-シクロデキストリンによる苦味低減効果はホワイトホアハウンドチンキで最も高かった。この評価は電子舌によるもので、著者らは苦味の定量的評価はできないと断っている。
同じ総説は、ラブダン型ジテルペン類全体の含有量を生重量あたり最大3 mg/gとし、その主成分がマルビインで、前駆体であるプレマルビインも0.13%含まれると記す。これらの数値は総説が先行文献から引いたもので、産地や抽出法など一次的な測定条件は総説の記述だけでは特定できない。
この説明の根拠
Assessment report on Marrubium vulgare L., herba
この本文で確認した範囲: 評価書が苦味への関与を整理する記述を採用
Marrubium vulgare L.: A Phytochemical and Pharmacological Overview
この本文で確認した範囲: 苦味価3.0と含有率0.12~1%という数値を採用/ラブダン型ジテルペン総量とプレマルビイン0.13%、乾燥後の苦味を伴う芳香の記述
この本文で確認した範囲: 苦味成分だとする総説の記述を採用
この本文で確認した範囲: β-シクロデキストリンによる苦味低減と包接複合体形成の測定
構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます
組成・含有(2)
範囲: Marrubium vulgareの乾燥開花地上部
注記: EMA評価書は苦味への関与と乾燥生薬0.7%以上の基準を記す。料理利用の推奨ではない。
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spice-horehound —has_major_bitter_compound→ compound-marrubiin範囲: 層: 文献。既存の学術総説(Aćimović et al. 2020, Molecules)のCompositionの節による記述。
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spice-horehound —has_composition→ compound-marrubiin感覚(1)
範囲: 層: 溶液。α-Astree II電子舌(電位差センサー7種)によるPCA解析。カフェインを苦味方向の標準として使用。著者らは電子舌データからは苦味の定量的評価はできないと断っている。
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compound-marrubiin —can_be_debittered_by→ compound-class-cyclodextrins