化合物
プロプラノロール
propranolol
プロプラノロールは、非選択的β受容体遮断薬。苦味を呈する原薬で、小児用にしばしば院内調剤される。
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プロプラノロール錠剤の写真。非選択的β受容体遮断薬で、苦味を呈する原薬として小児用に院内調剤されることがある。
写っているもの: 該当なし(生物ではなく医薬品)部位・状態: 錠剤
写真: Garzfoth/ CC BY-SA 4.0/ 原画像/ 台帳の原画像
写真の範囲と来歴
被写体の確認: 原典の記載による同定。製剤名がファイルページで特定されている実在の医薬品写真。
掲載画像: Wikimedia Commons の原寸ファイル。苦味研究所では切り抜き・色調変更なし。 表示用には幅1200px上限のWebPを配信し、台帳の原画像は上のリンクから確認できます。
化合物 / compound-propranolol
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プロプラノロールは非選択的なβ受容体遮断薬で、苦味を強く感じさせる原薬として知られ、小児向けにはしばしば病院内で調剤される。ある研究では、この薬をヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンと組み合わせたときの苦味の変化を、電子舌(味を測る機器)で調べている。シクロデキストリン単独を0、プロプラノロール単独を10とする物差しで、薬とシクロデキストリンを1対1(モル比)で混ぜた製剤の苦味スコアは8.5(15%の低下)、1対2で混ぜた製剤は7.3(およそ30%の低下)となった。センサーの反応を解析すると、4つの苦味系センサーのうち2つだけがこの違いを見分けており、後味の苦味や渋味を測るセンサーでは差が出なかった。
この結果は人による試飲ではなく機器だけの測定で、各試料は2回ずつしか測られていない。示された割合も、製剤化する前のプロプラノロール単独を基準とした相対値であり、絶対的な苦味の強さを表すものではない点に注意が要る。別の総説は、規制当局の報告を引きながら、別の市販プロプラノロール製剤について電子舌が水に対する対照と比べておよそ80%の苦味マスキング効果を示し、その後の臨床試験でも味を理由に治療を早くやめた例は見られなかったと紹介している。ただしこの数字は、製剤も電子舌の採点方法も基準となる対照も異なるため、シクロデキストリンによる15%・30%の低下と単純には比べられない。
舌に直接塗布して味質を確認した別の研究では、プロプラノロール塩酸塩を含む心血管系薬剤9種(ラベタロール塩酸塩・カプトプリル・ジルチアゼム塩酸塩・エナラプリルマレイン酸塩・ヒドロクロロチアジド・メキシレチン塩酸塩・プロカインアミド塩酸塩・プロパフェノン塩酸塩)はいずれも主として苦味を呈し、他の味質を伴う場合もあった(抄録の範囲)。9薬剤全体での検出閾値は0.048mM(プロパフェノン)から0.438mM(プロカインアミド)の幅にわたったが、プロプラノロール単体の閾値は抄録に個別記載されていない。
この説明の根拠
この本文で確認した範囲: 1:1と1:2製剤の苦味スコア8.5/7.3を本文で確認/機器のみ・2回測定という試験条件の限界を本文で確認
この本文で確認した範囲: 別製剤での約80%マスキング効果の記述を本文で確認
Taste effects of lingual application of cardiovascular medications
この本文で確認した範囲: 舌への直接塗布による味質確認と検出閾値の幅
構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます
感覚(2)
範囲: 0.2% w/v プロプラノロール水溶液。Insent SA 402B 味覚センシングシステム、センサー4本、各サンプル2回測定。ヒトパネルなし
注記: 機器測定のみ。アンカーの取り方(薬物単独 = 10)により、割合は製剤化前の薬物に対する相対値であって絶対的な苦味ではない。
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compound-propranolol —has_e_tongue_bitterness_reduced_by→ compound-class-cyclodextrins範囲: 層: 溶液(舌面への直接塗布)。若年群と高齢群のヒト被験者に9種の心血管系薬剤(プロプラノロール塩酸塩・ラベタロール塩酸塩・カプトプリル・ジルチアゼム塩酸塩・エナラプリルマレイン酸塩・ヒドロクロロチアジド・メキシレチン塩酸塩・プロカインアミド塩酸塩・プロパフェノン塩酸塩)を塗布し検出閾値を測定。
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compound-propranolol —has_sensory_attribute→ sensation-bitter