化合物
L-テアニン
L-theanine
L-テアニン。hTAS2R16発現細胞で苦味リガンド応答への作用が試験された。
化合物 / compound-l-theanine
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L-テアニンは、hTAS2R16発現HEK293T細胞を用いたアッセイで、この受容体の苦味リガンドであるサリシンへの応答を部分的に、非拮抗的な様式で抑制することが報告されている。定量的には、テアニンを最高濃度100ミリモルまで加えると、サリシン単独時の最大応答が55パーセント減少し、半数効果濃度(EC50)は2から3倍に上昇した。この効果は他のうま味物質(グルタミン酸二量体・イノシン酸)でも同様に見られており、テアニンに固有の作用ではない。なお、この結果はヒト官能試験ではなく異種発現受容体のカルシウム応答によるものであり、茶や料理全体の苦味への外挿はこの資料の範囲では確認できない。
緑茶の主要な没食子酸エステル型カテキン(EGCG・ECG・GCG)を対象にした電子舌測定では、テアニンを含むうま味アミノ酸がこれらカテキンの苦味強度に対する電子舌応答を濃度依存的に抑制すると報告されている。テアニンはグルタミン酸とともに、アスパラギン酸よりも強くエステル型カテキンと相互作用し、水素結合が主な相互作用力とされる。
緑茶を3回連続して抽出した官能・成分分析では、L-テアニンを含む一部のアミノ酸(グルタミン酸・リジン)が、カテキン類・没食子酸・カフェインとともに、1煎目(苦味・渋味が最も強いと評価された抽出液)の苦味・渋味属性と正の相関を示した。一方で同じ研究の著者らは、アミノ酸類は全体として爽やかで甘い呈味に寄与し、苦味を緩和する役割を持つとも論じている。
この説明の根拠
Suppression of hTAS2R16 Signaling by Umami Substances
この本文で確認した範囲: サリシン応答を非拮抗的に抑制するという報告の根拠に使用/100ミリモルで55パーセント減少という定量値の根拠に使用
この本文で確認した範囲: 電子舌によるエステル型カテキン苦味の濃度依存的抑制の根拠に使用
Three Successive Infusions: Scientific Insights Into a Traditional Green Tea Drinking Custom
この本文で確認した範囲: 1煎目の苦渋味とテアニン濃度の正相関、緩和論も併記
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感覚(2)
範囲: 緑茶主要没食子酸エステル型カテキン(EGCG・ECG・GCG)を対象とした電子舌計測。テアニン・グルタミン酸・アスパラギン酸で試験
注記: グルタミン酸・アスパラギン酸も同様に濃度依存的に苦味強度の電子舌応答を抑制したと報告されている。ヒト官能パネルでの確認ではなく、電子舌(機器)の応答値に基づく。テアニンとグルタミン酸がアスパラギン酸よりエステル型カテキンと強く相互作用し、水素結合が主な相互作用力とされる。
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compound-egcg —has_e_tongue_bitterness_reduced_by→ compound-l-theanine範囲: 層: 食品。緑茶の3回連続抽出液(GT1-GT3)、電子舌による五味官能評価とPearson相関分析・PLSR。
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compound-l-theanine —has_perceived_bitterness_associated_with→ ingredient-green-tea機構・受容体(1)
範囲: 同じhTAS2R16発現細胞系
注記: 部分的な非克服性拮抗として報告。茶や料理の苦味全体への外挿はしない。
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compound-l-theanine —antagonizes→ receptor-tas2r16