生物
カホクザンショウ
Sichuan pepper (huajiao) / Zanthoxylum bungeanum
カホクザンショウは、チクチク感としびれの化学感覚を引き起こす果皮スパイス。アルキルアミド(サンショオール)を含有。
生物 / organism-zanthoxylum-bungeanum
↑苦味を読む
花椒(カホクザンショウ、Zanthoxylum bungeanum)は、チクチクする刺激としびれという化学感覚を引き起こす果皮スパイスで、アルキルアミド類(サンショオール)を含む。中国産の花椒試料を訓練パネルが評価した研究では、チクチク感が測定対象の感覚の一つに含まれ、スコヴィル値の高い試料ほど強度が高かった。
別の研究では、花椒そのものではなく単離したヒドロキシサンショール化合物を溶液で試験しており、チクチク感が測定可能な感覚であることを確認したうえで、その広がり方に空間的・時間的な構造があることを示している。刺激性化合物が低濃度のときは舌先で始まり唇で終わるチクチク感が特徴的で、中程度の濃度ではチクチク感・渋味・振動感・しびれが時間とともに舌先から舌の両側・唇・口蓋・頬粘膜へと広がった。
しびれについても、花椒試料を対象にした同じ官能パネル研究で測定されており、スコヴィル値の高い試料ほど持続時間が長かった。この記述は抄録レベルの確認にとどまり、試料ごとの個別数値までは抽出されていない。
唾液分泌も、チクチク感・しびれと並んで測定された属性の一つで、スコヴィル値の高い試料で持続時間が長かった。花椒はこのように苦味そのものではなく、複数の化学感覚が組み合わさった刺激として位置づけられる。
この説明の根拠
この本文で確認した範囲: チクチク感が測定対象で高SPU群で強い点を確認/しびれの持続時間がスコヴィル値と関連する点を確認/唾液分泌が測定属性の一つである点を確認
この本文で確認した範囲: チクチク感の空間的・時間的広がりの構造を確認
別名: 花椒(zh)
構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます
感覚(5)
範囲: 花椒サンプルのヒト官能評価
データを表示
organism-zanthoxylum-bungeanum —can_elicit→ sensation-tingling範囲: 花椒サンプルのヒト官能評価
データを表示
organism-zanthoxylum-bungeanum —can_elicit→ sensation-numbing範囲: 花椒サンプルのヒト官能評価
注記: チクチク感・しびれと並ぶ唾液分泌属性として測定。
データを表示
organism-zanthoxylum-bungeanum —can_elicit→ sensation-salivation範囲: 層: 食品。中国産花椒(Zanthoxylum bungeanum)9検体、ヒト訓練パネルによる記述分析・時間強度法(TI)・時間的優勢感覚法(TDS)。SPUはスコヴィル試験による測定値。
注記: 苦味は、チクチク感・振動感・唾液分泌・灼熱感・渋味・しびれと並んで記述分析で測定された感覚属性の一つ。抄録レベルの群間比較であり、相関係数や個別属性ごとの有意水準は抄録に記載がない。
データを表示
organism-zanthoxylum-bungeanum —has_perceived_bitterness_positively_associated_with→ "果皮のスコヴィル刺激単位(SPU)が高いこと。9検体(SPU 38,000〜460,000)を高SPU群(>150,000)・低SPU群(<150,000)に分けたところ、記述分析(descriptive analysis)で評定された苦味を含む口腔感覚属性の強度は高SPU群で低SPU群より高かった。"範囲: 層: 食品。中国産花椒9検体、ヒト訓練パネルによる記述分析。高SPU群(>150,000)は低SPU群(<150,000)より渋味強度が高いと評定された。
データを表示
organism-zanthoxylum-bungeanum —has_astringency_correlated_with→ "果皮のスコヴィル刺激単位(SPU)が高いこと。高 SPU 群(>150,000)は低 SPU 群より渋味強度が高かった"