English

生物

カホクザンショウ

Sichuan pepper (huajiao) / Zanthoxylum bungeanum

カホクザンショウは、チクチク感としびれの化学感覚を引き起こす果皮スパイス。アルキルアミド(サンショオール)を含有。

説明を読む ↓

生物 / organism-zanthoxylum-bungeanum

このページの内容(7 節)
  1. 説明
  2. この説明の根拠(2)
  3. 主題ハブ
  4. 別名
  5. 関連をたどる
  6. 関連項目(10)
  7. 感覚(5)
↑

苦味を読む

花椒(カホクザンショウ、Zanthoxylum bungeanum)は、チクチクする刺激としびれという化学感覚を引き起こす果皮スパイスで、アルキルアミド類(サンショオール)を含む。中国産の花椒試料を訓練パネルが評価した研究では、チクチク感が測定対象の感覚の一つに含まれ、スコヴィル値の高い試料ほど強度が高かった。

別の研究では、花椒そのものではなく単離したヒドロキシサンショール化合物を溶液で試験しており、チクチク感が測定可能な感覚であることを確認したうえで、その広がり方に空間的・時間的な構造があることを示している。刺激性化合物が低濃度のときは舌先で始まり唇で終わるチクチク感が特徴的で、中程度の濃度ではチクチク感・渋味・振動感・しびれが時間とともに舌先から舌の両側・唇・口蓋・頬粘膜へと広がった。

しびれについても、花椒試料を対象にした同じ官能パネル研究で測定されており、スコヴィル値の高い試料ほど持続時間が長かった。この記述は抄録レベルの確認にとどまり、試料ごとの個別数値までは抽出されていない。

唾液分泌も、チクチク感・しびれと並んで測定された属性の一つで、スコヴィル値の高い試料で持続時間が長かった。花椒はこのように苦味そのものではなく、複数の化学感覚が組み合わさった刺激として位置づけられる。

この説明の根拠

  1. Evaluation of the pungency intensity and time-related aspects of Chinese Zanthoxylum bungeanum based on human sensation

    Zhang LL; et al. / 2018 / 学術論文 / 抄録確認

    この本文で確認した範囲: チクチク感が測定対象で高SPU群で強い点を確認/しびれの持続時間がスコヴィル値と関連する点を確認/唾液分泌が測定属性の一つである点を確認

  2. Pungency Evaluation of Hydroxyl-Sanshool Compounds After Dissolution in Taste Carriers Per Time-Related Characteristics

    Zhang L; Shi B; Wang H; Zhao L; Chen Z / 2017 / 学術論文 / 抄録確認

    この本文で確認した範囲: チクチク感の空間的・時間的広がりの構造を確認

別名: 花椒(zh)

関連をたどる

カホクザンショウ →引き起こしうる→ しびれ

カホクザンショウ →引き起こしうる→ 麻痺感

カホクザンショウ →引き起こしうる→ 唾液分泌

構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます

感覚(5)

カホクザンショウはしびれを引き起こしうる支持あり

範囲: 花椒サンプルのヒト官能評価

チクチク感(tingling)は測定された感覚に含まれ、高スコヴィル試料で強度が高かった。
限界: チクチク感を含む複数属性の「高SPU群で強度が高い」という記述は、抄録内のTI定量値で裏付けられる。属性別の個別数値(チクチク感だけのAUC値)は抄録に記載なく、全属性まとめたAUC/Imax/Ttot値のみ。
チクチク感がヒドロキシサンショール化合物の測定可能な感覚であることを確認し、空間的・時間的な構造を加える: 刺激性化合物が低濃度の場合は舌先で始まり唇で終わるチクチク感が特徴的であった一方、中程度の濃度ではチクチク感・渋味・振動感・しびれが時間とともに舌先から舌の両側・唇・口蓋・頬粘膜・舌表面へ広がった。
限界: 花椒の検体ではなく溶液中の単離化合物クラスを試験しているため、感覚そのものを裏づけるものであって、スパイスレベルの強度順位を裏づけるものではない。既存出典と研究グループを共有している可能性; 抄録レベルの抽出。
データを表示organism-zanthoxylum-bungeanum —can_elicit→ sensation-tingling
claim: clm-huajiao-tingling / type: sensory / 更新: 2026-08-30
カホクザンショウは麻痺感を引き起こしうる支持あり

範囲: 花椒サンプルのヒト官能評価

しびれは測定された感覚の一つであり、高スコヴィル試料では持続時間が長かった。
限界: 抄録レベルであり、試料ごとの値は抽出していない。
データを表示organism-zanthoxylum-bungeanum —can_elicit→ sensation-numbing
claim: clm-huajiao-numbing / type: sensory / 更新: 2026-08-30
カホクザンショウは唾液分泌を引き起こしうる支持あり

範囲: 花椒サンプルのヒト官能評価

注記: チクチク感・しびれと並ぶ唾液分泌属性として測定。

唾液分泌(salivating)属性を測定し、高スコヴィル検体で持続時間が長かった。
限界: 抄録レベル; 唾液分泌の方向の定量は未抽出。
データを表示organism-zanthoxylum-bungeanum —can_elicit→ sensation-salivation
claim: clm-huajiao-salivation / type: sensory / 更新: 2026-08-30
カホクザンショウの知覚苦味と正に関連するもの: 果皮のスコヴィル刺激単位(SPU)が高いこと。9検体(SPU 38,000〜460,000)を高SPU群(>150,000)・低SPU群(<150,000)に分けたところ、記述分析(descriptive analysis)で評定された苦味を含む口腔感覚属性の強度は高SPU群で低SPU群より高かった。予備的

範囲: 層: 食品。中国産花椒(Zanthoxylum bungeanum)9検体、ヒト訓練パネルによる記述分析・時間強度法(TI)・時間的優勢感覚法(TDS)。SPUはスコヴィル試験による測定値。

注記: 苦味は、チクチク感・振動感・唾液分泌・灼熱感・渋味・しびれと並んで記述分析で測定された感覚属性の一つ。抄録レベルの群間比較であり、相関係数や個別属性ごとの有意水準は抄録に記載がない。

「The intensities of tingling, vibrating, salivating, burning, astringency, numbing, and bitterness in high-performing SPU samples (measured at more than 150,000) were found to be much higher than in low SPU samples (less than 150,000)」との記述。
限界: 抄録レベルの確認で、苦味単独の有意水準・相関係数は記載がない。高SPU群/低SPU群の2群比較であり用量反応の連続的な関係は示されていない。
データを表示organism-zanthoxylum-bungeanum —has_perceived_bitterness_positively_associated_with→ "果皮のスコヴィル刺激単位(SPU)が高いこと。9検体(SPU 38,000〜460,000)を高SPU群(>150,000)・低SPU群(<150,000)に分けたところ、記述分析(descriptive analysis)で評定された苦味を含む口腔感覚属性の強度は高SPU群で低SPU群より高かった。"
claim: clm-w67c-huajiao-bitterness-scales-with-pungency / type: sensory / 更新: 2026-09-06
カホクザンショウの渋味と相関: 果皮のスコヴィル刺激単位(SPU)が高いこと。高 SPU 群(>150,000)は低 SPU 群より渋味強度が高かった予備的

範囲: 層: 食品。中国産花椒9検体、ヒト訓練パネルによる記述分析。高SPU群(>150,000)は低SPU群(<150,000)より渋味強度が高いと評定された。

同上の記述分析で、渋味(astringency)も高SPU群(>150,000)で低SPU群(<150,000)より強度が高いと報告されている。
限界: 渋味と苦味それぞれの評定値間の相関は検定されておらず、両者がSPUと共変動するという観察にとどまる。
データを表示organism-zanthoxylum-bungeanum —has_astringency_correlated_with→ "果皮のスコヴィル刺激単位(SPU)が高いこと。高 SPU 群(>150,000)は低 SPU 群より渋味強度が高かった"
claim: clm-w67c-huajiao-astringency-scales-with-pungency / type: sensory / 更新: 2026-09-06

↑ このページの上へ ・ ← 図鑑(生物)へ戻る