化合物
テオブロミン
theobromine
テオブロミンは、カカオに豊富なメチルキサンチン。
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昇華法で得たテオブロミン結晶を偏光顕微鏡で撮影した写真。ファイルページのドイツ語記載に基づく。
写っているもの: 該当なし(生物ではなく化合物の結晶)部位・状態: 結晶(偏光顕微鏡像)
写真: Heiko4/ CC BY-SA 4.0/ 原画像/ 台帳の原画像
写真の範囲と来歴
被写体の確認: 原典の記載による同定。カカオ豆そのものではなく、精製・昇華したテオブロミン結晶自体の写真。
掲載画像: リサイズ・トリミング・色調変更なし。Wikimedia Commons のオリジナル画像をそのまま使用。 表示用には幅1200px上限のWebPを配信し、台帳の原画像は上のリンクから確認できます。
化合物 / compound-theobromine
↑苦味を読む
テオブロミンは、カフェインと同じメチルキサンチン類(カフェインの仲間の化合物群)に属する成分で、カカオ豆に豊富に含まれる。焙煎したカカオニブを対象にした研究では、量をそろえて配合し直したり特定の成分だけを抜いたりする定量的な再構成・省略試験を重ねても、テオブロミンは主要な苦味の寄与成分であり続けたと報告されている。
ただし、カカオリカーの試料どうしを比べたときに、テオブロミンの量と感じられる苦味の強さがどこまで対応するかは、研究によって食い違う。ある研究では、苦味とテオブロミン・カテキンの間の相関は低いと観察された一方、別の研究では、メキシコ・タバスコ州産のカカオリカーでテオブロミンやカフェイン、カテキン類が苦味・渋味と強く関連していたと報告されている。ポリフェノールに着目した研究でも、苦味と正の相関を示したのはポリフェノールであり、プリンアルカロイド類との相関の有無は記されていない。試料や統計手法が異なる研究どうしの不一致であり、どちらか一方が誤りとは言えない。
苦味とテオブロミンの結びつきは、カカオ以外の飲料でも報告されている。白茶3品種を比べた研究では、成分分析と味覚データを合わせた解析で、テオブロミンは渋みの強い成分群とともに、苦味・収斂の強さと正の関連を示す成分として挙げられた。また、マウスの苦味受容体を網羅的に調べたある研究では、Tas2r121という受容体がテオブロミンに閾値濃度0.03mmol/Lで応答したと報告されている。これは単一の研究に基づく予備的な値であり、マウスの受容体でもあるため、ヒトでの対応する反応や、テオブロミンがどの濃度で半分の応答を引き起こすかという値は、この研究では示されていない。
この説明の根拠
この本文で確認した範囲: 焙煎カカオニブの再構成・省略試験でテオブロミンが主要寄与に残った結果を確認した
この本文で確認した範囲: カカオリカーで苦味とテオブロミンの相関が低いとした報告を確認した
この本文で確認した範囲: タバスコ産カカオリカーでテオブロミンが苦味と強く関連したとする報告を確認した
Chemical composition and flavor of Ecuadorian cocoa liquor
この本文で確認した範囲: ポリフェノールと苦味の正相関のみを述べる研究の範囲を確認した
この本文で確認した範囲: 白茶3品種でテオブロミンが苦味・収斂と相関した解析を確認した
この本文で確認した範囲: マウスTas2r121へのテオブロミン閾値濃度の単一測定値を確認した
構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます
組成・含有(1)
範囲: 出典は「コーラナッツの2つの重要成分」としてカフェインとテオブロミンを挙げる
注記: 含量の数値は抄録に記載なし。
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ingredient-kola-nut —contains→ compound-theobromine感覚(2)
範囲: 焙煎カカオニブの水系再構成および除去試験
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compound-theobromine —contributes_to→ sensation-bitter範囲: カカオリカー。機器定量を伴う独立した2つの訓練パネル研究
注記: 不一致は異なる材料・異なる統計を用いた研究間のもの。読んだ本文中に係数の記載はどちらの報告にもない。
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compound-theobromine —is_correlated_with→ sensation-bitter機構・受容体(1)
範囲: マウス Tas2r 34種を主に天然の苦味化合物128種に対して調べた異種発現スクリーニング
注記: 非ヒト受容体。単一研究・単一値で、テオブロミンの EC50 は見つかっていない。
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compound-theobromine —activates→ receptor-mouse-tas2r121