食材
トレヴィーゾ・プレコーチェ
Radicchio Rosso di Treviso precoce / Cichorium intybus L. var. silvestre
トレヴィーゾ・プレコーチェは、結球した明るい赤葉と白い葉脈をもつ早生タイプ。
写真で見る

ファイル名・説明文とも「Radicchio Treviso precoce」と明記された、結球した早生タイプのラディッキオ・ディ・トレヴィーゾの畑の写真。
写っているもの: Cichorium intybus L. var. silvestre部位・状態: 結球した株(畑)
写真: Goldlocki/ CC BY-SA 3.0/ 原画像/ 台帳の原画像
写真の範囲と来歴
被写体の確認: 原典の記載による同定。
掲載画像: リサイズ・トリミング・色調変更なし。Wikimedia Commons のオリジナル画像をそのまま使用。 表示用には幅1200px上限のWebPを配信し、台帳の原画像は上のリンクから確認できます。
食材 / ingredient-radicchio-treviso-precoce
↑苦味を読む
EUの地理的表示(PGI)仕様は、Radicchio Rosso di Trevisoの2タイプのうち、precoceを結球した明るい赤葉と白い葉脈をもつ早生型と位置づける。同じ文書はprecoceとtardivoの2タイプがあると規定するにとどまり、precoce固有の苦味の強さまでは示していない。
生産仕様書(disciplinare)原文は、precoce型の葉について『sapore leggermente amarognolo e di consistenza mediamente croccante(軽い苦味を帯び、中程度のパリッとした食感)』と記す。すでに知られるtardivo型の『gradevolmente amarognolo(心地よく、いくらか苦い)』とは強度を表す語が異なるが、これは規格文書上の表現の違いであり、訓練された官能パネルによる実測比較の結果ではない。
生産仕様書原文(Articolo 5)によれば、precoce型は畑に生えたまま株を結束し光合成を阻害する『legatura』という工程を経て軟白化されるとされる。これはtardivo型が経る水浸漬による促成・軟白(forcing-blanching)とは別の工程であり、混同すべきではない。既存の英語版EU官報要約にはこの工程名の区別が明記されておらず、今回はイタリア語原文の条文で新たに確認した区分である。
この説明の根拠
Single document: Radicchio Rosso di Treviso PGI
この本文で確認した範囲: precoce/tardivo区分の規定と苦味強度の非記載を確認した
Disciplinare di produzione - Radicchio Rosso di Treviso IGP
この本文で確認した範囲: precoce型の苦味・食感を記す原文条文を確認した
Disciplinare di produzione - Radicchio Rosso di Treviso IGP
この本文で確認した範囲: precoce型のlegatura工程を記す原文条文を確認した
別名: precoce(it)
関連をたどる
トレヴィーゾ・プレコーチェ →の下位型である→ トレヴィーゾ赤ラディッキオ
トレヴィーゾ・プレコーチェ →感覚特性→ 苦味 →と分けて測定できる→ 渋味
トレヴィーゾ・プレコーチェ →で加工される→ チコリの葉の結束による軟白
構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます
組成・含有(2)
範囲: EU仕様のprecoce区分
注記: 苦味の個別強度は当該箇所から断定しない。
データを表示
ingredient-radicchio-treviso-precoce —is_subtype_of→ ingredient-radicchio-treviso範囲: Orbitrap-HRMS/MS-MSによる定量(品種間比較の一部)
注記: 抄録レベルでの確認。precoce型は結束(legatura、process-radicchio-legatura)を経る品種であり、水浸漬による促成軟白(process-radicchio-forcing-blanching)を経るtardivo型より総SL量が高いという結果。工程要因への単純な帰属はしない(品種・栽培地・収穫時期等の交絡があり得る)。
データを表示
ingredient-radicchio-treviso-precoce —has_composition→ "セスキテルペンラクトン8種の総量189.71 μg/g(調査4品種中最高)、うちラクチュコピクリン99.36 μg/g"感覚(1)
範囲: disciplinare原文(伊語)における precoce タイプの官能記述(Art.6, comma 2, lettera c)
データを表示
ingredient-radicchio-treviso-precoce —has_sensory_attribute→ sensation-bitter加工・調理でどう変わる(1)
範囲: イタリア語原文disciplinareのprecoce型工程(Articolo 5)
注記: tardivo型の水浸漬による促成軟白(process-radicchio-forcing-blanching)とは異なり、precoce型は圃場での結束(legatura)により光合成を阻害して軟白させる。既存の英語EU官報要約には工程名の区別が明記されていないため、イタリア語原文条文で新規に確認した区分。
データを表示
ingredient-radicchio-treviso-precoce —is_processed_by→ process-radicchio-legatura