食材
ウィットルーフチコリ
witloof chicory / Cichorium intybus L. var. foliosum
ウィットルーフチコリは、遮光軟白して作る白い葉球型チコリ。ベルギーエンダイブとも呼ばれる。
食材 / ingredient-witloof-chicory
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witloofチコリは、根を暗所で軟白栽培して育てる白い葉球型のチコリで、ベルギーエンダイブとも呼ばれる。加工直後のフレッシュカットwitloofチコリでは、ラクチュコピクリンが主要なセスキテルペンラクトンだったと報告されている。ただしこの報告は抄録の範囲での確認にとどまり、絶対濃度の数値はこの報告からは得られていない。
貯蔵が進むにつれて、優勢なセスキテルペンラクトンは変化する。貯蔵末期には11(S)13-ジヒドロラクチュシンが優勢になったとの報告があるが、これも抄録の範囲での確認で、絶対濃度は得られていない。また別の研究では、8℃での貯蔵中に光(4500lux、11日間)にさらすと、中心軸組織のセスキテルペンラクトン濃度が暗所貯蔵に比べ明確に上昇し、葉組織での上昇幅はそれより小さかった。この研究は化学分析と色素・呼吸測定のみで、苦味の官能評価は行われておらず、苦味知覚への接続は未確認である。
食べる部分である頭部(チコン)のセスキテルペンラクトン量は、根の貯蔵期間が1か月でも12か月でも有意差がなく、ほぼ一定だったと報告されている(cv. Sweet Lady、12か月時点でラクチュシン38.2±5.8、ジヒドロラクチュシン18.2±10.4、ラクチュコピクリン7.7±1.2 μg/g乾物重)。品種による差もあり、cv. Flexineの頭部ラクチュシン量(82.3±17.9 μg/g乾物重)はcv. Sweet Lady(38.2±5.8)の約2倍だったが、ラクチュコピクリンは両品種で近い値だったという。この研究に苦味官能試験はともなっていない。
呼称と定義についても資料がある。UNECE(国連欧州経済委員会)の規格FFV-38は、witloof chicoryとred chicoryを、Cichorium intybus Foliosum Group由来の栽培品種の根から強制栽培された新芽(forced chicory sprouts)と定義し、工業用加工向けチコリーとradicchio類はこの規格の適用対象から除外している。またフランス語圏では、単に「endive」と言う場合、通常はwitloofチコリ(Cichorium intybus var. foliosum)を指し、英語のendive(Cichorium endivia)とは別種の植物である。
この説明の根拠
この本文で確認した範囲: 加工直後の主要成分がラクチュコピクリンという記述の裏付けに用いた/貯蔵末期のジヒドロラクチュシン優勢という記述の裏付けに用いた
この本文で確認した範囲: 光曝露によるセスキテルペンラクトン上昇データの裏付けに用いた
この本文で確認した範囲: 頭部STL量が貯蔵期間で一定という数値の裏付けに用いた/品種間のラクチュシン量差の数値裏付けに用いた
この本文で確認した範囲: UNECE規格の定義と適用除外範囲の裏付けに用いた
この本文で確認した範囲: フランス語endiveがwitloofを指す用例の裏付けに用いた
別名: witloof chicory(en)、endive(fr)、chicon(fr)、Belgian endive(en)
関連をたどる
ウィットルーフチコリ →含む→ ラクチュコピクリン →に寄与する→ 苦味
11(S) 13-ジヒドロラクチュシン →に存在する→ ウィットルーフチコリ
ウィットルーフチコリ →で加工される→ ウィットルーフの軟白栽培
構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます
組成・含有(5)
範囲: フレッシュカットwitloofチコリ
注記: 加工直後の主要セスキテルペンラクトンと報告。
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ingredient-witloof-chicory —contains→ compound-lactucopicrin範囲: 洗浄後10日貯蔵までのフレッシュカット試料
注記: 貯蔵末期に優勢とされたが絶対濃度は抄録未収載。
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compound-11-13-dihydrolactucin —occurs_in→ ingredient-witloof-chicory範囲: ウィットルーフチコリ2品種、貯蔵条件比較試験
注記: 本研究は化学分析(HPLC-DAD-MSn)と色素・O2/CO2測定のみで、苦味の官能評価は実施していない。論文冒頭は『緑化(greening)は一般に苦味増加と関連づけられる主要な品質欠陥』と述べるが、これは背景説明であり本研究自体が苦味の知覚を測定した結果ではない。
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ingredient-witloof-chicory —has_composition→ "貯蔵中の光曝露(8℃条件下、暗所 vs 4500lux光照射、11日間、消費者向けポリアミド袋入り)で、2品種の中心軸(central axis)組織のセスキテルペンラクトン濃度が光照射区で明確に上昇した。葉組織での上昇幅は中心軸より小さかった。光合成色素(クロロフィル誘導体・β-カロテン)も葉で光照射により明確に増加し、呼吸も光照射区で亢進した。"範囲: 頭部(可食部)組織、cv. Sweet Lady
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ingredient-witloof-chicory —has_composition→ "可食部(頭部/チコン)のセスキテルペンラクトン量は根の貯蔵期間1ヶ月と12ヶ月の間で有意差がなくほぼ一定と報告された(cv. Sweet Lady、12ヶ月時点でラクチュシン38.2±5.8、ジヒドロラクチュシン18.2±10.4、ラクチュコピクリン7.7±1.2 μg/g DW)"範囲: 頭部組織、12ヶ月貯蔵時点の品種間比較
注記: 苦味官能試験は伴わない組成データ。
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ingredient-witloof-chicory —has_composition→ "品種差として、cv. Flexineの頭部ラクチュシン量(82.3±17.9 μg/g DW)はcv. Sweet Lady(38.2±5.8)の約2倍と報告された(12ヶ月貯蔵時点、ラクチュコピクリンは両品種で近い値)"加工・調理でどう変わる(1)
範囲: 根の低温貯蔵後の強制栽培工程
注記: van Arkelら2022の記述に基づく。15-16℃・暗黒・水耕多段式で約3週間。
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ingredient-witloof-chicory —is_processed_by→ process-witloof-forcing安全・規制(1)
範囲: UNECE FFV-38(国際生鮮農産物取引規格)の適用範囲
注記: witloofとradicchio(ラディッキオ)はいずれもCichorium intybus由来だが、この国際規格ではForcing工程を経た強制栽培品(witloof/red chicory)とradicchio typesを別カテゴリとして明確に区分している。この研究所既存のradicchio各項目(ingredient-radicchio-*)とingredient-witloof-chicoryの区別を裏づける一次資料。
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ingredient-witloof-chicory —is_defined_in_regulation_as→ "witloof chicory and red chicory、すなわちCichorium intybus Foliosum Group由来の栽培品種の根から強制栽培された新芽(forced chicory sprouts)。工業用加工向けチコリーとradicchio typesは本規格の適用除外。"文化(2)
範囲: フランス農業省公式サイトの用語解説、および仏博士論文(Université de Lille, 2023)の分類記述
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ingredient-witloof-chicory —is_defined_as→ "フランス語で単に『endive』と言う場合、通常はCichorium intybus var. foliosumの根を暗所で強制栽培して得られる製品(仏北部・ベルギーでは『chicon』とも呼ばれる)を指す。英語のendive(Cichorium endivia)とは別種の植物である。"範囲: 日本語ウィキペディア「エンダイブ」記事における記述
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ingredient-endive —is_often_conflated_in_records_with→ ingredient-witloof-chicory