食材
鉄観音
Tieguanyin oolong tea infusion
鉄観音の茶葉を湯で抽出した飲みもの。茶葉と湯の比率、湯温、時間、何煎目かによって、苦味と渋味の出方が移り変わる。
食材 / ingredient-tieguanyin-infusion
↑苦味を読む
鉄観音烏龍茶の抽出液は、茶葉と湯の比率、湯温、浸出時間、抽出回数によって苦味・渋味の出方が変わる。鉄観音を用いた直交回帰計画法による研究(訓練パネル5名・消費者パネル27名)では、茶水比を高く、湯温を低く、浸出時間を短くするほど、苦味と渋味をまとめた複合属性「bitterness-astringency」の評価値が有意に低くなることが確認された。この研究は苦味と渋味を一つの複合属性として評価しており、それぞれの効果を分けては示していない。
焙煎時間を変えた鉄観音烏龍茶の官能評価と成分分析を行った別の研究では、焙煎時間を延ばしても苦味は安定していたと報告されており、EGCG(エピガロカテキンガレート)とカフェインが茶浸出液の苦味に寄与する主要な成分として挙げられている。ただしこの知見は焙煎時間についてのものであり、茶水比・湯温・浸出時間・抽出回数という浸出条件そのものへの直接の追加根拠ではない。
製茶工程の各段階を電子舌分析と官能評価で比較した研究では、鉄観音(TGY)は金観音(JGY)より苦味・甘味がいずれも有意に低いと評価された。同じ研究をLC-MSによる代謝物定量で見ると、TGYのカテキンおよびカテキンガレート含量は製茶工程の各段階でJGYより有意に少なく、平均でおよそ15分の1だった。著者らは、カテキン類は閾値が低いために茶の苦味を左右する主要な成分であると論じている。
この説明の根拠
この本文で確認した範囲: 茶水比・湯温・浸出時間が苦渋の複合属性を左右するという実験結果を使用
Sensory and chemical characteristics of Tieguanyin oolong tea after roasting
この本文で確認した範囲: 焙煎時間と苦味の安定性、EGCG・カフェインの寄与という記述を使用
この本文で確認した範囲: 鉄観音は金観音より苦味・甘味が有意に低い/鉄観音のカテキン含量は金観音の約15分の1
構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます
組成・含有(1)
範囲: 層: 食品。LC-MSによる代謝物定量。烏龍茶2品種(鉄観音・金観音)の製茶工程各段階を比較。
データを表示
ingredient-tieguanyin-infusion —has_composition→ compound-catechins感覚(2)
範囲: 層: 食品。鉄観音烏龍茶、資格認定された訓練パネル9名(男性5・女性4、25-48歳)による0-10点評価(苦味・渋味・甘い後味・花香・甘い香り・焙煎香)。
注記: 焙煎時間・温度を上げても苦味評点は安定していた一方、焙煎香関連の化合物や色(L*値)は明確に変化した。焙煎すれば苦味が増すという素朴な想定に反する。
データを表示
ingredient-tieguanyin-infusion —has_perceived_bitterness_unchanged_by→ "焙煎処理(105℃で1時間・3時間・5時間、および5時間区への追加焙煎として130℃1時間)"範囲: 層: 食品。電子舌(electronic tongue)分析と官能評価。烏龍茶2品種(鉄観音・金観音)の製茶工程の各段階を比較。
データを表示
ingredient-tieguanyin-infusion —has_sensory_attribute→ sensation-bitter加工・調理でどう変わる(1)
範囲: 鉄観音を用いた直交回帰設計と訓練パネル
注記: 評価項目はbitterness-astringencyという複合属性。苦味と渋味を個別に変えたとは言わない。
データを表示
ingredient-tieguanyin-infusion —has_bitter_astringency_affected_by→ "茶水比、湯温、浸出時間、抽出回数"