食材
テーブルオリーブ
table olives / Olea europaea
テーブルオリーブは、直接喫食用に加工したオリーブ果実。
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テーブルオリーブ(Olea europaea の果実を塩水や調味液に漬けて加工したもの)が、フランス・トゥーロンの朝市で木製の鉢に品種・仕立てごとに盛られて売られている。緑オリーブ、黒オリーブ、香草や唐辛子を加えたものなど数種が並ぶ、市場での一例。
写っているもの: Olea europaea(加工済みテーブルオリーブ)部位・状態: 調味液に漬け込み加工済みの状態。緑・黒・褐色など複数品種のテーブルオリーブが木製の鉢に盛られ、市場で量り売りされている
写真: David Monniaux/ CC BY-SA 3.0/ 原画像/ 台帳の原画像
写真の範囲と来歴
被写体の確認: 原典の記載による同定。原典ページは『トゥーロンの朝市で売られているオリーブ』と記載するのみで、品種・産地の学術的同定情報はない。この一皿・一台の盛り付けが地域全体のテーブルオリーブの標準形であるとは限らない。専門家による再同定は行っていない。
掲載画像: Wikimedia Commons の1920px版。苦味研究所では切り抜き・色調変更なし。 表示用には幅1200px上限のWebPを配信し、台帳の原画像は上のリンクから確認できます。
食材 / ingredient-table-olives
↑苦味を読む
テーブルオリーブは、そのまま食べられるように加工したオリーブの果実(核果)である。核果は熟すにつれて弱まるとはいえ、もとは強い苦味を特徴とし、その主な担い手はオレウロペインという苦味成分だと総説はまとめている。生の果実がそのまま食卓に上ることはほとんどなく、苦味を部分的または全体的に抜く処理と、それに続く発酵を経てはじめて、漬物としてのテーブルオリーブになる。
苦味を抜く道筋は、商業的な仕上げ方によって違う。スペイン式では、塩水での乳酸発酵に先立って、濃度1.5〜4.5%の水酸化ナトリウム溶液に浸けオレウロペインを化学的に加水分解する。ギリシャ式では、この浸け液を使わず果実をそのまま塩水発酵にかける。アルカパラス式では、半分に割った果実を1週間ほどかけて水を何度も替えながら浸し、拡散によってオレウロペインを抜いていく。同じ果実でも仕上げ方によって、抜き方も抜け方もまるで違う。
抜けたはずのオレウロペインが、製品によっては測定できるほど残ることもある。乾塩漬けにしたある製品ではオレウロペイン含量がもっとも高かったと報告されており、アルカリ処理で完全に除去されうるとされるスペイン式とは対照的である。天然グリーンオリーブの加工を追った研究でも、酵素と化学反応の両方によるオレウロペインの加水分解が進む過程が確認されているが、これらの数値は総説がまとめた個々の研究に由来し、加工条件ごとに違うという前提で読む必要がある。
この説明の根拠
Table Olives: An Overview on Effects of Processing on Nutritional and Sensory Quality
この本文で確認した範囲: 核果がもとは強い苦味をもつという記述を本文で確認/苦味の担い手がオレウロペインとされる点を本文で確認/スペイン式・ギリシャ式・アルカパラス式の脱苦味法を本文で確認/乾塩漬け製品でのオレウロペイン残存を本文で確認
Oleuropein hydrolysis in natural green olives: Importance of the endogenous enzymes
この本文で確認した範囲: 天然グリーンオリーブでの酵素的加水分解の追跡を本文で確認
構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます
組成・含有(2)
範囲: 引用した加工研究におけるナチュラルグリーンオリーブ
注記: 含量は酵素的・化学的加水分解を通じて変化する。
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ingredient-table-olives —contains_before_and_during_processing→ compound-oleuropein範囲: 層: 食品。同じガエータ産PDOオリーブの塩・発酵条件比較、化学分析によるオレウロペイン定量。
注記: 塩を強めても主要苦味化合物が化学的に除去されるわけではないという反例。
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ingredient-table-olives —does_not_significantly_influence→ compound-oleuropein感覚(3)
範囲: 層: 食品。イタリア産PDO「オリーブ・ディ・ガエータ」。ナポリ・フェデリコ2世大学の学生・研究者からなる10名パネルによる、非構造化0-10尺度の定量的記述分析。
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ingredient-table-olives —can_enhance→ sensation-bitter範囲: 層: 食品。スペイン式マンサニージャ種グリーンオリーブ。緑オリーブを常食する経験3〜10年の消費者パネル100名による評価。14処方の実験計画法。
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ingredient-table-olives —reduces→ sensation-bitter範囲: 層: 食品。同じ試験と同一研究・同一パネル。
注記: ナトリウム塩の代替がすべて苦味を弱めるとは限らない例。
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ingredient-table-olives —can_enhance→ sensation-bitter加工・調理でどう変わる(1)
範囲: テーブルオリーブの主要な加工方式群
注記: 脱苦味の程度と方法は様々。
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ingredient-table-olives —is_produced_through→ process-olive-debittering