生物
マテチャノキ
yerba mate tree / Ilex paraguariensis
マテチャノキは、南米原産のモチノキ科の樹木。葉と小枝を焙煎・乾燥・熟成させてマテ茶の茶葉を作る。
写真で見る

マテチャノキ(Ilex paraguariensis)の枝葉と花。ファイルページのキャプション「the source of Yerba Mate」に基づく。
写っているもの: Ilex paraguariensis部位・状態: 枝葉と花
写真: Dick Culbert (Gibsons, B.C., Canada)/ CC BY 2.0/ 原画像/ 台帳の原画像
写真の範囲と来歴
被写体の確認: 原典の記載による同定。
掲載画像: リサイズ・トリミング・色調変更なし。Wikimedia Commons のオリジナル画像をそのまま使用。 表示用には幅1200px上限のWebPを配信し、台帳の原画像は上のリンクから確認できます。
生物 / organism-ilex-paraguariensis
↑苦味を読む
マテチャノキ(Ilex paraguariensis)は南米原産のモチノキ科の樹木で、その葉と小枝を焙煎・乾燥・熟成させたものがマテ茶の茶葉となる。2007年の総説は、マテ茶を『an infusion made from the leaves of the tree Ilex paraguariensis』(Ilex paraguariensisという樹木の葉から作られる浸出飲料)と位置づけている。2024年の研究はこの調製工程をより詳しく記述しており、こうして仕上げた茶葉に湯(通常65〜95℃)を注ぎ、ストローで飲むのが最も一般的な淹れ方だとしている。
ただし市販マテ茶製品の中には、原料表示だけでは種を確定できない例も報告されている。2024年の研究が比較した製品群のうち1点は、ラベル上はIlex paraguariensis由来とされていたが、実際には近縁種のIlex guayusaであることが判明した。同論文はこの結果について、確認できたのは1製品のみで流通全体での混和率や誤表示率を示すものではないと限定しつつも、名称や製品表示だけでは原料植物の種を確定できない場合がある点を指摘している。
2025年の総説は、マテチャノキの系統のひとつである'Cambona-4'について、高収量・ストレス耐性に加え、苦味が抑えられた'まろやかな風味'を特徴とする系統として先行研究を引きながら紹介している。同じ総説は、茶葉の熟成についても地域による嗜好差があるとし、ブラジルではより若い茶葉が好まれる一方、アルゼンチンやウルグアイでは熟成させた茶葉の方が風味が高まり苦味が抑えられて好まれると先行研究を引いて述べている。熟成は生理活性成分の量自体を大きくは変えないが、香りを高め好ましくない揮発性成分を減らす化学変化を促す、とも記している。
同じ総説は、マテ茶飲料500ミリリットルあたりのカフェイン含量が抽出条件により約78〜196ミリグラムになるとまとめ、これが飲料の刺激作用・熱産生作用とともに特徴的な苦味の一因になっていると述べている。この量は、標準的な240ミリリットルのフィルターコーヒー1杯に含まれる約95〜200ミリグラムより一般に少ないという。
この説明の根拠
この本文で確認した範囲: マテ茶をIlex paraguariensisの葉からの浸出飲料と位置づける総説の記述を確認した
この本文で確認した範囲: 焙煎・乾燥・熟成の工程と65〜95℃の湯を注ぐ一般的な淹れ方を確認した/調査製品1点がIlex guayusaだった判明経緯と流通全体には及ばない限界を確認した
この本文で確認した範囲: 苦味の抑えられた系統Cambona-4の紹介/熟成による地域差のある苦味の好みの紹介/マテ茶飲料のカフェイン含量と苦味への言及
構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます
組成・含有(1)
範囲: 層: 文献(レビューの一般的まとめ)。抽出条件・産地・加工法による変動幅を含む。
データを表示
organism-ilex-paraguariensis —has_composition→ compound-caffeine感覚(1)
範囲: 層: 文献(レビューが Correa et al. 2017 を引用して記す系統の特徴づけ)。
注記: 孫引き(原典 Correa et al. 2017 は未読)。
データを表示
organism-ilex-paraguariensis —has_perceived_bitterness_affected_by→ "マテチャノキの系統'Cambona-4'は高収量・ストレス耐性に加え、苦味が抑えられた'smooth flavor'(まろやかな風味)を特徴とする系統としてレビューに記録されている。"加工・調理でどう変わる(2)
範囲: 南米の伝統的な調製法
データを表示
ingredient-yerba-mate-infusion —is_prepared_from→ organism-ilex-paraguariensis範囲: 層: 文献(レビューが Isolabella et al. 2010; Montiel 2012 を引用して記す一般的傾向)。
注記: 孫引き(原典未読)。地域(ブラジル対アルゼンチン・ウルグアイ)による嗜好の向きの違いを保持。
データを表示
organism-ilex-paraguariensis —has_perceived_bitterness_affected_by→ "マテ茶葉の熟成については地域による嗜好差があり、ブラジルではより若い茶葉が好まれる一方、アルゼンチン・ウルグアイでは熟成させた茶葉の方が風味が高まり苦味が抑えられて好まれるとレビューは記す。熟成は生理活性成分量自体を大きくは変えないが、香りを高め好ましくない揮発性成分を減らす化学変化を促すとレビューは記す。"