反復摂取の途中で順応から累積へ、または累積から順応へ転じる境界を食品ごとに描けるだろうか?
由来: 編集部が立てた問い
注記: 既存研究の異なる時間現象を次の実験へ渡す問い。
仮説は事実主張ではありません。面白さを探索の入口として保存し、これから資料・聞き書き・観察で確かめます。
加工・条件
repeated sipping
複数口の反復摂取は、複数口を連続して摂取し、各口の時間的感覚と受容性を追跡する評価・摂取過程。
模式図 — 写真ではなく、根拠をもとに苦味研究所が組んだ説明図

模式図(苦味研究所作成)· CC BY 4.0
複数口の反復摂取 — 口を重ねると、苦味が前に出てくる
4 種のビール(IBU 42・20・26・70)を 6 口続けて評価した時間的優勢法(n = 90)で苦味の優勢が口数とともに増え、風味の強いデュッベルとインペリアルスタウトでは受容性が下がったこと(7.44→6.65、7.51→6.41〜6.44、p < 0.05)、PROP 溶液・コーヒー・マテ茶・グレープフルーツジュースでも口数が最大苦味強度に影響したことを並べた図。優勢は強さの値ではない。
根拠: ev-repeated-sips-beer-bitterness · ev-repeated-sips-strong-beer-acceptance · ev-multiple-sip-bitter-cumulative
加工・条件 / process-repeated-sipping
↑苦味を読む
複数口の反復摂取(repeated sipping)は、複数口を連続して摂取し、各口の時間的感覚と受容性を追跡する評価・摂取過程である。4種のスペシャルティビール(ボヘミアンピルスナー、ヴィートビア、ベルジャンストロングエールデュベル、ロシアンインペリアルスタウト)を消費者が6口連続で評価したmultiple-sip TDS(temporal dominance of sensations)試験(パネル90名)では、6口を通じて苦味属性の優勢さが増え、果実・花・トフィー・コーヒー属性の優勢さは低下したと報告されている。ここでの「優勢」は強度そのものではなく、その時点で最も注意を引く属性が選ばれた比率である点に注意が必要である。
同じ6口反復の受容性試験では、風味の強いデュベルとインペリアルスタウトで口数を追うごとに受容性が低下し、特に最後の一口で最も低下した(デュベル7.44から6.65、インペリアルスタウト7.51から6.41〜6.44、いずれもp<0.05)。一方、ボヘミアンピルスナーとヴィートビアでは受容性が維持されており、反復摂取が一律に受容性を下げるわけではない。
苦味そのものの累積効果については、標準体重群と過体重群を対象にしたmultiple-sip time-intensity研究がある。プロピルチオウラシル(PROP)溶液・コーヒー・マテ茶浸出液・グレープフルーツジュースいずれにおいても口数が最大苦味強度に有意な影響を与え、苦味が強い試料ほど累積効果が大きかったと抄録は報告している。パネル人数や食品別の効果量の具体的な数値はこの資料からは確認できない。
この本文で確認した範囲: パネル90名の6口TDS試験で苦味優勢が増えたという結果の根拠に使用/強風味ビール2種の受容性低下の数値という記述の根拠に使用
この本文で確認した範囲: 4試料で口数が最大苦味強度に影響したという記述の根拠に使用
反復摂取の途中で順応から累積へ、または累積から順応へ転じる境界を食品ごとに描けるだろうか?
由来: 編集部が立てた問い
注記: 既存研究の異なる時間現象を次の実験へ渡す問い。
仮説は事実主張ではありません。面白さを探索の入口として保存し、これから資料・聞き書き・観察で確かめます。
構造化された主張 — 節を開くと、主張ごとの確度・根拠・限界が読めます
範囲: 消費者が各ビールを6口連続評価したmultiple-sip TDS
注記: 強度そのものではなく、その時点で最も注意を引く属性の比率。
process-repeated-sipping —can_increase→ "4種のスペシャルティビールにおける苦味属性の時間的優勢"範囲: 同じ6口のTDS併用受容性試験
注記: Bohemian PilsnerとWitbierでは受容性が維持されたため、反復の一律効果ではない。
process-repeated-sipping —reduces_taste_preference_for→ "Belgian Strong Ale DubbelとRussian Imperial Stoutの後半の一口"範囲: 標準BMI群と過体重群のmultiple-sip time-intensity
注記: 各口の効果が有意で、苦味が強い試料ほど累積効果が大きかったと抄録は報告する。
process-repeated-sipping —can_increase→ "PROP溶液、コーヒー、マテ茶浸出液、グレープフルーツジュースの最大苦味強度"