範囲: 夏ミカン一次果汁の実測(日本柑橘工業KK八幡浜工場、3月中旬製造分)
注記: 1962年の分析。搾汁段階(1番/2番)で含量が倍以上異なる点に注意。
夏ミカンの1次果汁(グルコース2.6%、ショ糖2.6%、クエン酸2.9%、pH2.9)でナリンギン75.2mg%、2番果汁(糖5.1%、pH2.9)で156mg%と実測。
限界: 産地・品種の系統情報は本文に明記されていない(『夏ミカン』としてのみ記載)。
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ingredient-natsumikan —contains→ compound-naringinclaim: clm-w40b-natsumikan-naringin-content / type: composition / 更新: 2026-09-02
範囲: 熊本県産業技術センター2005~2007年度研究、8品種比較
川野夏ダイダイ・大橘・河内晩柑・晩白柚は果汁・果皮にナリンギン・リモニンを多く含む『苦味系』とされ、温州ミカン・ポンカン・不知火・スイートスプリングは非苦味系(ナリルチン・ヘスペリジン中心)に分類された。加熱処理による苦味成分の含量変化はないが、加熱臭は温州ミカンで最強、川野夏ダイダイで最弱だった。
限界: 公開情報は要約レベルで、具体的な定量値(mg%等)や分析手法の詳細は原報を確認できていない。加熱臭の評価が定量的官能評価か記述的評価かも今回の調査では確認できていない。
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ingredient-amanatsu —contains→ compound-naringinclaim: clm-w40b-amanatsu-naringin / type: composition / 更新: 2026-09-02
範囲: 和歌山県産品紹介ページの記述。
注記: 県資料は『八朔に特徴的な苦味は、ナリンギンというポリフェノールの一種の成分によるもの』とし、ナリンギンはじょうのう(中袋)に多く含まれるとする。健康効果(抗酸化・肥満予防・高血圧予防)に関する記述部分はこの研究所の収載対象外として除外した。行政の産品紹介記事であり実測データの提示はなく、研究プロトコルの薬用植物評価書等に準じてcontextualとする。
「八朔に特徴的な苦味は、『ナリンギン』というポリフェノールの一種の成分によるもの」「『ナリンギン』はじょうのう(中袋)に多く含まれ」と記述。
限界: 実測データの提示はなく、行政の産品紹介記事としての記述にとどまる。健康効果部分は収載対象外として除外。
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ingredient-hassaku —has_bitterness_attributed_to→ compound-naringinclaim: clm-hassaku-bitterness-naringin / type: composition / 更新: 2026-09-02
範囲: 夏みかん(湯河原産)1試料の部位別分析。四つ割りにして果皮と果実に分け、果皮は外側約1/3を外果皮、残り約2/3を内白部とした。薄層クロマトグラフィーで分けて蛍光で定量
注記: 苦味の官能評価ではなく、苦味物質とされるナリンギンの量の分布である(本文は、ナリンギンを苦味物質の一つとして、マーマレード作りで除くことを重要と述べる)。部位別の値は各1点で、果実の個数と反復は本文に記載がない。同じ夏みかんの別の研究(別所ほか1964)は比色法でアルベド・じょうのうを約1300 mg%、外皮(フラベド)を約360 mg%とし、順序は同じだが数値は異なる。
第2表は夏みかんの各部位のナリンギン量を、外果皮436、内白部1105、ひょうのう833、果汁52、残渣264(いずれもmg%)と示す。内白部とひょうのうが多く、果汁が最も少ない。
限界: 反復と個体数の記載がない。1971年の方法で、現在の高速液体クロマトグラフィーによる値とは直接比べられない。
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ingredient-natsumikan —contains→ compound-naringinclaim: clm-hnprep-natsumikan-naringin-parts-morohoshi-1971 / type: composition / 更新: 2026-10-13
範囲: 愛媛県青果連の新品種開発センターで収穫・貯蔵したハッサクと川野ナツダイダイの果実(1981年10月〜1982年6月)。10個の果実を果皮(フラベド・アルベド)・じょうのう膜・果芯・種子・果肉に分けて分析
本文は、部位別にみるとナリンギン含量はじょうのう膜・果芯およびアルベドで300〜1200 mg/100 gときわめて多く、フラベドおよび果肉では100 mg/100 g以下と少なかったとし、いずれの部位でも果実の成熟に伴い減少したとする。表2(HPLC)のハッサクは、果肉24・種子26・じょうのう膜1152・果皮720・果汁12 mg/100 gである。
限界: ハッサク単独の部位別の数値は表2に1組あり(採取日の記載なし)、時期別の値は図のみ。本文の300〜1200 mg/100 gは川野ナツダイダイとの合わせた記述。苦味の官能評価なし。
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ingredient-hassaku —contains→ compound-naringinclaim: clm-hnprep-hassaku-naringin-parts-fukutani-1983 / type: composition / 更新: 2026-10-13
範囲: リーマー型試験搾汁機で搾ったハッサク・ナツミカン・川野ナツダイダイの果汁。高速液体クロマトグラフィーで定量。採取は12月28日から5月8日
Table 3のHassakuはDec.28で17.5、Feb.5で17.0、Mar.9で12.3、Apr.19で9.6、May8で8.4 mg/100 g。本文は、5月のナリンギン含量は12月に比べて37〜52%の減少がみられ、品種別には多い順にナツミカン、川野ナツダイダイ、ハッサクであったとする。
限界: 果汁のみ。官能評価なし。
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ingredient-hassaku —contains→ compound-naringinclaim: clm-hnprep-hassaku-juice-naringin-season-fukutani-1983 / type: composition / 更新: 2026-10-13
範囲: リーマー型試験搾汁機で搾ったナツミカン果汁。高速液体クロマトグラフィーで定量。採取は12月28日から5月8日。表では品種名がNatsudaidaiと書かれ、本文はナツミカンと呼ぶ
Table 3のNatsudaidaiはDec.28で38.2、Feb.5で34.0、Mar.9で30.0、Apr.19で30.1、May8で24.0 mg/100 g。本文は、ナリンギン含量は多い順にナツミカン、川野ナツダイダイ、ハッサクであったとする。
限界: 果汁のみ。官能評価なし。
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ingredient-natsumikan —contains→ compound-naringinclaim: clm-hnprep-natsumikan-juice-naringin-season-fukutani-1983 / type: composition / 更新: 2026-10-13
範囲: 愛媛県松山市の農園の夏みかん1本の木から2〜3月に採った果実。各部位を細切して5倍量の水で磨砕し、沸騰浴中で30分加熱したろ液を、中林の改変Davis法(420 nmの比色)で定量
注記: 苦味の官能評価ではなく、苦味物質とされるナリンギンの量の分布である(本文は夏みかんの苦味がおもにナリンギンによるとして述べる)。果実ごとの差が大きく、果汁中は1.5〜1.8倍の幅があった。4月6日の採取ではアルベドが869 mg%、じょうのうが978 mg%と低く、アルベド・じょうのうから外側で急に減った(5個の平均で、著者は試料数を増やさないと確実ではないとする)。比色法は他のフラボノイド等も拾うため、HPLCより高く出ると福谷・宮本(1983)が指摘する。
第1表の5個体の平均は、フラベド364、アルベド1323、じょうのう1311、果肉88、果汁29(mg%)。本文は、アルベド・じょうのうの濃度が他の部分と比較してきわめて高く、両者とも1,300 mg%前後で、ついでフラベド、果肉、果汁の順に低くなるとし、要約はアルベド・じょうのうで1,300 mg%程度、ついでフラベドで400 mg%程度、果肉部が最も少なく100 mg%程度とする。
限界: 1本の木の果実。比色法は選択性が低い。官能評価なし。
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ingredient-natsumikan —contains→ compound-naringinclaim: clm-hnprep-natsumikan-naringin-parts-bessho-1964 / type: composition / 更新: 2026-10-13
範囲: 愛媛県松山市の農園の夏みかん1本の木の果実。じょうのうをむいた果肉の砂じょうを、柄・中央部・先端部に分け、改変Davis法で定量。果汁は注射針で抜き取った
注記: 苦味の官能評価ではなく、ナリンギンの量の分布である。著者は、苦味を除くには果汁部へ移さずに柄と膜からナリンギンを除く方法をとれば、ほとんど完全に苦味を除けると考えられ、むいた果肉からは腹の側より背の側から除く方が効果的だろうと推察している(推察であり、実験で確かめたものではない)。濃度の数値は比色法による。
本文は、新鮮物換算のナリンギン濃度は柄の部分が圧倒的に高く、ついで中央部、先端部の順に低下し、柄の部分は重量割合では全体の2%程度にすぎないがナリンギン含有量は約40%を占めるとする。注射針で抜いた果汁は5〜10 mg%で、砂じょう全ナリンギン濃度はこの果汁の10〜14倍とするが、表11の6試料の比は6.2・9.6・10.3・13.7・9.7・13.8(平均10.0)。要約は、1果粒のうちでは両端より中央部、腹部より背部の含量が高く(前者は要約が1.2〜1.3倍とするが、本文は1.2〜1.4倍、表7の比は1.21・1.40・1.18・1.41。後者は1.8〜2.4倍)、砂じょう部では柄の部分の濃度が圧倒的に高く他の部分の30倍程度であるとする。
限界: 比色法。苦味の官能評価なし。柄が占める割合は本文の記述で、表の数値は画像で読んでいない。
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ingredient-natsumikan —contains→ compound-naringinclaim: clm-hnprep-natsumikan-juice-sac-stalk-naringin-bessho-1964 / type: composition / 更新: 2026-10-13
範囲: 川野系ナツダイダイの果肉(砂じょう)・じょうのう・果皮のナリンギンを、完全磨砕後に水で抽出した分と、磨砕後加熱して全量を出した分で比べた
注記: 夏みかんのナリンギンの40〜70%が不溶型・結合型で、加熱で可溶化するという従来の説明(中林の説。津坂1965が引用)とは異なる結果である。別所ほか・真部ほか(1964、夏みかん)も、磨砕だけで加熱後の90%以上が溶け出し、不溶型・結合型は一部とした。
日本語の摘要は「果汁及びじょうのう」と書くが、本文(p.547)と表1、英文摘要(pulp segment)は果肉(砂じょう)とじょうのうで不溶型ナリンギンは全く認められなかったとし、すべてが可溶型ナリンギンであった。果皮の場合には4.0%の不溶型ナリンギンが存在したが、これが真の不溶型なのか、なお果皮の磨砕が不充分であったためなのか判然としなかったとし、いずれにせよ果実中の大半のナリンギンは水溶性と思われるとする。
限界: 果皮の4.0%の扱いが不確か。本文の表の数値は読み取っていない。 日本語の摘要の「果汁」は本文・表・英文摘要の「果肉」と食い違う。本主張は本文・表に従う。
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ingredient-amanatsu —has_composition→ compound-naringinclaim: clm-hnprep-amanatsu-naringin-mostly-soluble-maotani-1979 / type: composition / 更新: 2026-10-13
範囲: 夏みかんのシロップ漬け缶詰の製造試験(野村ほか1963)の緒言。割合の根拠となる測定値は本文に示されない
注記: 「80%・20%」は著者の概算で、その出典や測定は本文に書かれていない。苦味の官能評価による割合ではない。1963年の見積りである。
文脈: 緒言は、夏みかんにはフラボノイド系とリモノイド系との2種の苦味が含まれ、苦味のうちフラボノイドとリモノイドの占める割合は大体前者が80%、後者が20%といったところで、前者のほうが後者よりも大きい障害を与えているようであるとし、前者を水解する酵素ナリンギナーゼが日本でも製造されるようになったとする。
限界: 根拠となる数値の提示がない。
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ingredient-natsumikan —has_bitterness_attributed_to→ compound-naringinclaim: clm-hnprep-natsumikan-bitterness-share-nomura-1963 / type: composition / 更新: 2026-10-13
範囲: 広島産のナツミカンの果肉(砂じょう)。果肉の外側部・中心部・中間部と、砂じょうの果汁貯蔵部・柄部に分け、水に短時間浸して溶け出すナリンギンと全ナリンギンを改変Davis法で測った
注記: ナリンギンの量の分布で、苦味の官能評価ではない。生果では全ナリンギンのうち、果汁貯蔵部で約1/3、柄部で約1/4が短時間の水浸しで溶け出し、凍結後は果汁貯蔵部で約2/3、柄部で約1/3が溶け出した。夏みかんの砂じょうの柄に高濃度のナリンギンがあるという点は、別所ほか(1964、柄で約1.4%)と一致する。数値は表7〜9と本文で確認した。じょうのう皮の溶出量(290と219 mg/100 g)は表7と表9で別の試験の値で、じょうのう皮と果肉を水に短時間浸したときに溶け出す量であり、含有量ではない。
表7は凍結前の溶出量が果肉の内側7.8・中間18.0・外側45.0、じょうのう皮290 mg/100 gとし、表9は果肉13.5、じょうのう皮219 mg/100 gとする。本文は、第8表は砂じょうを果汁貯蔵部と柄部に分けて測定した結果で、全ナリンギン含量は前者で29 mg/100 gに対し後者の柄部では419 mg/100 gにおよび、溶出量もこれに対応して柄部で非常に多いとし、果肉の部位の相違による溶出量の差は非常に大きく、生果では外側部からの溶出量は中心部の6倍程度にも達し、じょうのうからの溶出量は果肉に比べて非常に大きいとする。
限界: 比色法。溶出量は短時間の水浸しという特定の条件の値。苦味の官能評価は別の主張。
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ingredient-natsumikan —contains→ compound-naringinclaim: clm-hnprep-natsumikan-juice-sac-stalk-naringin-iwata-1976 / type: composition / 更新: 2026-10-13